ストキャステックスによるダイバージェンスとトレンドの転換について
- 2014/07/31
- FXの環境認識, FXチャート分析の基礎
- ストキャステックスによるダイバージェンス, ダイバージェンス, トレンドの転換, 底値圏, 逆行現象, 高値圏
ダイバージェンスとは、値動きに応じてオシレーター系のRSIやストキャステックスあるいは、MACDの値も上昇または下降していくものですが、時々値動きとは逆行する現象が発生することがあります。
これをダイバージェンス(逆行現象)と呼んでいます。まさに、異常な状態ということになります。
これは、上昇トレンドの高値圏や下降トレンドの底値圏でよく現れるバターンとなることがあります。
チャートの中で、オシレーター系の指標であるRSIによるダイバージェンスについて説明します。
①底値でのダイバージェンス
ローソク足の下値は下げていますが、RSIの下値は逆に上昇しています。
(図:下降中のダイバージェンス)
②高値圏でのダイバージェンス
ローソク足の上値は上げていますが、RSIの上値は逆に下降しています。
(図:上昇中のダイバージェンス)
③底値圏・高値圏でのダイバージェンス
以下の図は、上図の①②の全体を示した図ですが、下降中の底値圏、上昇中の高値圏でダイバージェンス(逆行現象)になっていることがわかります。
(図:RSIによるダイバージェンス)
このように、特異的な現象が発生している場合は、ポジションを決済した方が良いでしょう。
チャートの期間が長ければ長いほど、ダイバージェンスの信憑性が増します。