バルサラの破産確率

トレードを続けていくと、いつの間にか資産が減ってきて、あげくの果ては資産が底をついてしまった。

勝率はそこそこなのに、資産が増えるどころか減ってしまっている。

そんな経験はないでしょうか。

よく短期売買の人や、ポジポジ病の人が陥りやすい傾向にあるようです。

ポジションを取ってから1pips、2pips程度ですぐに利食いしてしまう人やポジションを取らないといられない人などです。

コツコツ、ドカーン」と勝率は高いがドカーンで損失が大きく、利益率が非常に低くなってしまう場合があります。

それは、
資金管理ができていない証拠です。

バルサラの破産確率とは、ナウザー・バルサラという数学者が考案したもので破産確率論です。

(図:バルサラの破産確率表)

バルサラの破産確率表
勝率=勝ちトレード数÷総トレード数×100
損益率(ペイオフレシオ)=平均利益÷平均損失

上記の図は、横軸に勝率と縦軸に損益率(ペイオフレシオ)を表した図になります。

図の赤の範囲が破産確率100%のところです。勝率が50%以上で破産確率がようやくなくってきていますが、利益率が高くないと破産することになります。

①勝率が高い場合
勝率が高いと損益率が低くて良いが、80%以上の勝率を維持するのは非常に困難であると考えます。

②損益率が高い場合
損益率が高い場合、勝率50%でも破産確率は低くなり、利益となりますが、損益率2.0以上を取るのは非常に困難であると考えます。

私が提案するのは、勝率60%、損益率1.8以上のところになります。

以前私がご紹介した、エグジット(利益、損失)では、売買したポジョションからストップの差の1.5以上の利益を取ることをお勧めしていますが、実際勝率60%では1.8以上が望ましいと思われます。

勝率70%以上では、損益率が1.2以上なので無理なく利益を確保することができます。

 

【売買】MACDによる売買ポイント(2)

ここでは、MACDの売買ポイントについて説明します。

MACDは、戻り売り、0ポイントで売買する方法があります。

(図:ドル/円1時間足チャート)

macd_down_USDJPYH1

上図では、大きく下げた後に200日移動平均線まで戻ってきて、再度下げてくるパターンになります。

MACDでは、200日移動平均線ま近づいていますが、ダイバージェンスが発生しています。

またMACDも、プラスから0ポイントに近づいています。

MACDがプラスから0ポイントで売りを仕掛けることができます。

ここで重要なのは、200日移動平均線まで近づき、MACDはダイバージェンスが発生していることが重要となります。

これは環境認識では、重要な要素となります。