【売買】戻り売りブレイクは最高の売買ポイント

下降トレンド中の、「戻り売り」について解説します。

大きな時間軸で上昇トレンド中である場合は、日足で下降トレンドでも大きく戻される場合もあるので、注意が必要です。

①日足でトレンドの方向性をみる
日足でトレンドの方向性をみます。戻りが入ったときに、売り検討に入ります。

(図:ドル/円・日足チャート)
modori_USDJPYDaily

下降トレンドラインで、3回から4回頭を抑えられて下降しているのが分かります。

②4時間足で戻り売り
下降中に戻りが入り、日足で引いた下降トレンドラインに近づいてきます。

(図:ドル/円・4時間足チャート)
modori_USDJPYH4

戻りの場合、下値が切り上がってきたら、ラインを引きます。

下降トレンドラインで反発し、先ほどのラインを引いた線を下回ったときに、売りポジションを取ります。

ストップは、直近の高値+スプレッド+αに置きます。

ブレイクして大きく下げた場合などは、大きく戻しがあるので、要注意となります。

特にストップは、十分にとっておくことをお勧めします。

この手法は、日足、4時間足を例にしていますが、1時間足以下でも使える手法なので、試してみてはいかがでしょう。

【売買】複数のシナリオを考える

売買に必要な要素として、現在みているチャートの時間軸だけをみて、買いや売りのシナリオを考えることは禁物です。

予想を立てて、複数のシナリオを立てることは必須であると考えます。

以下は、ユーロ/豪ドル週足チャートになります。
(図:ユーロ/豪ドル週足チャート)

scenario_EURAUDWeekly
上図のチャートをみると、上昇トレンド中で大きく下落している場面となります。

直近安値を下回っていないことや、200日移動平均線はまだ上を向いていることを考えると、一応ある程度反発して上昇に転じることも考えられます。

また反発した後、下げてくることも予想されます。

1.4000のサポートラインを下回れば、本格的な下降トレンドとなることが予想されます。

以下は、ユーロ/豪ドルの日足チャートです。

(図:ユーロ/豪ドルの日足チャート)

scenario_EURAUDDaily

ユーロ/豪ドルの日足チャートをみると、200日移動平均線が下向きになっているので、下降トレンドとなっています。

ここで、月足チャートでは上昇トレンドで日足チャートでは下降トレンドとなっているので、いつ反発し上昇に転じるか分からない状況です。

ここで、日足または月足でRSIのダイバージェンスが発生するれば、十分に反発する可能性もあり、そのまま保ち合い相場となる可能性もあります。

1分足や5分足のような小さな時間軸であっても、大きな時間軸をみて、今買い有利なのか売り有利な時間帯であるのか、判断しなければなりません。

このように、複数のシナリオを描いてトレードに望むと、その後の対処も楽に進めることができます。