【2017.08.13】先週08/07~08/11のFX値動き

先週は末から日本も盆休みとなり、期間投資家が一気に現象し、夏彼ムードとなっています。
トランプ米大統領と北朝鮮の動向に関して、一連の発言が話題となっています。




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さて先週一週間の動きをみていきましょう。

【2017.08.07】FX市場

ドル/円111円届かず!ドル売りで上値が抑える

ニューヨーク市場午後5時時点より小高い110円後半。

7月の米雇用統計は、全般に良好と金融市場に解釈されたが、ドルは111円に定着できず、この日も上値を追う動きは見られなかった。

きょうの東京市場では、米雇用統計の内容を過大評価したことに対する反省のドル売りも出たとされ、ドルの上値を抑えた。

もっとも、クロス円の円ショートも積み上がっており、ユーロ/円が130円を下回ようなら巻き戻しが出やすくなるとの見方も聞かれる。

「米株価が崩れたり、ユーロが129円半ばを割り込めば、ドル/円は110円方向への下押しもあり得る」

【2017.08.08】FX市場

ドル/円は上値重い!夏休み前にドル売り目立つ

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてややドル安/円高の110円半ば。

手掛かり材料に乏しい中、朝方からじりじり値を下げた。
国内輸出企業のポジション調整などが指摘された。市場は、週後半の米消費者物価指数(CPI)などに関心が向かっている。

ドルが小動き。
今週後半の米国の物価統計発表待ちのムードが広がった。

主要6通貨に対するドル指数は0.1%安の93.449。前週末は、堅調だった7月米雇用統計を手掛かりに0.76%上昇していた。

セントルイス地区連銀のブラード総裁は、米労働市場の改善が継続したとしても物価が大きく上昇する公算は小さいため、連邦準備理事会(FRB)は当面は金利を現行水準に据え置くことができるとの考えを示した。ただ、ドルの反応は乏しかった。

この日発表された6月のドイツ鉱工業生産が予想外のマイナスとなったことはユーロ安につながらず、終盤のユーロ/ドルは0.19%高の1.179ドルとなった。

ポンドは対ユーロで10カ月ぶりの安値まで下落。イングランド銀行(英中央銀行、BOE)が過去最低金利を継続する一方、欧州中央銀行(ECB)の政策は引き締め方向に進むと投資家が予想した。

ドル/円は上値重い、輸出勢の夏休み前のポジション調整売りか
ドルは110.55円付近で上値が重い。きょうの安値圏。

市場の一部では、輸出企業のドル売り/円買いが入っているとの見方が出ていた。

製造業を中心とした大手輸出企業では、第1・四半期の決算発表を終えるとすぐに夏休みに入るところが多い。

「夏休みを前にポジションを落としておこうという動きが出ているのではないか」(国内金融機関)との声が出ていた。

【2017.08.09】FX市場

ドル売り!トンランプ米大統領の北朝鮮を巡る発言で

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の109円後半。

早朝に伝わった一連の北朝鮮関連の報道を受け、リスク回避のセンチメントが広がり、クロス円での円ショートの巻き戻しが活発化。

ドル/円は一 時109円後半に下押しした。

序盤は軟調に始まったドルが、過去最高となった6月の米求人件数を受けて堅調に転じ、主要6通貨に対してここ1週間余りで最高の水準に上昇した。

主要6通貨に対するドル指数は一時、93.876に上昇し、終盤は0.21%高の93.632。ユーロ/ドルは0.39%安の1.1747ドルで推移している。

だがドルは、トランプ米大統領の北朝鮮を巡る発言を受けて円に対しては下落した。

ドル/円は0.35%安の110.34円となった。大統領は、北朝鮮が米国をこれ以上脅かせば「炎と猛威」に直面することになると警告した。

ポンドはユーロに対して10カ月ぶりの安値に下落。7月の英消費支出が3カ月連続で減少したことを受け、英国経済の先行きを巡って弱気な見方が広がった。

【2017.08.10】FX市場

109円後半に下押し!北朝鮮間の緊張が高まる

ニューヨーク市場午後5時時点より小安い110円付近。北朝鮮を巡る地政学リスクへの警戒感がくすぶって上値は重かった。

ただ、あす発表の米消費者物価指数(CPI)を待つムードもあり、明確な方向感は出なかった。

米国・北朝鮮間の緊張が高まったことからスイスフランや円など比較的安全とされる通貨が上昇した。

終盤のドル/円は0.26%安の110.01円。ドル指数は0.12%安の93.53。

アジア通貨は全般に軟調で、韓国ウォンは約8週間ぶりの大幅下落。カナダドルも原油高や堅調な住宅統計などの強気材料があったにもかかわらず、対米ドルで下落した。

ポンドは小動き。主要統計の発表を来週に控えて様子見ムードが強かった。

ドル/円は109.97円付近で小動き
米利上げの先行きを見る上で、11日に発表される米消費者物価指数(CPI)が「相場の重要な分かれ目」になると、野村証券のチーフ為替ストラテジスト、池田雄之輔氏は指摘する。

CPIが市場予想通りだったり上振れれば、インフレ伸び悩みの底打ちが意識される。北朝鮮を巡る地政学リスクがさらに高まっていないようなら、ドルは1円程度上昇し、111円台に持ち直す可能性があるという。

16日には米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表を控えている。「インフレの伸び鈍化は一時的」とのFOMCメンバーのコメントが期待されており、これに先立つCPIが強ければ、データの裏付けとあいまって、ドル上昇に弾みがつくと見られている。

<米・経済指標>
○米・新規失業保険申請件数(前週分)
24.0万件 → 24.4万件↑
○米・生産者物価指数(コア)(前月比/前年比)
0.1%/1.9% → -0.1%/1.8%↓
○米・生産者物価指数(前月比/前年比)
0.1%/2.0% → -0.1%/1.9%↓

【2017.08.11】FX市場

前日が「山の日」のため休刊

トランプ米大統領は11日(日本時間12日)、北朝鮮が米領グアム周辺に弾道ミサイルを撃ち込む実験を検討していることに関連し、中国の習近平(シージンピン)国家主席と電話会談した。

中国中央テレビによると、習氏は北朝鮮情勢に関し、「関係各国が冷静さを保ち、緊張を高める言動を慎むべきだ」と述べ自制を要請、対話による解決を求めた。

米CNNテレビによると、トランプ氏は、米通商法301条に基づき、米国に対して中国が不公正な貿易を行っていないかどうか調査を指示する考えを習氏に伝えた。

<米・経済指標>
○米・消費者物価指数(前月比/前年比)
0.0%/1.6% → 0.1%/1.7%↑




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【来週の主な経済指標発表】

先週日本では、盆休み前となり、機関投資家が減少する中で、夏枯れムードとなっています。もともと低いボラティリティがさらに低下しています。

そこへトランプ米大統領の北朝鮮の問題を巡り、北朝鮮が米国をこれ以上脅かせば「炎と猛威」に直面することになると警告と過激な発言をしています。

それに対して北朝鮮は、「グアムへ火星12(中距離弾道ミサイル)で包囲射撃を慎重に検討」と反論しています。

トランプ米大統領は、中国の習主席に、北朝鮮の対応に関して、米通商法301条に基づき、米国に対して中国が不公正な貿易を行っていないかどうか調査を指示する考えを習氏に伝えています。

北朝鮮が一つでも、諸外国にミサイルを落とせば、一気に報復処置を行うことになるでしょう。

休暇前に、緊迫した情勢が続き、為替は予期せぬ事態に遭遇していると言えます。

さて、日足チャートをみると、

ドル売りが続いています。
そこへ、北朝鮮を巡る問題が浮上し、さらに下値を下げています。

下降ラインも下回り、さらに下値を試す展開です。

ここで、この下降ラインを下回っていますが、これを「ダマシ」とみるかとなります。

ここで反発し、上昇していけば、このライン下での攻防は「ダマシ」となりますが、このラインをレジスタンスとして機能していけば、さらに下げていく可能性もあるということになります。

しかし、下を目指すとしても、105円までとなってしまうため、値幅がありすぎるように思えます。

まだ下値を試している段階と言えるので、売るにしても迷うとこでもあり、下落期間が長いことから、買うこともできない状況です。

売っていくときは「戻り売り」、買うときは、「サポートライン」を見極めて売買していきましょう。

【来週の主な経済指標発表】

・08/15
17:30 英・消費者物価指数(前月比/前年比)
21:30 米・小売売上高(前月比)/米・小売売上高(除自動車)(前月比)
21:30 米・NY連銀製造業景気指数
21:30 米・輸入物価指数(前月比/前年比)
・08/16
21:30 米・建設許可件数
21:30 米・住宅着工件数
・08/17
03:00 米FOMC議事録公表
・08/17
21:30 米・フィラデルフィア連銀景況指数
21:30 米・新規失業保険申請件数(前週分)
22:15 米・設備稼働率
22:15 米・鉱工業生産(前月比)
23:00 米・景気先行指数(前月比)
・08/18
23:00 米・ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)

【ドル円の平均ボラティリティ(日足)】

08/07~08/11

・・・67pips




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