【実践】トレーリングストップ

トレーリングストップ(Trailing Stop)とは、買いまたは売り注文をしたときに、逆指値(ストップロス)注文も同時に行い、利益がのってきたときにストップロスを、買いの場合引き上げ、売りの場合は引き下げていく手法となります。

これは、自分の資産を守る上で重要なことなので、必ずストップ注文も行ってください。

①買い注文のトレーリングストップ

買い注文と同時に逆指値(ストップロス)注文も同時行います。

トレーリングストップの設定は十分に利益がのってきて、押し目買いのときにストップロスを引き上げておきましよう。

たとえ、急に下落してもストップロスを設定したところまでは、利益は確定されます。

(図:買いトレーリングストップ)

TrallingStop_Buy

②売り注文のトレーリングストップ
売り注文と同時に逆指値(ストップロス)注文も同時行います。

トレーリングストップの設定は十分に利益がのってきて、戻り売りのときにストップロスを引き下げておきましよう。

たとえ、急に上昇してもストップロスを設定したところまでは、利益は確定されます。

(図:戻り売りトレーリングストップ)

TrallingStop_Sell

利益の確保を狙うのが目的でありますが、あまりシビアにストップを引き上げたり、引き下げたりすると、すぐにストップロスに引っかかってしまいますので、注意が必要です。

 

 

 

 

エリオット波動

エリオット波動論は、ラルフ・ネルソン・エリオット(1871年~1948年)が提唱したもので、彼が見出したパターンとは言え、相場にしか現れない特殊なパターンではなく、人間界のみならず、自然界に存在するさまざまな現象と、同一な性質を持つとしています。

この理論は、1つの相場には「上昇5波」と「下降3波」が存在するとしています。

(図:エリオット波動)
※参考:ウィキペディア

640px-Elliott_wave.svg

長期の大きな波と中期の波、短期の波に分けることができます。

1.上昇局面
上昇3波とその間に2波の調整(下落)があるとしています。

①上昇第1波

②調整

③上昇第2波

④調整

⑤上昇第3波

 

2.下落局面
下落では2波と1波の戻しがあるとしています。

①下落第1波

②戻し

③下落第2波
私も検証してみましたが、必ず「5波の上昇」と「3波の下落」があるわけではありません。

日足が2波の上昇と1波の下落であった場合、それより小さい時間軸でみた場合、大体合っていることもあります。

下落の場合、大きな時間軸では3波ですが、小さい時間軸では、5波を形成していることもあります。

そこには、騙しもあるので一概には波動論に合う形式ではありませんが、上昇、下落の寿命を知るためには、一番有効であると考えています。