【実践】テクニカル分析(1)

今回は、チャート分析における相場環境について、説明しています。

まず長期の期間である、ドル円月足チャートを例に相場環境について解説していきます。

(図:ドル円月足チャート)

tec01_USDJPYMonthly

現在の状況は、200移動平均線をを行ったり来たりの保ち合い相場となっています。
チャートの水平線(青)は過去にサポート(支持線)されてきたラインまで戻してきていることが分かります。

また下降トレンドライン(赤)がレジスタンス(抵抗線)と機能して、三角保ち合いを形成しています。

この三角保ち合いを上にブレイクしていけば、ドル高の傾向になっていくと予想されます。

逆に下降トレンドラインがレジスタンスとして機能し、水平線のサポートラインを下回れば、急速にドル安が進行する境目にきています。

このように長期のチャート分析を行った後に、中期、短期のチャートをみて売買計画を立てるようになります。

また大切なのは、過去に同じようなチャートパターンがないかを探してみるのも良いと思います。

 

保ち合いでのサポートとレジスタンス

チャートに現れるパターンとして保ち合いからサポート(支持線)とレジスタンス(抵抗線)があります。
サポートとは、あるレベルまで下げて/上げてきたときに、反発し上昇もしくは下落する傾向のあることです。
逆に、レジスタンスは、あるレベルを超えられない状況を示します。ある一定のレベルを超えると、大きく上昇または下落するとされています。

1.サポートライン(保ち合い)

特徴としては、保ち合いでのある一定レベルまで達したら、反発する傾向にあります。下のチャートでは、買い圧力が多い分下にブレイクしたら大きく下落をすることを示唆します。一度下にブレイクすると、今度はレジスタンス(抵抗線)として機能することがあります。

 

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2.レジスタンス(保ち合い)

特徴としては、保ち合いでのある一定レベルまで達したら、反発する傾向にあります。下のチャートでは、売り圧力が多い分上にブレイクしたら大きく上昇をすることを示唆します。一度上にブレイクすると、今度はサポート(支持線)として機能することがあります。

市場参加者は、このサポートラインとレジスタンスラインを意識しているので、サポート、レジスタンスの攻防が行われています。買いか売りの均衡が破れたときに、上か下に大きくブレイクする傾向があります。またすぐに戻される場合もあります。

 

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