トレンドについて

トレンドは簡単に言うと、今が旬な人気のあることを示します。

FXでは、買い相場の上昇トレンドと、売り相場の下降トレンドがあります。

その他にトレンドを持たない、レンジ相場かボックス相場があります。

上昇・下降トレンド中の横ばいになることを「保ちあい」と呼ぶことがあります。

①上昇トレンド
上昇トレンドとは、買い方向で買い有利な相場であることを言います。
高値・安値共に切り上がっていく傾向を指します。

(図:上昇トレンド)

上昇トレンド_jyosyo_02

上昇トレンドで必要な条件としては、高値、安値を判断する場合に、保ち合いもしくは下落後の反発上昇が必要になります。

そのことを、押し目買いと言います。

②下降トレンド
下降トレンドとは、売り方向で売り有利な相場であることを言います。
高値・安値共に切り下がっていく傾向を指します。

(図:下降トレンド)

下降トレンド_kakou_02

下降トレンドで必要な条件としては、高値、安値を判断する場合に、保ちあいもしくは上昇後の反発下落が必要になります。

そのことを、戻り売りと言います。

③横ばい(ボックス)
上昇トレンド、下降トレンドを持たない、いわゆる、安値、高値が切り上げ、切り下げが発生しないことで、高値、安値をある一定期間上下を繰り返しています。

(図:横ばい)

横ばい(ボックス)_yoko_02

④上昇トレンドの終焉

上昇トレンドの終焉は、直近安値を下回った場合に、上昇トレンドが終わったと判断することが多いです。
※エントリーした期間により異なります。

(図:上昇トレンドの終焉)

上昇トレンド→下降トレンド_jyosyo_kakou_02

上昇トレンドの終焉が察知できれば、下降トレンドの初動が分かるようになります。

⑤下降トレンドの終焉
下降トレンドの終焉は、直近高値を上回った場合に、下降トレンドが終わったと判断することが多いです。
※エントリーした期間により異なります。

(図:下降トレンドの終焉)

下降トレンド→上昇トレンド_kakou_jyosyo_02

下降トレンドの終焉が察知できれば、上昇トレンドの初動が分かるようになります。

 

保ち合いでのサポートとレジスタンス

チャートに現れるパターンとして保ち合いからサポート(支持線)とレジスタンス(抵抗線)があります。
サポートとは、あるレベルまで下げて/上げてきたときに、反発し上昇もしくは下落する傾向のあることです。
逆に、レジスタンスは、あるレベルを超えられない状況を示します。ある一定のレベルを超えると、大きく上昇または下落するとされています。

1.サポートライン(保ち合い)

特徴としては、保ち合いでのある一定レベルまで達したら、反発する傾向にあります。下のチャートでは、買い圧力が多い分下にブレイクしたら大きく下落をすることを示唆します。一度下にブレイクすると、今度はレジスタンス(抵抗線)として機能することがあります。

 

サポート_usdjpydaily

 

2.レジスタンス(保ち合い)

特徴としては、保ち合いでのある一定レベルまで達したら、反発する傾向にあります。下のチャートでは、売り圧力が多い分上にブレイクしたら大きく上昇をすることを示唆します。一度上にブレイクすると、今度はサポート(支持線)として機能することがあります。

市場参加者は、このサポートラインとレジスタンスラインを意識しているので、サポート、レジスタンスの攻防が行われています。買いか売りの均衡が破れたときに、上か下に大きくブレイクする傾向があります。またすぐに戻される場合もあります。

 

レジスタンス_usdjpydaily