【2018.02.25】先週02/19~02/23のFX値動き
- 2018/02/25
- 為替ニュース
先週は、米国がプレジデンツデーの休日ということもあり、東京の日中はほぼ「開店休業」となっています。
また中国、香港などが春節休暇中となっています。
21日は、FOMC議事録の発表があります。
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さて先週一週間の動きをみていきましょう。
【2018.02.19】FX市場
ドルややドル高!米・プレジデンツデーの休日
前週ニューヨーク市場午後5時時点に比べてややドル高/円安の106円半ば。
きょうは中国、香港などが春節休暇中、米国がプレジデンツデーの休日ということもあり、東京の日中はほぼ「開店休業」状態に陥ったが、欧州序盤にり、ドル が若干買い戻されている。
【2018.02.20】FX市場
ドル107円まで回復!投資家の安値拾いの買い
前日午後5時時点に比べてドル高/円安の106円後半。
米国の休日に続き、きょうのアジア市場も中国や香港などが春節休暇中とあって、動意はほとんどなかった。夕刻に入ると、ドル/円はジリ高の動きになり、一時は107円に乗せた。
ドルが上昇。米国債利回りの上昇を手掛かりに、主要6通貨バスケットに対して6営業日ぶりの高値をつけた。投資家の間で積み上がったドル売りポジションを巻き戻す動きが出るなか、ドルは前週付けた3年ぶり安値からの回復局面が続いている。
ドル/円は0.63%高、ユーロ/ドルは0.58%安。
コモンウエルスFXの首席市場ストラテジスト、オマー・エジナー氏は「ドル以外の通貨に対する若干の利食い売り、およびドルに対する若干の安値拾いの買いを確認している」と指摘。「現時点でセンチメントは大きく変わっていない」とし、ドルの下落トレンドは定着しているようだとの認識を示した。
今週実施される大規模な米国債入札も注目されている。米国資産に対する海外投資家の需要を探る手掛かりになるとみられている。
米財務省が同日実施した3カ月物と6カ月物の国庫短期証券(TB)入札は、最高落札利回りが2008年9月以来の高水準となった。
この日の調達額は合わせて1790億ドル。今週予定されている総額2580億ドルの入札の半分以上に相当する。
21日には350億ドルの5年債入札、22日には290億ドルの7年債入札が実施される。
【2018.02.21】FX市場
ドル一週間ぶり高値!1月FOMC追加値上げを後押しする内容で
前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の107円後半。
午前は短期筋の買い戻しで上昇したが、午後は株安で上値が重くなった。
1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が追加利上げを後押しする内容と受け止められ、短期国債利回りが上昇する中、終盤のニューヨーク外為市場はドルが約1週間ぶりの高値をつけた。
主要6通貨バスケットに対するドル指数は0.37%高の90.046。一時90.134の高値をつけた。
キャピタル・エコノミクスの首席エコノミスト、ポール・アシュワース氏は「(議事要旨は)米連邦準備理事会(FRB)が3月に追加利上げを行う道筋を確実に歩んでいることを示した」と語った。
コモンウエルスFXの首席市場ストラテジスト、オマー・エジナー氏は「前回会合以降、政府が非常に拡張的な予算を承認し、1月雇用統計の賃金指標が予想よりも堅調で、1月の消費者物価指数(CPI)も予想を上回ったことは注目に値する」と指摘。
「議事要旨は必ずしもこうしたデータを反映していないが、きょうのFRBは恐らく1月会合時点よりもタカ派色を強めているのではないか」と話した。
みずほ(ニューヨーク)の通貨ストラテジストは「米短期国債(利回り)がオーバーナイトの時間帯にかなり大きく上昇し、リーマン危機以来の水準に達した。この利回り上昇がドルの追い風となっている」と述べた。
2月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値が低下したことを受け、ユーロは対ドルでやや値下がりした。
英ポンドは対ドルで0.53%安。 昨年10─12月の失業率が予想に反して約2年ぶりに悪化したことを材料視した。
<米・経済指標>
〇(米) 1月中古住宅販売件数
557万件 → 538万件↓
〇(米) 1月中古住宅販売件数 (前月比)
-3.6% → -3.2%↑
〇(米) FOMC議事録 (1月30・31日分)
【2018.02.22】FX市場
ドル回復ベースから失速!逃避先として円が対ドルで急進
前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の107円半ば。
朝方にきょうの高値を付けた後、日経平均の下げ幅拡大とともに107円前半まで下押ししたが、午後、株安が一服すると小幅に持ち直した。
ニューヨーク外為市場は、ドルが主要6通貨バスケットに対し下落。前週付けた3年ぶり安値からの回復ペースが失速した。一方、円は対ドルで急伸。ボラティリティーが高まる中、逃避先として投資妙味が増している。
終盤の取引で、主要6通貨に対するドル指数は0.31%安の89.724。前日は、1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて追加利上げ観測が高まり、ドル指数は0.3%上昇した。前日までの3営業日で前週末につけた88.253
から約2%上昇していた。
リコン・バレー銀行のシニア為替トレーダー、ミン・トゥラング氏は「好材料はかなり存在していると言える。FOMC議事要旨を手掛かりにポジションを再調整するには悪い時期ではないだろう」と語った。
クレディ・アグリコルの為替ストラテジスト、バシリ・セレブリアコフ氏は、米国債利回りが幾分低下したこともドル売りを誘った可能性があると指摘した。
ユーロ/ドルは上昇。欧州中央銀行(ECB)が同日公表した1月25日の理事会の議事要旨では、インフレ率が目標水準に上昇するとの確信が強まっているとしても、政策の正常化の伝達スタンスを変更するのは時期尚早との考えが示されていたことが分かった。
欧州中央銀行(ECB)が22日に公表した1月25日の理事会の議事要旨で、インフレが目標に上昇するとの確信が強まったとしても、政策の正常化の伝達スタンスを変更するのは時期尚早との考えが示されていたことが分かった。
ECBは1月25日の理事会で政策の維持を決定。ただ、ユーロの上昇は「不確実性の源」となっているとし、米国発のドル安を巡る発言が金融情勢の変化につながる場合はECBは戦略を見直す必要があるとの見解を示した。
<米・経済指標>
〇(米) 新規失業保険申請件数
23.0万件 → 22.2万件↓
【2018.02.23】FX市場
ドルやや反発!FRBタカ派的な傾向強める可能性から
前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の107円前半。
ドルは東京の日中はなだらかに上昇したものの、107円台にしっかり乗せることはできず、昨日の下落分を全て取り戻すこともできなかった。夕刻に入っても、107円を挟んだ値動きが続いている。
米連邦準備理事会(FRB)がタカ派的な傾向を強める可能性があるとの観測からドルが主要通貨に対して上昇した。
終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数は0.12%上昇の89.847。同指数は16日には3年ぶりの低水準となる88.253を付けていた。
米国債利回りの上昇のほか、ドルの売りは過剰だったとの見方が台頭したことに加え、1月の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨でFOMCメンバーがインフレや景気見通しに自信を深めていたことが判明したことなどで、ドル指数は今週は0.8%上昇した。
FRBはこの日、来週のパウエル議長の議会証言に先立ち、議会に半期に一度の金融政策報告を提出。国内経済の底堅さを踏まえ段階的な追加利上げが正当化されるとの認識を示した。
ユーロは対ドルでやや軟調。イタリアで3月4日に実施される総選挙を前に警戒感が出ている。
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【先週の主な動き】
先週最初は、米国がプレジデンツデーの休日ということもあり、東京の日中はほぼ「開店休業」となりました。
21日は、1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に注目が集まりました。
FOMCの議事要旨では、3月に追加利上げを行う道筋を確実に歩んでいることを示した」と語り、タカ派色を強める形となりました。
そん中、ドルは安値拾いの投資家により、短期的にドルが買われ、ボラティリティが高まると、売っていくスタンスで投資妙味の展開となっています。
さて、日足チャートをみると、
先週は反発し上昇するも、107円付近で失速し、最終的には106円後半で終えています。
先週は投資妙味が強く、買いスタンスから高くなれば売っていく展開となっています。
まず、底値の確認ができない状況となっています。
ダブルボトムやスリーボトムをつけて、上昇に転じていくことができれば、買いサインが点灯しますが、各節目では売られる展開となっていくでしょう。
下降トレンド期間が長いので、なかなか上昇するにも、時間がかかると思われます。
最大のネックは、108円壁を越えていくかに焦点が集まっています。
108円~109円付近は長期的にみても、レジスタンスになりやすいポイントになっています。
【来週の主な経済指標発表】
・2/26
24:00 (米) 1月新築住宅販売件数
24:00 (米) 1月新築住宅販売件数 (前月比)
・2/27
22:30 (米) 1月耐久財受注 (前月比)
22:30 (米) 1月耐久財受注 (前月比:除輸送用機器)
22:30 (米) 1月卸売在庫 (前月比)
23:00 (米) 12月住宅価格指数 (前月比)
23:00 (米) 12月S&P/ケースシラー住宅価格指数 (前年比)
24:00 (米) 2月リッチモンド連銀製造業指数
24:00 (米) 2月消費者信頼感指数
・2/28
22:30 (米) 10-12月期GDP・改定 (前期比年率)
22:30 (米) 10-12月期個人消費・改定 (前期比年率)
22:30 (米) 10-12月期GDPデフレーター・改定 (前期比年率)
22:30 (米) 10-12月期コアPCEデフレーター・改定 (前期比年率)
23:45 (米) 2月シカゴ購買部協会景気指数
24:00 (米) 1月中古住宅販売保留件数指数 (前月比)
・3/1
22:30 (米) 新規失業保険申請件数
22:30 (米) 1月コアPCEデフレーター (前月比)
22:30 (米) 1月コアPCEデフレーター (前年比)
22:30 (米) 1月個人所得 (前月比)
22:30 (米) 1月個人消費支出 (前月比)
22:30 (加) 10-12月期経常収支
24:00 (米) 2月ISM製造業景況指数
24:00 (米) 1月建設支出 (前月比)
・3/2
24:00 (米) 2月ミシガン大消費者信頼感指数・確報
【ドル円の平均ボラティリティ(日足)】
02/19~02/23
・・・78pips
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