【実践】エグジット(利益、損失)

エグジットに関しては、資金管理について(2)で少し触れましたが、売買で保有するポジションは、エグジットにより、利益または損失のいずれかになります。

損失は早く、利益は長く持つことが重要となってきます。

利益確定する際の目安が非常に難しいと言われています。

資金管理の面からも、売買注文したときのストップを「1」とすると、利食いは「1」以上が望ましいとされています。

「1」以上「2」ぐらいまでの、利益が得られれば望ましいとされています。

①買い注文のエグジット

(図:買い注文のエグジット)

Exit_Buy

②売り注文のエグジット

(図:売り注文のエグジット)

Exit_Sell

「1.5」~「1.6」ぐらいの利益確保は必要になります。

「1」以上になったらトレーリングストップでストップを上げまたは下げて様子を見ながら利益を追求して行く方が良いでしょう。

 

【実践】トレーリングストップ

トレーリングストップ(Trailing Stop)とは、買いまたは売り注文をしたときに、逆指値(ストップロス)注文も同時に行い、利益がのってきたときにストップロスを、買いの場合引き上げ、売りの場合は引き下げていく手法となります。

これは、自分の資産を守る上で重要なことなので、必ずストップ注文も行ってください。

①買い注文のトレーリングストップ

買い注文と同時に逆指値(ストップロス)注文も同時行います。

トレーリングストップの設定は十分に利益がのってきて、押し目買いのときにストップロスを引き上げておきましよう。

たとえ、急に下落してもストップロスを設定したところまでは、利益は確定されます。

(図:買いトレーリングストップ)

TrallingStop_Buy

②売り注文のトレーリングストップ
売り注文と同時に逆指値(ストップロス)注文も同時行います。

トレーリングストップの設定は十分に利益がのってきて、戻り売りのときにストップロスを引き下げておきましよう。

たとえ、急に上昇してもストップロスを設定したところまでは、利益は確定されます。

(図:戻り売りトレーリングストップ)

TrallingStop_Sell

利益の確保を狙うのが目的でありますが、あまりシビアにストップを引き上げたり、引き下げたりすると、すぐにストップロスに引っかかってしまいますので、注意が必要です。