【2017.07.16】先週07/10~07/14のFX値動き

先週はFRBイエレン議長の議長証言がありました。それが為替にどう影響をしたのか。それから先週は主だった内容はありませんでした。




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さて先週一週間の動きをみていきましょう。

【2017.07.10】FX市場

東京株式市場2万円台回復!為替も円売りで反応114円前半!

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の114円前半。
日米の金融政策の方向性の違いが意識されているものの、積極的な取引を促すような材料は見当たらなかった。

ドルが対円でおよそ2カ月ぶりの高値に上昇。

日銀の黒田東彦総裁が長期金利をゼロ近辺に抑制する考えをあらためて示したことに加え、日本の5月機械受注統計が予想外に減少したことが円を圧迫している。

東京株式市場で日経平均は反発。
終値で3営業日ぶりに2万円台を回復した。7日に発表された6月米雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を上回ったことで、米株が上昇。為替も1ドル114円台まで円安に振れた。

主力輸出株や値がさ株が買われ、後場寄り後には一時200円近く急騰する場面もあった。ただ、上値は戻り売りや利益確定売りに押され、後場後半は伸び悩む展開となった。

アジア新興国通貨はほぼ横ばいか、もしくは上昇している。
ドルは予想を上回る米雇用統計を受けて上昇したが、投資家の注目が賃金の伸びの弱さにシフトする中、当初の上げを削った。

【2017.07.11】FX市場

ドル横ばい!イエレン議長の議会証言を控え!

前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル高/円安の114円前半だった。
実需筋のドル買い/円売りや、クロス円でまとまった円売りが観測され、一時、3月中旬以来約4カ月ぶりの高値圏に上昇した。

ドルが主要6通貨に対し小幅高、対円では3月15日以来4カ月ぶり高値となる114.47円をつけた。
米10年債利回りが過去およそ2週間で25ベーシスポイント(bp)上昇していることがドルの追い風となっている。

11日のアジア通貨は大半がほぼ横ばい。
イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を週内に控え、様子見ムードが広がっている。

この日は国債利回りの上昇一服やイエレン議長の証言を控えた警戒感から、ドル指数の上昇が小幅となった。

前週末7日に発表された6月の米雇用統計で非農業部門雇用者数の伸びが比較的好調だったことなどから、ドル強気筋はイエレンFRB議長が12、13日の議会証言でタカ派的なスタンスを維持するとみている。

【2017.07.12】FX市場

ドル急落!FRB議長の議会証言対する懸念から

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の113円前半。

ロシアゲート疑惑の再燃や、イエレン米連邦準備理事会( FRB)議長の議会証言への警戒感が重しになって、一時113円前半に下落。
午後3時前には株価の下げ渋りを眺めてやや持ち直したものの、戻りは鈍かった。その後も下値もみあいが続いている。

ドルが主要通貨バスケットに対して上昇。
イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長はこの日の議会証言で、米経済は段階的な追加利上げや緩やかな資産縮小を吸収できるほど健全との認識を示した。

12日のアジア通貨はほとんどが対ドルで上昇。
2016年の米大統領選挙におけるロシアの関与について新たな動きがあったほか、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言に対する懸念が広がった。

【2017.07.13】FX市場

ドル横ばい!米指標を受けて持ち直し

ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の113円前半。

米追加利上げペースの先行き不透明感から米金利が低下しており、ドル買い機運は盛り上がりに欠けた。

ドルが主要6通貨に対し横ばいまで回復。当初は昨年10月以来の水準に沈んでいたが、堅調な米指標を受けて持ち直した。

新規失業保険申請数は1カ月ぶりに減少したほか、6月の卸売物価指数(PPI)は前月比0.1%上昇し、横ばいとの市場予想を上回るなど、米連邦準備理事会(FRB)による今年3度目の利上げを後押しする内容となった。

13日のアジア通貨は上昇。
今後の米利上げペースが緩やかになることを示唆するイエレン連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を受け、ドルが売られた。

イエレン議長は12日、下院金融サービス委員会で証言し、米経済は緩やかな利上げを吸収できるほど十分健全だとの認識を示した。

ただ、低水準のインフレ率や自然利子率により、利上げの余地が限られる可能性もあるとした。

<米・経済指標>
○米・生産者物価指数(前月比/前年比)
0.0%/2.4% → 0.1%/2.0%↑
○米・生産者物価指数(コア)(前月比/前年比)
0.3%/2.1% → 0.1%/1.9%↓
○米・新規失業保険申請件数(前週分)
24.8万件 → 24.7万件↓

【2017.07.14】FX市場

ドル急落!FRBハト派的なスタンス

ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の113円前半。

実質的な五・十日に当たり、仲値付近にかけて実需筋のドル買い/円売りが強まった。
その後は米国の6月消費者物価指数(CPI)など、この日発表される米指標に関心が向かった。

日本の三連休前でもあって、東京時間の午後には113円半ばを軸に小動きとなり、様子見ムードが強まった。夕刻に入り、ドル/円はやや頭を押さえられている。

来週の外為市場では、欧州中央銀行(ECB)理事会を経てユーロの底堅さが持続するかに関心が寄せられている。

金融政策の正常化への思惑がECBの声明や総裁会見であらためて確認されるかが焦点になる。ユーロ/円などクロス円が堅調となれば、ドル/円の支えになるとみられている。

予想レンジはドル/円が112.00―115.00円、ユーロ/ドルが1.1250―1.1550ドル。

ECBは20日に理事会を予定。金融政策の正常化に向けてあらためてタカ派トーンが示され、ユーロ買いが強まるかがポイント。

ECBが来年から資産買い入れを段階的に縮小する方針を9月理事会で示唆する公算が大きいと一部で報じられていることも、思惑につながりそうだ。

14日のアジア通貨は大半がほぼ横ばい。
米国の利上げペースについて手掛かりを得ようと、この日発表される6月の米消費者物価指数(CPI)に投資家の注目が集まっている。

6月の米CPIは前年比1.7%上昇にとどまると予想されている。

イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は13日の上院銀行委員会での証言でインフレの弱含みに言及し、金融引き締めに対するハト派的なスタンスをあらためて示した。




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【先週の動向と今後の予想】

先週はイエレンFRB議長が下院で議長証言を行い、ハト派的な発言を受けてドルは急落する場面もありました。

アメリカとロシアの関係を関与する報道で、さらにドル/円は懸念材料となっています。

欧州では、ブロードベントBOE副総裁は、金利に対するスタンスを示さずポンドが急落しています。

日本では安部首相の支持率が低下し、30%を割り込んだと発表され、閣僚の人事について早急な再編が求められています。

さて、日足チャートをみると、

先週調整下落の1週間となりましたが、急落率が大きいことから、今後の下げ幅が縮小していくのか注目されます。

小幅に上昇し、下げ幅拡大というスタンスとなっています。

現在ヒボナッチの112円前半を死守するのか、それともさらに下げてくるのか注目されます。

このまま下げ続けていき、200日平均移動線を下回っていくと、上は114円前半~108円後半の大きなレンジ相場となっていくことも考えされます。

【来週の主な経済指標発表】

・07/17
21:30 米・NY連銀製造業景気指数
・07/18
21:30 米・輸入物価指数(前月比/前年比)
・07/19
05:00 米・対米証券投資収支
21:30 米・建設許可件数
21:30 米・住宅着工件数
・07/20
21:30 米・新規失業保険申請件数(前週分)
21:30 米・フィラデルフィア連銀景況指数
23:00 米・景気先行指数(前月比)

【ドル円の平均ボラティリティ(日足)】

07/10~07/14

・・・85pips




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