【2017.07.09】先週07/03~07/07のFX値動き

先週の日曜日は、都議会選挙の投票結果が公表され、その結果自民党が大敗を期する結果となりました。これにより都政は都民ファースト中心の政策となっていくことしょう。

アメリカでは7/4に米独立記念日もあり、実質4連休となった一週間となっています。




sponserd link


さて先週一週間の動きをみていきましょう。

【2017.07.03】FX市場

ドル/円大きく上昇!ドル指数9カ月ぶり安値から上昇

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の112円後半。東京都議選の結果や日銀短観などを消化しつつ、112円前半を中心にもみ合いとなった。

ドルが主要通貨バスケットに対して上昇。
6月のISM製造業景気指数が予想以上に上昇したことや、4月分の建設支出が上方修正されたことなどが材料となった。ドル/円は113円前半での取引。

アジア新興国通貨は、ドルが主要通貨に対して9カ月ぶり安値から反発するなか、大半が下落している。

ドル指数は、30日に付けた9カ月ぶり安値の95.470から95.729に上昇した。

<米・経済指標>
○米・ISM製造業景況指数
54.9 → 57.8↑
○米・建設支出(前月比)
-1.4% → 0.0%↑

【2017.07.04】FX市場

ドル安!北朝鮮のミサイル発射を受けリスク回避へ

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の113円前半。

午後に入り北朝鮮が重大発表するとの報道でリスク回避的な円買いが強り一時112.74円まで急落したが、発表内容はおおむね想定の範囲内で、下落前の水準を取り戻した。

欧州外為市場ではオーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が政策据え置きを決定すると同時に金利見通しに中立的な姿勢を示したことを受け、豪ドルが約1%下落した。

また北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験に成功したと発表したことで主にアジア圏の投資家から安全資産としての円に買いが入り、円は対ドルJPY=で約0.2%、対ユーロEURJPY=で約0.4%上昇した。

【2017.07.05】FX市場

ドル/円113円台!FOMC議事要旨の公表を控え小幅高!

FALSE午後5時時点に比べてドル高/円安の113円半ば。
北朝鮮を巡る地政学リスクが意識され、午前には112円台後半に下押ししたが、午後にかけてひとまず消化が進み113円台を回復した。

夕方にかけては、独金利の上昇を眺めて強含んだユーロ/円につれてドルも113円半ばまで上値を伸ばした。

主要6通貨に対するドル指数が6月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表を控え、小高く推移。市場関係者は年内開始予定のバランスシート縮小時期について何らかの手掛かりを得ようと注目している。

北朝鮮が大陸間弾道ミサイルの発射実験に成功したと発表し、安全資産とされる円に一時的に逃避買いが膨らむ場面があった。

アジア新興国通貨は小幅高。
米国と北朝鮮との緊張が高まったほか、連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が発表されるのを控え、ドルが対円で弱含んだことを受けた。

北朝鮮は5日、開発中の大陸間弾道ミサイル(ICBM)について、核弾頭を搭載可能だと発表した。

米国防総省はミサイル実験を非難し、自国や同盟国を防衛する態勢はできていると述べた。

オーバーシー・チャイニーズ銀行の外為ストラテジスト、エマニュエル・ング氏は「米ドルは序盤にやや軟化した。背景にある緊張感が短期的なアジア通貨の回復力を和らげるかもしれない」と述べた。

<米・経済指標>
○米・製造業受注(前月比)
-0.2% → -0.8%↓

【2017.07.06】FX市場

ドルが対円で下落!米金利引き上げベース鈍化が原因

ニューヨーク市場午後5時時点より小高い113円前半。

株安・米長期金利低下に加え、仲値公示付近で実需のドル売り/円買いも加わり112円後半で滞留する時間が続いた。午後3時以降、米長期金利が若干上昇しドル/円も連れ高となった。

ドルが対円とユーロで下落。
朝方発表の6月のADP全米雇用報告が軟調だったことで、米利上げペース鈍化の観測が裏付けられたことで売りが出た。
ドル/円は0.1%安の113.16円、ユーロ/ドルは0.4%高の1.1397ドル。ドル指数は0.4%低下の95.954。

アジア新興国通貨は大半が下落。
米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で今後の利上げペースで意見が分かれていたことが示され、アジア市場で株価が下落、為替市場にも影響が及んだ。

DBS銀行のシニア為替エコノミストは、「FOMC議事要旨では、年内の資産縮小開始を確認した」と述べた。

<米・経済指標>
○米・ADP民間雇用者数
25.3万人 → 15.8万人↓
○米・新規失業保険申請件数(前週分)
24.3万件 → 24.8万件↑
○米・ISM非製造業景況指数
56.9 → 57.4↑

【2017.07.07】FX市場

ドル/円さらに上昇!日銀の指し値オペ実施を受け

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の113円後半。

日銀の指し値オペ実施を受け海外短期筋によるドル買い/円売りが盛り上がり 、ドルは一時113.83円まで上昇した。
ただ、買いが一巡した後は伸び悩み、米雇用統計の発表を控えて、もう一段のドル買いには慎重になっているもようだ。

6月米雇用統計で平均賃金の上げ幅が予想に届かなかったことなどを受け、ドルが円とユーロに対し上げ幅を縮小した。

7日のアジア通貨は、米雇用統計の発表を控え慎重なムードの中、総じて小動き。欧州中央銀行(ECB)の金融緩和解除が近いとの見方で、主要国の国債利回りが上昇している。

<米・経済指標>
○米・非農業部門雇用者数/米・失業率(雇用統計)
13.8万人/4.3% → 22.2万人/4.4%↑




sponserd link

【先週の動向と今後の予想】

先週は米独立記念日もあり実質4連休となっています。そんな中で、北朝鮮は大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験に成功したという報道もありました。

先週初めは、6月の米ISM製造景況指数が予想を大きく上回ったことを受けて、ドル/円は上昇しています。

米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、今後の利上げベースで意見が分かれたことが示され、株価や為替にも影響しています。

日本では都議選の結果明けの週となります。小池都知事率いる都民ファーストの会が圧勝し、自民党は惨敗を期する結果となりました。

さて、日足チャートをみると、

ドル/円は、上昇→調整下落→上昇といった展開となり、結果的には、113円後半で取引を終えています。

ヒボナッチの112円中盤を超えたあたりで、売りオーダーの損切りを誘発し、大きく上昇する場面となりました。

きっかけは、米ISM製造業景況指数が予想を上回ったことが原因でドル上昇となりましたが、ヒボナッチ付近に大きなショートポジションが溜まっていたことが原因で、売りオーダーのストップロスを巻き込み、大きく上昇したことになります。

そのため節目のラインは、大きく抜けるきっかとなるのです。
5/10の高値114円前半まで届きそうな勢いとなっています。

このまま高値を更新していくのか、再度調整下落後、高値を抜けていくかになっていきます。

逆に下落が続くようなことがあれば、トレンドしては成立していきません。

【来週の主な経済指標発表】

・07/13
21:30 米・生産者物価指数(前月比/前年比)
21:30 米・生産者物価指数(コア)(前月比/前年比)
21:30 米・新規失業保険申請件数(前週分)
・07/14
21:30 米・小 売売上高(前月比)/米・小売売上高(除自動車)(前月比)
21:30 米・消費者物価指数(コア)(前月比/前年比)
21:30 米・消費者物価指数(前月比/前年比)
22:15 米・鉱工業生産(前月比) 0.0% 0.3% 2pips
22:15 米・設備稼働率76.8% 2pips
23:00 米・ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)

【ドル円の平均ボラティリティ(日足)】

07/03~07/07

・・・93pips




sponserd link

Comments are closed.