【2017.06.18】先週06/12~06/16のFX値動き

先週は、FOMCによる金利発表がありました。
6月は利上げすると言われていますが、その結果はどうだったのか注目されています。
ドル円もそろそろ動きが出て欲しいところです。
16日には、日銀黒田総裁の金融政策決定会合があります。




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さて先週一週間の動きをみていきましょう。

【2017.06.12】FX市場

FOMCの金利発表の前に動意に乏しい展開!

前週末ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、若干ドル安/円高の110.19/21円だった。

市場の関心は13─14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)に寄せられている。経済指標など目立った材料もなく、動意に乏しい展開と なった。

主要6通貨に対するドル指数が小動き。

主要な経済指標もなく、米連邦公開市場委員会(FOMC)待ちとなっている。

総選挙でメイ英首相率いる与党・保守党が過半数割れとなり、政局の先行きに不透明感が出ていることを嫌気し、前週末急落したポンドはこの日も再び売られている。

アジア通貨市場では、13―14日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、大半の新興国通貨が狭いレンジで小動き。FOMCでは利上げが決まると予想されている。

ロイター調査では市場は25ベーシスポイント(bp)の追加利上げを織り込む一方、今後の利上げペースや米連邦準備理事会(FRB)のバランスシート縮小計画に関する手がかりを得たいと考えているもよう。

【2017.06.13】FX市場

ドル方向感に乏しい展開!その後ややドル切り上げ!

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の110円前半。

きょうから始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%ポイントの利上げが確実視されているが、メンバーの景気現状認識、その先の利上げの有無やペース、米連邦準備理事会(FRB)の資産圧縮の工程などを巡り不透明感が立ち込め、短期筋もポジションを傾けられない状況で、ドルは方向感に乏しい小幅な値動きに終始した。

夕刻に入り、ドル/円はやや水準を切り上げている。

13日のアジア通貨は、慎重なムードの中、総じて小動き。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちとなっている。

今回のFOMCでは、利上げが決まり、バランスシートの縮小計画が公表されるのではないかとの見方が多い。

<米・経済指標>
○米・生産者物価指数(コア)(前月比/前年比)
0.4%/1.9% → 0.3%/2.1%↓
○米・生産者物価指数(前月比/前年比)
0.5%/2.5% → 0.0%/2.4%↓

【2017.06.14】FX市場

ドル下落!米消費者物価指数(CPI)が予想下回る!

ニューヨーク市場午後5時時点に比べて小幅ドル高/円安の110円前半。

海外時間に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表と米連邦準備理事会(FRB)議長会見を控え、様子見ムードが強まっている。

ドルが主要通貨に対して下落。対円では一時1%強値下がりし、108.95円と4月21日以来の安値をつけた。
米消費者物価指数(CPI)や小売売上高が予想を下回ったことに反応した。

14日のアジア通貨は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、小動き。今後の利上げペースやインフレ見通しに関心が集まっている。

米、0.25%利上げ=年内に資産圧縮開始―正常化の具体策公表米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)は14日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を0.25%引き上げ年1.00~1.25%にすることを決めた。

利上げは3月以来で今年2回目。またFRBの保有資産を圧縮する具体策を約3年ぶりに改定、年内に始めると宣言した。米金融政策は異例の緩和状態から脱し、正常化の最終段階に入る。

<米・経済指標>
○米・消費者物価指数(コア)(前月比/前年比)
0.1%/1.9% → 0.1%/1.7%↓
○米・消費者物価指数(前月比/前年比)
0.2%/2.2% → -0.1%/1.9%↓
○米・小売売上高(前月比) /米・小売売上高(除自動車)(前月比)
0.4%/0.3% → -0.3%/-0.3%↓
○米FOMC政策金利発表
1.0% → 1.25%↑

【2017.06.15】FX市場

米・FOMC利上げ発表!年内後1回の利上げ示唆!

ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の109円半ば。

米連邦準備理事会(FOMC)のタカ派的な内容や、米インフレ率の下振れ傾向などをとりあえず消化したものの、相場に明確な方向性は出ていない。

110円台は重い一方で、109円割れの水準ではドルが買われやすい状況が続いている。

主要6通貨に対するドル指数が約2週間ぶりの高値に上昇、対円では6日ぶりの水準となる110.64円に値上がりした。

好調な経済指標を受けて、米連邦準備理事会(FRB)が年内、金融政策の引き締めを継続するとの見方が強まった。

新規失業保険申請件数は予想以上に減少したほか、フィラデルフィア地区連銀業況指数も予想を上回った。

アジア通貨市場では、大半の新興国通貨が対米ドルで上昇。
前日発表された米消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことで、年内に3回目の利上げが実施されるかどうかが不安視され、米ドルが売られた。

米ワシントン・ポスト紙が、モラー特別検察官が司法妨害の疑いでトランプ大統領を捜査していると報じたことも米ドル売り材料。主要6通貨に対するドル指数は0544GMT時点で0.02%下落。

5月の米CPIは前月比0.1%下落。市場は横ばいを予想していた。同日発表された5月の小売売上高は1年4カ月ぶりの大幅な落ち込みで、内需が弱含んでいることを示唆した。

だが米連邦準備理事会(FRB)は14日、政策金利の引き上げを発表。
最近のインフレ鈍化は一時的なものとし、年内にもう1度の利上げを示唆した。

<米・経済指標>
○米・輸入物価指数(前月比/前年比)
0.5%/4.1% → -0.3%/2.1%↓
○米・フィラデルフィア連銀景況指数
38.8 → 27.6↓
○米・新規失業保険申請件数(前週分)
24.5万件 → 23.7万件↓
○米・NY連銀製造業景気指数
-1.0 → 19.8↑
○米・鉱工業生産(前月比)
1.0% → 0.0%↓
○米・対米証券投資収支
598.0億ドル→ 18.0億ドル↓

【2017.06.16】FX市場

日銀・黒田東彦総裁、出口戦略の具体案示さず!

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の111円前半。

日経平均の堅調推移や米長期金利の小幅反発を眺めつつ、じりじり値を上げた。

日銀は予想通り金融政策を維持。黒田東彦総裁が会見で、金融緩和政策の出口戦略について「現時点で具体的なシミュレーションを示すことは混乱を招き、難しい」などと述べたことを受け、ドルは111.17円付近から一時111.38円まで上昇した。

市場では「予想通りの答えだったが、具体的に出口に言及しなかったことに反応した」(邦銀)との声が出ていた。

日銀の黒田東彦総裁は16日の金融政策決定会合後の記者会見で、金融緩和からの出口戦略について「現時点で具体的な手法や順序を示すのは難しい」などと述べた。

主要6通貨に対するドル指数が低下して推移。朝方発表された6月のミシガン大消費者信頼感指数・速報値が予想外に低下したことを受け、今後数カ月の消費支出動向を巡る懸念が高まった。

アジア通貨市場では、大半の新興国通貨が下落。

前日発表の米新規失業保険申請件数が前週比で減少し、ドル買いが優勢となった。米連邦準備理事会(FRB)が年内にもう1度の利上げを見込んでいることも、引き続き材料視された。

INGフィナンシャルマーケッツの調査責任者であるティム・コンドン氏は「米ドル指数は大幅上昇しており、主要通貨が対ドルで下落した場合、アジア通貨は通常つれ安となる」と予想した。

<米・経済指標>
○米・住宅着工件数
117.2万件 → 109.2万件↓
○米・建設許可件数
122.9万件 → 116.8万件↓
○米・ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
97.7 → 94.5↓




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【先週の動向と今後の予想】

先週は、米・連邦公開市場委員会(FOMC)の政策金利発表がありました。また、あまり期待していない日銀・黒田総裁の「出口戦略」の記者会見もありました。

連邦準備制度理事会(FRB)は、14日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を0.25%引き上げ年1.00~1.25%にすることを決めました。

利上げは3月以来の今年2回目となります。年内後1回の利上げが予定されています。またFRBの保有資産を圧縮する具体策を約3年ぶりに改定しています。

イエレンFRB議長は会合後の記者会見で「景気は今後数年間緩やかに拡大する見込みだ」と、先行きに自信を表明しています。

ま日本では、16日に、日銀・黒田総裁の金融政策決定会合後の記者会見がありましたが、日銀の「出口戦略」について、ゼロ回答でした。

実質的に前回までと発言内容は変わらない内容で、今すぐ詳細を示すことは期待していなかったが、想定したよりも、市場と対話しようとする姿勢が示されませんでした。

インフレ率2%目標に対して、なんでもやると言っていたあの言葉はなんなのか。政府もそうですが、最近言うだけで何も実行されないのが、お決まりのようです。

さて、日足チャートをみると、

先週は、米消費者物価指数(CPI)が予想下回ったことで、一時直近で最安値の109円を割り込む展開となっています。

しかし、翌日にFOMCの金利発表で予想通りの結果で、ドル/円は109年半ばから大きく110円後半まで上昇しています。

形としては、6/7の安値と6/14の安値でWボトムを形成し、上昇に転じています。

しかし、下降トレンドが長く継続していたので、もう一度安値を更新する可能性もあります。

現在200日移動平均線に達しているので、この辺でまた攻防が始まるものと思われます。

すんなり上に抜けてくれれば良いですが、このまま持ち合いとなると、時間切れとなり、逆に下げに転じていくと思われます。

【来週の主な経済指標発表】

・06/20
21:30 米・四半期経常収支-
・06/21
3:00 米・中古住宅販売件
・06/22
21:30 米・新規失業保険申請件数(前週分)
23:00 米・景気先行指数(前月比)
・06/23
23:00 米・新築住宅販売件

【ドル円の平均ボラティリティ(日足)】

06/12~06/16

・・・77pips

 




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