【2017.05.07】先週05/01~05/05のFX値動き
- 2017/05/07
- 為替ニュース

先週は、3日からゴールデンウィークとなり東京為替市場は休場となっています。
FRBの政策金利発表も控え、ドル/円の動きに注目が集まっています。
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さて先週一週間の動きをみていきましょう。
【2017.05.01】FX市場
1日はメーデーで、市場の多くは薄商い!
ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の111円後半。
薄商いの中、仲値にかけて実需のフロー主導で上昇 。
米議会が2017会計年度末(9月末)までの予算案で合意に達したと伝わると、一時ドル買いに勢いがついた。
午後は再び動意が薄れたが、午後3時にかけて米長期金利や株価が強含むと、ドル/円もじり高となった。
オセアニア外国為替市場では、豪ドルが米ドル、ユーロ、ポンドに対し数カ月ぶりの安値近辺で推移。
米国の貿易政策を巡る不透明感が資源国通貨への投資意欲を圧迫している。
1日のアジア通貨動向は、メーデーで多くの市場が休場のため休信とします。2日から再開します。
<米・経済指標>
○米・個人所得(前月比)
0.4% → 0.2%↓
○米・個人支出(前月比)
0.2% → 0.0%↓
○米・ISM製造業景況指数
57.7 → 54.8↓
○米・建設支出(前月比)
-1.0% → -0.2%↓
【2017.05.02】FX市場
FRBは6月利上げ示唆!ドル下落が限定的
ドル/円111円前半でもみあい、その後112円高値!
ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の112円前半。
午前は111円後半でもみ合っていたが、午後に112円ちょうどと、約1カ月ぶりの高値をつけた。
その後もドル/円はじり高の動きが続いている。
【2017.05.03】FX市場
ドル/円112.49円!6週間ぶり高値!
GWのため東京為替市場は休場!
ドルが対円で一時、約6週間ぶりの高値となる112.49円。
米国の非製造業指標が底堅い内容となったほか、米財務省が超長期債発行の可能性を検討する動きなどを材料視した。
4月の米自動車販売が低調となったことで、連邦準備理事会(FRB)が予想よりハト派的になるのではないかとの見方が強まり、一時対円で6週間ぶりの高値に上昇していたドルは上げ幅を縮小した。
ドルは対ユーロでも弱含んでいる。
アジア新興国通貨は大半が上昇した。
アジアの製造業購買担当者景気指数(PMI)は総じて良好で、地合いが改善した。
ただし、米連邦準備理事会(FRB)が今回の連邦公開市場委員会(FOMC)で6月利上げを示唆するとの見方から、ドルの下落は
限定的だ。
<米・経済指標>
○米・ADP民間雇用者数
29.8万人 → 17.7万人↓
○米・ISM非製造業景況指数
57.6 → 57.5↓
○米FOMC政策金利発表
1.0% → 1.0%→
【2017.05.04】FX市場
ドル高維持!FRB年内利上げ2回示唆!
ニューヨーク外為市場では、米連邦準備理事会(FRB)が年内はあと2回の利上げを実施する可能性があることを示唆したこと受け、ドルが幅広い通貨に対し上昇し、特に対円では6週間ぶり高値を付けた。
FRBはこの日まで2日間の日程で開いた連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で、第1・四半期の成長減速は一時的なものである公算が大きいとする一方、労働市場の力強さを強調。消費支出は引き続き底堅く推移し、インフレ率もFRBの目標に近い水準で推移しているとの認識を示した。
こうしたFOMC声明を受け、FRBは6月と年後半にそれぞれ1回ずつ利上げを行うとの見方が裏付けられ、ドルは上昇。
ドル/円JPY=は0.7%上昇の112.69円と、3月21日以来の高値を付けた。
仏大統領選はマクロン氏優勢との見方が広がり、欧州中央銀行(ECB)は緩和策の縮小に動く可能性が意識される中、ユーロは対ドルで一時、約半年ぶりの高値水準に。
年内あと2回の米利上げ観測を追い風に、ドルは対円で底堅く推移。
アジア通貨市場では、大半の新興国通貨が小幅安。
前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明がタカ派的な内容となったことで、米ドルが買われた。
<米・経済指標>
○米・貿易収支
-485.0億ドル → -437.0億ドル↑
○米・新規失業保険申請件数(前週分)
25.7万件 → 23.8万件↓
○米・製造業受注(前月比)
1.2% → 0.2%↓
【2017.05.05】FX市場
日銀・黒田総裁、2%目標苦労している!
ドルが対ユーロで約6カ月ぶりの安値を付けた。
朝方発表された4月の米雇用統計が好調だったものの、仏大統領選の決選投票を7日に控えユーロ買いの勢いは衰えていない。
日銀の黒田東彦総裁は6日、横浜市で開催中のアジア開発銀行(ADB)年次総会に合わせて開かれたパネルディスカッションに出席し、
2%の物価目標達成について「苦労している(struggling)が、最善を尽くしている」と述べた。司会を務めるフィナンシャル・タイムズのジリアン・テット氏への質問に応えた。
また、黒田総裁は「経済学の教科書によれば、為替安は輸出を増やすはずだが、日本は円安が進んでもあまり輸出が増えなかった」と指摘。
「恐らく日本の自動車、電機メーカーが米、欧、アジアでの現地生産を進めており、現地での販売価格をあまり変えなかったからではないか」と語った。
黒田総裁は司会者の質問に答え、前職のADB総裁の仕事の方が「エクサイティングだった」とも述べるとともに、日銀総裁の業務は、思っていたより「複雑だった」と指摘した。
アジア通貨市場では、大半の新興国通貨が小幅安で推移。
商品価格の下落で世界経済に対する懸念が広がっている。
中国の鉄鉱石先物は1月以来の安値に下落。
原油価格も4日に5カ月ぶり安値をつけた。
<米・経済指標>
○米・非農業部門雇用者数 /米・失業率(雇用統計)
23.5万人/4.7% → 21.1万人/4.4%↓
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【先週の動向と今後の予想】
先週は、日本ではゴールデン・ウィークとなり3日から東京為替市場は休場となっています。
しかし世界では、為替取引が行われ、FRBは5月の利上げはなかったものの、6月に利上げを示唆したことが好感され、ドル高を維持しています。今後、年内2回の利上げを示唆しています。
北朝鮮では6回目の核実験が行われなかったものの、米朝のにらみ合い続いています。また北朝鮮は中国に対しても不穏な言動を行っており、今後北朝鮮の孤立化となっていきます。
国内では、日銀の黒田総裁が、アジア開発銀行(ADB)年次総会で、2%の物価目標に対し、「最善を尽くしている」と語り、「インフレ期待を上げるのが難しくなった」と指摘しています。
さて、日足チャートをみると、
GWに関わらず市場では、順調に高値で取引が行われいます。
前週111円前半から112円中盤まで、約1円上昇しています。
フィボナッチの112円をやや超えての取引となっています。
今後フィボナッチのラインを超えて推移していくのか、レジスタンスとなり、下げが意識されていくかになります。
【来週の主な経済指標発表】
・05/10
21:30 米・輸入物価指数(前月比/前年比)
・05/11
20:00 英中銀(BOE) 政策金利発表
20:00 英・金融政策委員会(MPC)議事録-公表
21:30 米・生産者物価指数(前月比/前年比)
21:30 米・生産者物価指数(コア)(前月比/前年比)
21:30 米・新規失業保険申請件数(前週分)
・05/12
21:30 米・消費者物価指数(前月比/前年比)
21:30 米・消費者物価指数(コア)(前月比/前年比)
21:30 米・小売売上高(前月比) /米・小売売上高(除自動車)
【ドル円の平均ボラティリティ(日足)】
05/01~05/05
・・・69pips
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