【2017.04.23】先週04/17~04/21のFX値動き

北朝鮮情報は依然緊張状態となったままです。
トランプ政権の動向で、今回ばかりは核ミサイルの放棄か爆撃が2択を追い込まれることになります。先週末にはフランス大統領選1回投票が予定されています。




sponserd link



さて先週一週間の動きをみていきましょう。

【2017.04.17】FX市場

トランプ米大統領の発言でドル/円下押し!

ニューヨーク外為市場は、北朝鮮を巡る緊張激化に伴い、安全資産とされる円が堅調に推移した。

直近では対ドルJPY=で約0.2%高の108.36円。
アジア時間には、対ドルで昨年11月半ば以来の高値(108.14円)、ユーロEURJPY=や英ポンドGBPJPY=に対しても一時、5カ月ぶり高値(114.87円、135.63円)をつけた。

17日の欧州株式市場サマリーはイースターマンデーで休場のため休信します。

アジア新興国通貨は総じて上昇。
米株安や米国債利回りの低下を背景にドルがレンジ取引となり、アジア通貨への選好が相対的に高まった。

ドルや米国債利回りは、トランプ米大統領が13日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に対しドルが強くなり過ぎていると発言し、金利が引き続き低水準にあることを望むと述べたことを受けて下押しされた。

<米・経済指標>
○米・NY連銀製造業景気指数
16.4 → 5.2↓
○米・対米証券投資収支
63.0億ドル → 534.0億ドル↑

【2017.04.18】FX市場

メイ英首相が、6月8日に総選挙を行う意向を表明!

ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の108円後半。

朝方109円前半まで上昇したが、その後は株価の上げ幅縮小に連れてじり安となった。
午後に入り108円後半で下げ止まったものの、ドル買い材料に乏しく戻りは鈍った。

米国債利回り低下を背景に、ドルが対主要通貨バスケットで約3週間ぶり安値をつけた。

メイ英首相が、6月8日に総選挙を行う意向を表明し、ポンドは対ドルで昨年12月以来の高値水準を記録した。

アジア新興国通貨は、下落している。
北朝鮮情勢への警戒感が根強く、投資家はリスク回避から新興国資産の持ち高を減らしている。

みずほ銀行は18日付のリポートで「北朝鮮の問題は解決からほど遠く、今週末にかけて追加打ち上げも予想され、出来るだけ警戒して監視する必要がある」との見方を示した。

<米・経済指標>
○米・住宅着工件数
128.8万件 → 121.5万件↓
○米・建設許可件数
121.3万件 → 126.0万件↑
○米・鉱工業生産(前月比)
0.0% → 0.5%↑
○米・設備稼働率
75.4% → 76.1%↑

【2017.04.19】FX市場

東京・日経平均は小幅高!それを受けてドル高!

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の108円後半。

午後には日経平均株価の持ち直しをながめてじり高となっ たものの、目先の手掛かりに乏しいことから積極的な取引は手控えられた。

米利上げ予想を修正する動きや、トランプ政権の公約実行能力への懸念が広がる中、ドルが対主要通貨バスケットで上昇した。

ユーロは対ドルで値下がり。仏大統領選第1回投票を控え、上値は重いとの声も聞かれた。

東京株式市場で日経平均は小幅に3日続伸した。
前日の米国株安や外為市場でのドル安/円高を受け、売りが先行したものの、テクニカル指標を支えとした押し目買いが入り、金融株は切り返す展開となった。
ただ積極的に買い上がる姿勢は乏しく、次第に上値の重さも意識された。

アジア通貨は小幅高。
メイ英首相が解散総選挙に踏み切る方針を示したことを受けて、ポンドが買われ、ドルが下落した。
ただ、アナリストによると、フランス大統領選や北朝鮮問題が、アジア通貨の上値を抑える要因となっている。

【2017.04.20】FX市場

仏大統領選を巡りユーロ上昇!ドル/円は軟調!

ニューヨーク市場午後5時時点に比べて小幅ドル高/円安の109円付近。

フランス大統領選の第1回投票が23日に迫る中、候補者の接戦が伝えられており、短期筋もポジションを一方向に傾けにくい環境になっている。

仏大統領選を巡る不安が和らぎ、ユーロが対ドルで3週間ぶり高値をつけた。

最新指標を踏まえても、米景気・物価に対する市場の見方は変わらず、ドルは対主要通貨バスケットで引き続き軟調だった。

アジア通貨市場ではインドネシアルピアが0.26%安。

19日に投開票されたジャカルタ州知事選挙で、諸外国に友好的とみられた現職バスキ・チャハヤ・プルナマ氏の敗北が確実となったことを嫌気した。

<米・経済指標>
○米・フィラデルフィア連銀景況指数
32.8 → 22.0↓
○米・新規失業保険申請件数(前週分)
23.4万件 → 24.4万件↑
○米・景気先行指数(前月比)
+0.1% → 0.4%↑

【2017.04.21】FX市場

フランス大統領選を控えドルは堅調に推移!

ニューヨーク市場午後5時時点に比べて小幅ドル安/円高の109円前半。

仏大統領選を目前に控え、短期筋が円ロングをいったん手じまう動きが見られ、ドルは朝方に一時109.42円まで上昇したが、前日海外市場の高値は上抜けずに失速。
午後にかけて109円前半での小動きに移行した。

仏大統領選第1回投票を控え、ユーロがドルに対してやや下落した。

米連邦準備理事会(FRB)の利上げ・バランスシート縮小観測のほか、堅調な米景気を指摘する声も聞かれ、ドルはおおむね底堅く推移した。

アジア通貨市場は小幅高。
フランス大統領選の第1回投票が23日に予定されており、積極的な取引は手控えられている。

<米・経済指標>
○米・中古住宅販売件数
548.0万件 → 571.0万件↑




sponserd link


【先週の動向と今後の予想】

先週初めは、イースター休暇中のためオセアニアや欧州市場は休場となりました。

北朝鮮問題とフランスの大統領選1回投票が行われます。

アメリカでは企業決算を行っており、ドル/円相場は底堅く推移しています。

4/15の北朝鮮の故金日成の生誕105年ということで核実験があると警戒感が高まりましたが、軍事パレードのみとなりました。
しかし、4/25は朝鮮人民創設記念日があり、北朝鮮との緊張感は続いています。

フランスでは、4/23に行われる大統領選1回目の投票が行われます。

4候補の大混戦となり、トランプ政権と同様に「自国第一主義」を揚げ、EU離脱派が優位となるのか、離脱反対を唱える候補が優位に立つのか注目されます。

5/7に決選投票に誰が上位2人が進むかによって、EUの命運がかかっている選挙となっています。

さて、日足チャートをみると、

やや反発し上昇に転じている展開となっています。

このまま戻り売りとなるのか、下降ラインをブレイクし上昇していくかになっていきます。

企業決算が終るまでは、小幅な上昇・下降を繰り返していくことでしょう。

またトランプ政権の税改革も遅れており、このままでは年内に実施できのか不透明感が続いています。

【来週の主な経済指標発表】

・04/25
22:00 米・S&P/ケースシラー住宅価格指数(前年比)
23:00 米・新築住宅販売件数59.2万件58.8万件6pips
23:00 米・CB消費者信頼感指数
・04/27
21:30 米・耐久財受注(前月比) /米・耐久財受注(除輸送用機器)(前月比)
21:30 米・新規失業保険申請件数(前週分)
23:00 米・中古住宅販売保留指数(前月比)
・04/28
21:30 米・四半期GDP(速報値)(前期比年率)
21:30 米・四半期個人消費(速報値)(前期比)
21:30 米・四半期GDP価格指数(速報値)(前期比)
21:30 米・四半期コアPCE(速報値)(前期比)
22:45 米・シカゴ購買部協会景気指数
23:00 米・ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)

【ドル円の平均ボラティリティ(日足)】

04/17~04/21

・・・79pips




sponserd link


Comments are closed.