【2017.03.19】先週03/13~03/17のFX値動き

先週開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利引き上げがあったのか注目される一週間となりました。
金利引き上げも3回から4回とも言われ、その動向に注目が集まります。16日には米予算書を提出する予定となっています。ようやくトランプ政権もスタートラインに立てる段階まできています。





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さて先週一週間の動きをみていきましょう。

【2017.03.13】FX市場

ドル小幅高!FOMC発表前に様子見ムード

ニューヨーク市場午後5時時点に比べわずかにドル安/円高の114円後半。

強い内容となった米雇用統計後に米国市場で米長期金利が低下し、ドルが売られた流れを引き継いで上値の重い展開となった。
今週は政治イベントも目白押しで、様子見ムードが強い。

ドルが小幅高。今週開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に様子見の動きとなった。
ドル/円は114円台後半で推移。

国際通貨基金(IMF)のオブストフェルド首席エコノミストは13日、輸出を輸入より優遇する米国の税制改革案について、実施されればドル高につながり、他の国に影響が波及する可能性があるとの見方を示した。

また、欧州中央銀行(ECB)の超緩和的な金融政策については、ECBは良好に政策を運営しているとし、IMFは時期尚早な緩和策縮小を提唱していないと述べた。

アジア通貨市場では、新興国通貨が小幅上昇。
前週末に発表された2月の米雇用統計で賃金の伸びが予想を下回ったことを受け、ドルが小安くなった。

ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)を14―15日に控えてアジア通貨の動きは神経質。FOMCでは利上げが見込まれており、年内に追加利上げが何回行われるかが投資家にとって焦点となっている。

【2017.03.14】FX市場

米・生産者物価指数が下振れでドル安方向へ!

ニューヨーク市場午後5時時点に比べて小幅ドル高/円安の115円前半。
米連邦公開市場委員会(FOMC)などの重要イベントを前に積極的な取引は手控えられ、朝方から小動きが続いた。
夕刻に入って、ドル/円はやや上値を伸ばした。

今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決まるとの予想が広がる中、ドルが上昇した。
一方、欧州の政治リスクが意識されてユーロは下落した。

アジア新興国通貨は、インドルピーの上げが目立っている。
インドで人口が最大の北部ウッタルプラデシュ州の議会選で、与党インド人民党(BJP)が圧勝したことから、改革がさらに進むとの期待が高まっていることが背景。

<米・経済指標>
○米・生産者物価指数(前月比/前年比)
0.6%/1.6% → 0.3%/2.2%↓
○米・生産者物価指数(コア)(前月比/前年比)
0.4%/1.2% → 0.3%/1.5%↓

【2017.03.15】FX市場

米FOMC政策金利上げてもドル安!?

ニューヨーク市場午後5時時点と比べ、わずかにドル安/円高の114円後半。

米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて様 子見ムードが強まり、114円後半を軸にした狭いレンジでの動きが継続した。

ドルが主要通貨バスケットに対し小幅安、対円ではほぼ横ばいの114円台後半で推移。

トランプ政権の財政政策をめぐる不透明感を背景に、午後公表される連邦公開市場委員会(FOMC)参加者の政策金利見通し「ドット・チャート」が市場の予想ほど上昇せず、文言も先週よりややハト派色が強まるのではないかとの警戒感が出ている。

アジア新興国通貨はおおむね横ばい。
投資家は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちとなっている。

連邦準備理事会(FRB)はFOMCで利上げを決定するとみられているほか、当局者が予想する政策金利の分布を示す「ドットチャート」も公表する。

投資家はこのチャートで大方の当局者が年内3回以上の利上げを見込んでいることが示唆されるかどうかに注目している。

米国の中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(FRB)は15日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、昨年12月以来となる3か月ぶりの利上げに踏み切ると発表した。

米経済が堅調に拡大を続けているためで、同時に発表した利上げの予想では、今年中にさらに2回の利上げを見込んでいる。

短期金利の指標で、銀行間で資金を貸し借りする際に使われるフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標は年0・50~0・75%から、年0・75~1・00%に引き上げた。

採決では、投票権のある10人のうち、イエレンFRB議長を含む9人が賛成した。

<米・経済指標>
○米・消費者物価指数(前月比/前年比)
0.6%/2.5% → 0.1%/2.7%↓
○米・消費者物価指数(コア)(前月比/前年比)
0.3%/2.3% → 0.2%/2.2%↓
○米・NY連銀製造業景気指数
18.7 → 16.4↓
○米・小売売上高(前月比)/ 米・小売売上高(除自動車)(前月比)
0.4%/0.8% → 0.1%/0.2%↓
○米FOMC政策金利発表
0.75% 1.0% -25pips 1.0%↑
○米・対米証券投資収支
-129.0億ドル → 63.0億ドル↑

【2017.03.16】FX市場

FRB金利引き締め示唆示さず!ドル売り加速!

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてややドル安/円高の113円前半。

午前中は、米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合の結果の消化が進んだが、一巡した午後には動意が乏しくなった。

その後、日銀の黒田東彦総裁の会見中に下押し圧力が強まり、一時113円を割り込む場面もあった。

総裁会見が材料視されたというよりも、欧州勢が「売りから入っている」(国内金融機関)ためとみられている。総裁会見自体は「目新しい発言もなく、何ら期待されてもいなかった」(国内金融機関)との声が聞かれた。

米連邦準備理事会(FRB)が前日、引き締め加速を示唆しなかったことなどを背景に、ドルが対円で2週間ぶり、ユーロや主要通貨バスケットに対して5週間ぶり安値をつけた。
オランダの選挙結果もユーロを下支えした。

イングランド銀行(英中央銀行、BOE)は16日、政策金利を0.25%に据え置くことを決定した。

議事要旨によると、決定は8対1で、フォーブス委員が25ベーシスポイント(bp)の利上げを主張。
今後、一段と大きく票が割れる可能性があることが示唆された。

アジア新興国通貨は大半が上昇。
米連邦準備理事会(FRB)が年内の利上げ見通しについて大方の予想よりもタカ派的でなかったことが、世界のリスク資産を支援している。

またオランダ下院でルッテ首相率いる与党の中道右派、自由民主党(VVD)が第1党を維持する見通しとなり、アジア通貨の買いポジションを維持している投資家に安心感が広がった。

<米・経済指標>
○米・住宅着工件数
124.6万件 → 128.8万件↑
○米・建設許可件数
128.5万件 → 121.3万件↓
○米・新規失業保険申請件数(前週分)
24.3万件 → 24.1万件↓
○米・フィラデルフィア連銀景況指数
43.3 → 32.8↓

【2017.03.17】FX市場

FOMC緩やかな利上げ!ドル指数5週間ぶり安値!

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてややドル高/円安の113円半ば。

午前は実需筋の買いなどで上昇する場面もあったが、一巡した午後は動意が極端に乏しくなった。夕刻に入ってもレンジ取引が続いている。

ドル指数が下落し5週間ぶり安値。
米連邦準備理事会(FRB)が今週の連邦公開市場委員会(FOMC)で緩やかな利上げペースを維持する方針を示したことが引き続き売り圧力となっている。
ドル/円は112円台後半での取引。

17日のアジア新興国通貨市場は小動き。
ただ、一部の通貨は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けたドル安を背景に週間では大幅な上昇率を記録する見込みとなっている。

欧州で今年予定される一連の国政選挙によって、ユーロ懐疑派のポピュリスト政党が大陸全域での支持を拡大し、統一通貨への脅威となるのではないかという懸念が高まっているが、ユーロそのものへの直接的な影響はほとんど生じていないようだ。

実際には、欧州中央銀行(ECB)のユーロ指数は、昨年末以来0.3%上昇している。
今年に入って、これまでの50営業日のうち、この指数が1%以上動いたのは1日だけであり、しかもそれはユーロ高の方向だった。

<米・経済指標>
○米・鉱工業生産(前月比)
-0.3% → 0.0%0↑
○米・設備稼働率
75.3% → 75.4%↑
○米・ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
95.7 → 97.6↑




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【先週の動向と今後の予想】

先週は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の金利引き上げに関心が集まりました。

結果は0.75→1.0と0.25引き上げとなりましたが、緩やかな利上げペースを維持する方針を示したことで、ハト派的な発言と受け止め、ドル/円は、金利引き上げにも関わらず、下げ方向となっています。

今後金利引き上げの回数については、2回とも3回とも言われているため、緩やかに引き上げでどの程度の見込まれるか不透明となっています。

トランプ政権の「税制改革」も発表されず、売り圧力の方向へとなっています。

投資家の関心は、今後G20に移っていきます。

さて、日足チャートをみると、

売り圧力が強い、ドル/円は下落しています。
しかし、フィボナッチの112円中盤は維持しており、今後サポートされ、上昇に転じていくのか見極めが必要になります。

相場はレンジ相場ですが、下値/上値をやや切り上げているので、ここで反発し上昇するのではないかと予想しています。

フィボナッチサポートラインを死守するかどうかになっていきます。

【来週の主な経済指標発表】

・03/21
21:30 米・四半期経常収支
・03/22
23:00 米・中古住?販売件数
・03/23
21:30 米・新規失業保険申請件数
23:00 米・新築住?販売件数
・03/24
21:30 米・耐久財受注(前月比) /米・耐久財受注(除輸送用機器)(前月比)

【ドル円の平均ボラティリティ(日足)】

03/13~03/17

・・・88pips




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