【2017.03.05】先週02/27~03/03のFX値動き
- 2017/03/05
- 為替ニュース

先週は、トランプ米大統領の議会演説に注目が集まりました。
また米・FRBによる3月利上げするかイエレン議長の演説に注目されます。
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さて先週一週間の動きをみていきましょう。
【2017.02.27】FX市場
ドル/円材料に乏しくトランプ米大統領の議会演説に注目!
ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の112円前半。
総じてトランプ米大統領の議会演説待ちで、ポジションが偏りにくい状況になっている。
午前は111円後半に下落した後、国内勢の買いで持ち直したが、午後は手がかり材料に乏しく、狭いレンジでもみ合った。
トランプ米大統領が28日の議会演説で、経済政策の詳細を多く示さないという見方が広がり、ドルは主要通貨バスケットに対してやや下落した。
フランス大統領選で、極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首の勢いにかげりがみられ、ユーロは対ドルで上昇した。
米商務省が27日発表した1月の耐久財受注(季節調整済み)は、企業支出計画の先行指標とされる非国防資本財から航空機を除いたコア資本財の受注が前月比0.4%減と4カ月ぶりに減少した。
市場予想は0.5%の上昇だった。
一次金属や電機・家電のほか電算機・電子部品の受注が減少した。一般機械や加工金属製品は増えた。
昨年12月のコア資本財の受注は当初発表の0.7%増から1.1%増に改定された。
1月のコア資本財の受注の落ち込みは、トランプ米政権が税制改革の詳細を打ち出すのを前に、企業が慎重になっていることを反映しているとみられる。
一次産品価格の上昇の中で低迷してきた製造業が回復に向けて動いているとの見方を変えることはなさそうだ。
アジア通貨市場では、インドルピーが3カ月ぶり高値に上昇。
投資家は新たな手掛かりを求め、トランプ米大統領が28日に行う議会演説に注目している。
<米・経済指標>
○米・耐久財受注(前月比)/ 米・耐久財受注(除輸送用機器)(前月比)
-0.4%/0.5% → 1.8%/-0.2%↑
○米・中古住宅販売保留指数(前月比)
1.6% → -2.8%↓
【2017.02.28】FX市場
日・内閣府5年振り円高方向へ!
ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の112円前半。
トランプ米大統領の議会演説を控えて積極的な売買は手控えられ、方向感を欠く動きとなった。夕刻に入ると、ドル/円は上値重く推移している。
ドルが主要通貨バスケットに対し小幅安。
トランプ米大統領の議会演説を控え、市場が期待する経済政策の詳細に踏み込まなかった場合に失望が広がるとの警戒感が出ている。
ただ月末のポートフォリオ調整もあり、値動きは限定的。
安全資産とされる円は買われ、対ドルで112.02円で取引されている。
内閣府が28日公表した「企業行動に関するアンケート調査」によると、今年1月半ば時点での上場企業(輸出を行っている企業のみ対象)の採算レートは1ドル100.5円となった。
5年ぶりに円高方向に振れた。製造業は99.9円、非製造業は104.2円。業種別では、輸送用機器が98.6円、電機が100.2円、機械が97.7円などとなっている。最も円高耐久力があるのは医薬品で94.0円。
アジア新興国通貨市場では大方の通貨が最近の高値をやや下回る水準で推移。
トランプ米大統領の税制改革やインフラ支出計画の詳細について手掛かりを得ようと同氏の議会演説に注目が集まっている。
<米・経済指標>
○米・四半期GDP(改定値)(前期比年率)
3.2% → 1.9%↓
○米・四半期個人消費(改定値)(前期比)
2.8% → 3.0%↑
○米・四半期GDP価格指数(改定値)(前期比)
1.4% → 2.0%↑
○米・四半期コアPCE(改定値)(前期比)
1.7% → 1.2%↓
○米・S&P/ケースシラー住宅価格指数(前年比)
5.27% → 5.58%↑
○米・シカゴ購買部協会景気指数
50.3 → 57.4↑
○米・CB消費者信頼感指数
111.8 → 114.8↑
【2017.03.01】FX市場
ドル高!トランプ新味欠けるがFRB3月利上げに期待!
ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の113円半ば。
トランプ米大統領の議会演説は新味に欠けるとの評価が多いが、米国の3月利上げが織り込まれる中で強含んだ。
1日序盤のニューヨーク外為市場は、ドルが対主要通貨バスケットで7週間ぶり、対円で2週間ぶりのそれぞれ高値をつけた。
前日のトランプ大統領の演説が市場に与えた影響は限られたが、一部の米連邦準備理事会(FRB)当局者発言を受け、早期の利上げ観測が強まった。
主要6通貨に対するドル指数.DXYが0.8%急伸、1月11日以来の高値を記録した。
ドルが対主要通貨バスケットで7週間ぶり、対円で2週間ぶりのそれぞれ高値をつけた。
前日のトランプ大統領の演説が市場に与えた影響は限られたが、一部の米連邦準備理事会(FRB)当局者発言を受け、早期の利上げ観測が強まった。
主要6通貨に対するドル指数が0.8%急伸、1月11日以来の高値を記録した。ドル/円が1.05%急上昇して113.92円。
アジア新興国通貨は下落。
注目されていたトランプ米大統領の議会演説では税制改革などの詳細が示されなかったものの、連邦準備理事会(FRB)当局者の発言を受け、今月の米利上げ観測が高まった。
<米・経済指標>
○米・個人所得(前月比)
0.3% → 0.4%↑
○米・個人支出(前月比)
0.5% → 0.2%↓
○米・PCEコア・デフレータ(前月比/前年比)
0.1%/1.7% → 0.3%/1.7%↑
○米・ISM製造業景況指数
56.0 → 57.7↑
○米・建設支出(前月比)
-0.2% → -1.0%↑
【2017.03.02】FX市場
3月の利上げ観測さらに高まりドル高!しかし上値重い!
ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の114円前半。
米早期利上げ期待を背景とする日米株価の上昇や米長期金利の高止まりを受けて強含んだ。
ただ、114円前半では戻り売りや実需の売りに押され、上値が重くなった。
ドルが主要通貨バスケットに対し7週間ぶり水準に上昇、対円では2月15日以来の高値となる114.43円をつけた。
米連邦準備理事会(FRB)内でハト派とされるブレイナード理事が、世界経済の改善と米経済の堅調さを踏まえると近く利上げが適切になると発言したことで、3月の利上げ観測がさらに高まった。
アジア新興国通貨は下落。
米連邦準備理事会(FRB)が今月利上げするとの観測が強まった。
ただ一部の通貨はリスク選好度の高まりを受けてやや値を戻した。
<米・経済指標>
○米・新規失業保険申請件数(前週分)
24.4万件 → 22.3万件↓
【2017.03.03】FX市場
FRB利上げ、市場折り込み済みドル一時下落!
ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の114円前半。3
月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げはほぼ織り込みが進んだとして、東京市場では利益確定売りに押され、朝方からドル/円はじり安となった。夕刻に入ると、ドル/円には下げ渋る動きが出ている。
イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控え、ドルが主要通貨バスケットに対し下落。対円ではほぼ横ばいで取引されている。
米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は3日、雇用をめぐる指標とインフレが力強さを維持すればFRBは今月の会合で利上げを決定すると述べた。
イエレン議長はシカゴで行った講演で「今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で、雇用とインフレがわれわれの予想に沿って引き続き進展しているかどうか検証する」とし、引き続き進展していれば「フェデラルファンド(FF)金利の一段の調整が適切となる公算が大きい」と述べた。
アジア新興国通貨は対米ドルで下落。
週間ベースでも下落となる見込み。3月の米利上げ観測の高まりが圧迫要因とな
っている。
<米・経済指標>
○米・ISM非製造業景況指数
56.5 → 57.6↑
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【先週の動向と今後の予想】
先週は、トランプ米大統領の議会演説に注目が集まり、税制改革について具体的な方針があるのか注目が集まりました。
また、FRBが3月利上げがあるのか注目されます。
まずトランプ米大統領の演説では、経済政策の詳細を多く示さないという見方が広がり、期待通りではなかった。
しかしイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の講演では、3月利上げを示唆したこともあり、ドル高に推移しています。
FRB・イエレン議長は。「フェデラルファンド(FF)金利の一段の調整が適切としているので、フェデラルファンドの結果次第となりそうです。
さて、日足チャートをみると、
先週は、FRBが3月利上げ観測が高まったことから、反発し上昇に転じています。
フィボナッチのやや下限である111円中盤あたりで、サポートされ、ダブルボトムを形成しています。
今後、直近高値更新があるのか注目されます。この高値の更新がなければ、横ばいで推移しレンジ相場の可能性があります。
【来週の主な経済指標発表】
・03/07
22:30 米・貿?収支
・03/08
22:15 米・ADP民間雇用者数
・03/09
22:30 米・輸入物価指数(前月比/前年比)
22:30 米・新規失業保険申請件数(前週分)
・03/10
22:30 米・非農業部門雇用者数 /米・失業率(雇用統計)
【ドル円の平均ボラティリティ(日足)】
02/27~03/03
・・・106pips
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