【2017.02.19】先週02/13~02/17のFX値動き

先週はイエレンFRB議長の議会証言があり、3月に利上げがあるのか注目されました。
また、トランプ米大統領の今後の税制改革について、注目が集まります。





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さて先週一週間の動きをみていきましょう。

【2017.02.13】FX市場

日米首脳会談でトランプ大統領が円高に言及なしでドル高値!

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の113円半ば。

10日の日米首脳会談を無難に通過したことを好感し、 底堅い地合いとなった。
一時114円前半まで上昇した。ただ、一段高を促す材料には乏しく、午後は113円後半でもみ合い、伸び悩んだ。夕刻に入って、さらに上値が重くなっている。

日米首脳会談でトランプ大統領が通貨高に言及しなかったという報道を受け、ドルは対円で2週間ぶり高値をつけた。
米減税期待を追い風に、主要6通貨に対するドル指数も約3週間ぶり高値を記録した。

大半のアジア新興国通貨は対ドルで小幅安。注目された週末の日米首脳会談が波乱なく終了し、市場に安心感が広がったことによるドル高が背景にある。

【2017.02.14】FX市場

ドル/円114円台前半!イエレン議長の発言が材料!

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の113円半ば。

午前は方向感なく推移したが、午後は株安などを背景に下押し圧力が強まった。

市場の関心はイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言に向かっている。夕刻に入り、ドル/円は戻り歩調に転じた。

ドル指数が3週間ぶりの高値に上昇。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言を受け、投資家の間で米利上げペースが速まるとの見方が広がった。ドル/円は114円台前半での取引。」
労働省が14日発表した1月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比0.6%上昇と、2012年9月以来4年4カ月ぶりの大きな伸びとなった。

市場予想の0.3%上昇も上回った。エネルギー製品の上昇に加え、サービスの一部も値上がりした。
ただ、ドル高が引き続き物価上昇の基調を抑制的なものにしている。

昨年12月は0.2%の上昇だった。1月のPPIは前年同月比では1.6%上昇。
上昇率は昨年12月と同じだった。市場は1.5%の上昇を予想していた。

PPIの上昇は、製造業者による原料の値上がりの報告と軌を一にする。
米供給管理協会(ISM)が発表した1月の製造業景気指数のうち物価指数は11年5月以来の高水準となった。
PPIと相関関係の強い総合指数は11カ月連続の上昇となった。

大半のアジア新興国通貨は対ドルで上昇。
フリン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が辞任したことを受けてドルが下落した。

<米・経済指標>
○米・生産者物価指数(前月比/前年比)
0.3%/1.6% → 0.6%/1.6%↑
○米・生産者物価指数(コア)(前月比/前年比)
0.2%/1.6% → 0.4%/1.2%↑

【2017.02.15】FX市場

ドル/円上昇!FRB議長の発言がタカ派寄りと受け止められ

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の114円半ば。

仲値公示にかけては国内勢のドル買いが観測され114円半ばに強含んだものの、午後はフローが細って114円前半でのもみ合いが続いた。

14日のイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の発言がタカ派寄りと受け止められ、地合いの底堅さが意識された。

夕刻に入ると、米10年債利回りが2.47%で底堅い動きとなっているのを眺め、114円半ばまで強含んだ。

米主要株価指数先物が横ばい圏で底堅い動きとなっていることなども「リスクセンチメントの面から支えになっている」(国内金融機関)という。

ドルが主要通貨バスケットに対し横ばい。
堅調な米指標を受けて一時1カ月ぶりの水準に上昇したが、その後は利食い売りが優勢となった。
対円では114.26円と、2週間ぶり高値近辺で取引されている。

15日のアジア通貨市場では、一部のアジア通貨が小幅下落。
イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言が予想よりタカ派的だったとの見方で、ドルが上昇したことがが背景。

<米・経済指標>
○米・消費者物価指数(前月比/前年比)
0.3%/2.1% → 0.6%/2.5%↑
○米・消費者物価指数(コア)(前月比/前年比)
0.2%/2.2% → 0.3%/2.3%↑
○米・NY連銀製造業景気指数
6.5 → 18.7↑
○米・小売売上高(前月比)/ 米・小売売上高(除自動率)(前月比)
0.6%/0.2% → 0.4%/0.8%↓
○米・鉱工業生産(前月比)
0.8% → -0.3%↓
○米・設備稼働率
75.5% → 75.3%↓
○米・対米証券投資収支[速報値]
308.0億ドル→ -129.0億ドル↓

【2017.02.16】FX市場

ドルやや下落!イエレン議長が3月利上げ言及しなかったことを受けて!

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の113円後半。

堅調な米小売売上高などを手掛かりに海外市場で115円目前まで買われた流れを引き継いで114円台前半で強含んだものの、海外勢による円買いフロー、日本株売りに伴う円のヘッジ外しなどを受け、113円後半に下落した。

ドルは円やユーロ、主要通貨バスケットに対してやや下落した。
イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が前日の議会証言で、3月利上げ観測を十分裏付ける材料を示さなかったとの見方が、ドルの重しとなった。

アジア新興国通貨は、台湾ドルが一時1年8カ月ぶり高値をつけたほか、韓国ウォンは3カ月ぶり高値に上昇した。

良好な米経済指標は、3月の米利上げ観測を高める一方、米経済の好調はアジア経済にとってプラス、とアナリストは指摘している。

<米・経済指標>
○米・住宅着工件数
122.6万件 → 124.6万件↑
○米・建設許可件数
121.0万件 → 128.5万件↑
○米・フィラデルフィア連銀景況指数
23.6 → 43.3↑
○米・新規失業保険申請件数(前週分)
23.4万件 → 23.9万件↑

【2017.02.17】FX市場

米市場3連休を控えポジション調整でドル安!

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の113円前半。
海外市場でドル安の流れとなった地合いを引き継いで、113円前半で上値の重さが意識された。
米市場3連休を控えた短期筋のポジション調整がドルの方向感を見失わせた。

円が主要通貨に対し上昇、対ドルでは112円台後半で取引されている。
フランス大統領選をめぐる懸念やトランプ米政権の財政政策が進展していないことが背景にある。
世界的な株安や連休を控えていることも、安全資産とされる円や債券への需要を押し上げているという。

アジア新興国通貨は、全般的に小動き。

韓国ウォンは下落した。韓国の朴槿恵大統領の親友、崔順実被告らをめぐる疑惑を調べている特別検察官チームが17日、贈賄容疑などでサムスン電子副会長の李在鎔(イ・ジェヨン)容疑者を逮捕したしたことが材料視された。




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【先週の動向と今後の予想】

先週14日はイエレンFRB議長の半期に1度の議会証言に注目が集まりました。

トランプ大統領の税制改革が、今後2~3週間で決まっていきます。それについても今後注目が集まりそうです。

米・労務省が14日発表した1月の卸売物価指数(PPI)が上昇し、2012年以来の4年4カ月ぶりの大きな伸びとなっています。

またアジアでは、韓国のサムスン電子副会長が逮捕されたことを受けて、朴槿恵大統領の親友、崔順実被告らをめぐる疑惑が高まったとされています。

週末は、米市場は3連休を控え、ポジション調整となっています。

さて、日足チャートをみると、

先週は最初は上昇に傾き、週末にやや下落する展開となっています。

ヒボナッチの112円半ばを超えて、今後サポートされていくかに注目されます。

短期の下落トレンドから抜け出したのか、下値の確認する期間となります。

直近である2月6日の111円後半の下値を基準に、反発し上昇するのか、下値を割り込んでいくかになります。

【来週の主な経済指標発表】

・02/23
00:00 米・中古住?販売件数
04:00 米FOMC議事録公表
22:30 米・新規失業保険申請件数(前週分)
・02/25
00:00 米・新築住?販売件数
00:00 米・ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)

【ドル円の平均ボラティリティ(日足)】

02/13~02/17

・・・104pips




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