【2017.01.15】先週01/09~01/13のFX値動き
- 2017/01/15
- 為替ニュース
先週はトランプ次期大統領の今年は津の記者会見がありました。その結果、ドル/円の動きに注目が集まりました。
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さて先週一週間の動きをみていきましょう。
【2017.01.09】FX市場
祝日のため休刊!
アジア新興国通貨は、軟調となっている。
米雇用統計で賃金の大幅な伸びが示されたことから、今年の米利上げペースが加速するとの見方が広がったことが背景。
米労働省が発表した昨年12月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が15万6000人増と、伸びは市場予想の17万8000人増に届かなかった。ただ、賃金は大きく伸びており、労働市場の勢いが維持していることが示された。
さらに、シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は、経済指標が自身の想定より力強い内容となれば今年3度の利上げを行う可能性があると述べ、数カ月前よりも利上げペースの加速を見込んだ。
【2017.01.10】FX市場
トランプ次期米大統領による初会見を控え警戒感広がる!
ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の115円後半。
トランプ次期米大統領の会見を前にしたポジション調整で下押しされたものの、節目の115円ちょうどを割り込まなかったことで買い戻しが入った。
ドルが主要通貨バスケットに対し小幅安。対円では一時0.7%安の115.21円まで下落した。
11日にトランプ次期米大統領による初の記者会見を控え警戒感が広がっており、ドルを圧迫している。会見前にエクスポージャーを避けたい投資家の売りが膨らみ、メキシコペソは最安値に沈んだ。
アジア新興国の通貨は、ドルが主要通貨に対して下落するなか、堅調に推移している。
投資家は、今後の米政策やドル相場の方向性を探ろうと、今週予定されているトランプ米次期大統領の記者会見に注目している。
【2017.01.11】FX市場
トランプ氏初会見で米国回帰求める!
ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の116円前半。トランプ次期米大統領の会見を控えて様子見ムードが強まり、方向感は出なかった。
ドルが対円で反発し116円台後半での取引。メキシコペソは対ドルで最安値を更新した。
トランプ次期米大統領は11日午前(日本時間12日未明)、ニューヨークの「トランプタワー」で記者会見を開いた。
会見を開くのは昨年11月の大統領選で勝利した後は初めて。
トランプ氏は、米自動車大手フォード・モーターなどがメキシコ工場建設計画の撤回や米国内工場増強を発表したことに「感謝する」と述べ、「私は最も多くの雇用を生み出す大統領になる」と強調した。
トランプ氏はまた、「米ゼネラル・モーター(GM)も続くことを期待する」として新たに圧力をかけた。「多くの人々がこれに続き、多くの産業も戻ってくる」と述べ、製薬など他の産業にも米国回帰を求める考えを表明した。
トランプ氏は、昨年の大統領選へのサイバー攻撃にロシア政府が関与したとされる問題について、「ロシアがやった」と述べる一方で、「私自身はロシアと一切、取引をしていない」と強調した。
また、ロシアとは過激派組織「イスラム国」(IS)との戦いで協力する必要があることも指摘。「プーチン露大統領と仲良くできるか分からないが、そうしたいと思っている。そうできるチャンスはある」と述べた。
また、自身は事業から手を引き、息子2人に引き継ぐことも明らかにした。
トランプ氏は大統領選中から、主要メディアを「最も不誠実な人たち」などと酷評し、自身に批判的な記事についてはツイッターなどで「口撃」してきた。
一方、トランプ氏がツイッターで一方的な発信を続ける手法には批判も出ていた。トランプ氏が最後に公式な記者会見をしたのは、ほぼ半年前の昨年7月27日。
最近の歴代大統領は、大統領選が終わって就任するまでに数回の記者会見をしている。トランプ氏は今月20日の大統領就任の10日前まで記者会見を開かなかったことになる。
(Yahoo!記事より引用)
アジア新興国通貨は、大半が小じっかり。この日予定されているトランプ米次期大統領の記者会見に注目が集まっている。
投資家はトランプ氏の経済政策や米ドル相場の行方を見極めようと注視している。
SMBC日興証券のシニアエコノミスト、平山広太氏は、トランプ氏が中国に対する
極度の強硬発言をしない限り、アジア通貨への影響は限定的になるだろう、との見方を示した。
【2017.01.12】FX市場
トランプ氏初会見で政策示さず!ドル失望売り!
ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の114円前半。
トランプ次期米大統領の会見では詳細な政策への言及がなく、失望感から上値の重さが意識された。
ドルが主要通貨バスケットに対し5週間ぶりの安値をつけたほか、対円でも5週間ぶりの水準となる113.76円まで下げた。
トランプ次期大統領が前日の会見で経済政策の具体案を示さなかったことを受けて、この日も失望売りが継続している。
アジア新興国の通貨は、おおむね堅調に推移している。
トランプ次期米大統領は11日の記者会見で、具体的な財政・経済政策を示さなかった。そのため、ドル強気筋の間では失望りが広がった。
<米・経済指標>
○米・輸入物価指数(前月比/前年比)
-0.3%/-0.1% → 0.4%/1.8%↑
○米・新規失業保険申請件数(前週分)
23.5万件 → 24.7万件↑
【2017.01.13】FX市場
米財務省、エネルギー高で2年3カ月ぶりの大きな伸び!
ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の114円後半。
国内実需筋などのドル買いが継続的に観測された。このところ米連邦準備理事会(FRB)高官の発言は経済見通しに強気なものも多く、きょうの米小売売上高を確したいとする向きも多い。
米12月卸売物価1.6%上昇、エネルギー高で2年3カ月ぶりの大きな伸び
米労働省が13日発表した昨年12月の卸売物価指数(PPI、最終需要財向け財・サービス)は、前月比0.3%上昇した。
市場予想と一致した。11月は0.4%上昇していた。
前年同月比では1.6%上昇と2014年9月以来、2年3カ月ぶりの大きな伸びとなった。こちらも市場予想と一致した。11月は1.3%の上昇だった。
12月はエネルギー製品の価格が2.6%上昇し、最終需要財の伸びのうち約60パーセントを占めた。エネルギー価格は11月は0.3%の下落だった。
これに伴って最終需要財は12月に0.7%上昇となった。
原油安による押し下げ効果が薄れたことで、卸売物価は上昇しつつある。原油価格は1バレル=50ドルを超える水準で推移しており、12日に発表された輸出入物価統計によると、昨年12月の輸入物価は前年同月比で5年ぶりに近い大きな上昇となった。
ただ、トランプ氏の米大統領選勝利後はドル高が再燃しており、原油値上がりによる物価押し上げ効果は薄まる可能性がある。
アジア通貨市場では、大半の新興国通貨が下落。週間では、トランプ米次期大統領が今週開いた記者会見で政策の詳細が示されなかったことで米ドルが売られ、アジア通貨はプラスとなる見通しだ。
この日発表された昨年12月の中国輸出は前年比6.1%減で、予想(3.5%減)よりも大幅に落ち込み、アジア通貨を下押しした。ただ、輸入は3.1%増加と予想(2.7%増)を上回り、支援材料となった。
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【先週の動向と今後の予想】
先週はトランプ次期大統領の初記者会見があり、注目されました。
結果、政策には一切触れず、失望売りが目立ち「ドル安+株安」の一週間となっています。
トランプ氏の会見では、「米国回帰」を強調する発言が印象的で、対外政策についてはうまくやっていけるのか不安なものとなっています。
一方、トランプ氏がツイッターで一方的な発信を続ける手法には批判も出ています。
13日に米財務省の発表では、エネルギー高で12月は卸売物価指数は16%上昇しています。
これは原油安による押し下げが薄れたことによる、卸売物価は上昇しつつあることになります。
さて、日足チャートをみると、
先週はトランプ次期大統領の初会見があり、失望売りが目立った相場展開となっています。
会見前と会見後では大きく上下し、結果はドルの下落ちとなっています。その後のさらにドル/円は勢いを失っています。
ここでサポートされ反発していくのか、さらに下落ちしていくのか境目にきています。
しかし、まだ上昇トレンドは継続してます。いつ切り返してくるか分からない状況です。
この後、米企業決算となりトランプ政権がスタートします。今後トランプ政権の外交に関心が集まりそうです。
トランプ氏が大統領選になってから上げ相場となりましたが、多くの投資家の間では、長期的には円高+株安相場と予想しています。
どの時点で下げが意識されてくるのか、それは再度上昇した後の高値の更新があるのかになります。
高値を超えられないと、いつしか下げが意識されます。
【来週の主な経済指標発表】
・01/17
22:30 米・NY連銀製造業景気指数
・01/18
22:30 米・消費者物価指数(前月比/前年比)
22:30 米・消費者物価指数(コア)(前月比/前年比)
23:15 米・鉱工業生産(前月比)
23:15 米・設備稼働率
・01/19
22:30 米・住宅着工件数
22:30 米・建設許可件数
22:30 米・フィラデルフィア連銀景況指数
22:30 米・新規失業保険申請件数(前週分)
【ドル円の平均ボラティリティ(日足)】
01/09~01/13
・・・168pips
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