【2016.12.30】先週12/26~12/30のFX値動き

2016年最後為替ニュースとなります。
先週は米ではクリスマス休暇となりました。今年を振り返えり今年最後の為替市場となります。




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さて先週一週間の動きをみていきましょう。

【2016.12.26】FX市場

クリスマス休暇、方向感出ない相場!

主要な海外市場でクリスマス休暇となるなか、東京市場でドル/円は調整売りに押され、上値が重かった。
ただ、下がれば押し目買いによる底堅さも意識され、方向感は出なかった。

クリスマス休暇を控え様子見ムードが広がる中、ドルが主要通貨バスケットに対し小動き。
今週つけた14年ぶりの高値を約0.5%下回る水準で推移している。

【2016.12.27】FX市場

年末を控え、薄商いで高値を超える勢いない!

前日の東京時間午後5時時点に比べて小幅ドル高/円安の117円前半。
クリスマス休暇で海外の参加者が限られて薄商いとなり 、方向感は出なかった。117円ちょうど付近には、根強い押し目買い需要があると見ら れている。

ドルが対円で上昇した。
朝方発表のS&P/ケース・シラー住宅価格指数が堅調な伸びを示したことに加え、米連邦準備理事会(FRB)がタカ派的な度合いを増していくとの観測が出ていることが背景。
ただ年末を控え商いは薄く、今月半ばに付けた10カ月ぶり高値を超える勢いは見られない。

アジア新興国通貨は大半が下落し韓国ウォンは9カ月半ぶりの安値をつけた。米国債利回りの上昇を背景にドル買いが進んだ。

<米・経済指標>
○米・S&P/ケースシラー住宅価格指数(前年比)
5.08% → 5.1%↑
○米・CB消費者信頼感指数
107.1 → 113.7↑

【2016.12.28】FX市場

英・ブレグジットで不安感からポンド下落!

ニューヨーク市場午後5時時点に比べて小幅ドル高/円安の117円半ば。
年末のスポット応当日にあたり、実需筋の売買フローが観測された が、そのほかは参加者が少なく、動意に乏しかった。

英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)交渉をめぐる不安から英ポンドが売られ、対ドルで2カ月ぶり安値をつけた。

円相場も対ドルで値下がりし117円台後半での取引。米経済への成長期待がドルの下支えとなっている。

28日のアジア通貨市場では、韓国ウォンKRW=KFTCと台湾ドル が下落。
好調な米経済指標を受けて来年の米利上げペースが速まるとの見方が広がり、両通貨は対ドルで圧迫されている。

<米・経済指標>
○米・CB消費者信頼感指数
107.1 → 113.7↑
○米・中古住宅販売保留指数(前月比)
0.1% → -2.5%↓

【2016.12.29】FX市場

米長金利低下を背景にドル上値重い展開!

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の116円前半。
株安や米長期金利低下を背景としてドルの上値が重くなるなか、ドルを高値づかみした短期筋による損失確定売りで、じり安の展開となった。

円相場は円高・ドル安が進み、約2週間ぶりの水準となる1ドル116.23円をつけた。
ドルは対円で11月の米大統領選以降11%強値上がりしており、薄商いのなかドルへの利食い売りが出たという。

アジア新興国通貨市場は対ドルで小幅上昇。米国の金利が低下しドルが勢いをやや失った。

<米・経済指標>
○米・新規失業保険申請件数(前週分)
27.5万件 → 26.5万件↓

【2016.12.30】FX市場

ドル指数4年連続で上昇!ドル/円116円後半で取引終了!

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の117円前半。
昨年12月31日終値120.30円に比べて下落している。
午前は116円ちょうど付近まで下押しされたが、午後は日経平均のプラス転換などが支援し、一時116.80円台まで上昇した。

年末を控え薄商いとなる中、ドルがオーバーナイト取引で対ユーロで一時下落。
ただ、主要6通貨に対するドル指数は4年連続で上昇して1年を終える見通し。

人民元は年間では94年以降で最大の下落、当局は安定を志向か2016年最後の取引となった30日の上海外国為替市場で人民元は対ドルで上昇。
しかし年間では1994年以降で最大の下落となっている。
きょうの人民元の対ドル基準値(中間値)は1ドル=6.9370元で前日の基準値よりも元高に設定した。
スポット市場では6.9310元でオープン、午後4時30分(日本時間午後5時30分)現在は6.9495元で、前日終盤に比べ57ポイント元高水準。年初来では6.6%下落している。
夜間取引は午後11時半まで続く。
外資系銀行(上海)のトレーダーは、年末で静かな取引だったとした上で、人民元指数の算出方法が変更されたため「来年は一段とボラタイルな取引になるかもしれない」と指摘。変動はほぼ米ドルの動き次第だが「韓国ウォンなどが追加されたので雑音が増える」と述べた。
市場関係者は、当局は年末に人民元への異なったアプローチを採用していると指摘する。中国系銀行のトレーダーは、昨年は現物市場での手綱を緩めて元安を容認し年初のドル買いコストを高めたとした上で、「今回は人民元が下落するとの確かな見通しを引き起こさないよう、通貨の安定を望んだ」と述べた。

アジア新興国通貨は年内最後の取引で対ドルで上昇。薄商いのなかストップロスの買いでユーロが一時上昇、ドルが売られたことが影響した。



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【先週の動向と今後の予想】

先週はアメリカでは、クリスマス休暇となり、薄商いが続いた一週間となりました。

今年は米・大統領選がありトランプ氏が時期大統領に決まり、ドル高となりました。
これはクリントン氏が大統領として選ばれても同じ結果となっていたでしょう。

またFRBがゼロ金利政策を脱し、今年は2回の利上げを行っています。

それにより米・株高、ドル高となり、アベノミクス以来の高値を更新する年となりました。

今年を振り返ると、ドル/円相場は高値から急落し一時100円を割り込み、終盤には大きく上昇する展開となっています。
下げ幅、上げ幅ともに大きく変動した年となりました。

年初は、120円前半から始まった相場は、一時100円を割り込み、6月に利上げをし、半年後の12月に利上げを行い、116円まで回復しています。

2017年は、アベノミクスでの高値122円後半を超えていくのかに注目されます。

今までは、短期投資家は下がれば買って、上がれば売っていきましたが、中・長期投資家はどこで売ってくるかになっていきます。

さて、日足チャートをみると、

現在116円後半で推移しています。
この付近はアベノミクス相場で、もっとも上げたレベルであり、レジスタンスとして機能しています。

その後、日銀・黒田総裁の追加緩和によるバズーカにより、一段高いドル高となっています。

しかし、今年に入り急激なドル安となり、一時は100円割れまで下落する展開となりました。
今後さらに一段高いドル高となっていくのか、注目されます。

【来週の主な経済指標発表】

・01/04
米・ISM製造業景況指数53.2 53.7
米・建設支出(前月比) 0.5% 0.5%
・01/05
米FOMC議事録公表
米・ADP民間雇用者数21.6万人17.0万人
米・新規失業保険申請件数(前週分) 26.5万件
米・ISM非製造業景況指数57.2 56.5
・01/06
米・貿?収支-426.0億ドル-420.0億ドル
米・非農業部門雇用者数 /
米・失業率(雇用統計)17.8万人/4.6%17.5万人/4.7%
・01/07
米・製造業受注(前月比) 2.7% -2.2%

【ドル円の平均ボラティリティ(日足)】

12/26~12/30

・・・84pips



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