【2016.12.18】先週12/12~12/16のFX値動き

先週は今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策金利発表がありました。その結果はどだったのか注目されます。

またロシアのプーチン大統領により日本訪問もあり、それにより為替に影響がでたのか注目されます。


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さて先週一週間の動きをみていきましょう。

【2016.12.12】FX市場

FOMCの声明で行き過ぎたドル高に警戒感からドル下落!

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の115円後半。
海外市場の米株・金利高、原油高のリスク選好地合いを引き継ぎ上昇が継続した。
テクニカル的な節目での利益確定売りに上値を押さえられつつも115円前半では底堅く、午後3時にかけて値を持ち直し、夕刻にかけてもじりじりと上昇を続けた。

今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明で、ドル高が行き過ぎとの認識が示されるとの懸念が広がり、ドルは大半の主要通貨に対して下落した。

日経平均株価.N225が累積売買代金の薄いゾーンに入ってきた。
戻り売りが少なくなると予想され、上昇局面では弾みがつきそうだ。
ドル/円JPY=EBSも115円半ばを超え、テクニカル的な節目の少ない価格帯を目前にしている。
日本株高と円安が連鎖する可能性もあるが、過熱感も強まりやすいだけに警戒感も出ている。

アジア新興国通貨は対ドルで軟調。
13日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)で、来年の利上げペースに関する手掛かりが示されるか見極めたいとして様子見姿勢が強まっている。

【2016.12.13】FX市場

FOMCの結果発表を翌日に控え、様子見ムード!

ニューヨーク市場午後5時時点に比べて小幅ドル高/円安の115円前半。
海外時間のドル売りの流れを引き継ぎ朝方には114円後半まで下落したが、下値では買いが入り、その後も115円前半を中心とした取引が続いた。
「海外でも米連邦公開市場委員会(FOMC)前に利益確定や調整が入りやすい。
ドル相場に強弱感はなく、この辺でだらだら推移しそうだ」(外為アナリスト)という。

ドルが主要通貨に対してほぼ横ばい。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を翌日に控え、様子見ムードが広がった。

11月米輸入物価、9カ月ぶりの大きな落ち込み
米労働省が13日発表した11月の輸入物価指数は前月比0.3%下落と今年2月以来9カ月ぶりの大きな落ち込みとなった。
ドル高の再燃で石油が値下がりし、輸入物価全体を抑制した。下落は3カ月ぶり。
市場は0.4%の下落を予想していた。
10月の数字は当初発表の0.5%上昇から0.4%上昇に下方改定された。
前年同月比でみると11月の輸入物価は0.1%の下落と、2014年7月以来の小さな落ち込みにとどまった。10月は0.3%の下落だった。

アジア新興国通貨は、米国債利回りの上昇一服を受けて大半が対ドルで堅調。
ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)を13─14日に控え、上値は重かった。

<米・経済指標>
○米・輸入物価指数(前月比/前年比)
0.5%/-0.2% → -0.3%/-0.1%↓

【2016.12.14】FX市場

FOMCの利上げ決定に対してドル高の117円前半まで上昇!

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の115円付近。
午前は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に駆け込み的な売買があったが、午後は様子見ムードが強まって取引が細り、方向感は出なかった。
午後3時過ぎから米10年国債利回りがじりじり低下するのを眺めドル/円もじり安基調となり、一時114.87円に下押ししたが、その後、持ち直してきている。FOMCを控えたポジション調整の動きとみられている。

ドルが主要通貨に対して小幅安。米連邦準備理事会(FRB)が、将来の利上げに慎重姿勢を示すとの見方が広がるなか、このところのドル高を受け、利益確定の売りが出た。

米連邦準備制度理事会(FRB)は14日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を0.25%引き上げることを決めた。
雇用の堅調な伸びや物価上昇などを受けて判断した。昨年12月に金融政策の正常化に着手したが、追加利上げまでに1年を要した。決定は全会一致。
一方、参加者の金利見通しでは、来年3回の利上げを想定。9月時点の2回から引き上げており、利上げペースの加速を予想していることが示された。
今回の決定で、政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標水準は0.5~0.75%となる。15日付で実施する。

米労働省が14日発表した11月の卸売物価指数(PPI、最終需要財向け財・サービス)は、前月比0.4%上昇した。今年6月以来5カ月ぶりの大きな伸びで、市場予想の0.1%上昇も上回った。サービスの価格が値上がりし、物価上昇圧力が着実に高まっていることを示した。
10月は前月比横ばいだった。
前年同月比でみた11月のPPIは1.3%上昇した。2014年11月以来2年ぶりの大きな伸びで、市場予想の0.9%上昇を上回った。10月は0.8%上昇だった。

アジア新興国通貨は大半が軟調。
来年の米金利の道筋について手掛かりを得ようと、米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明や景気見通しに注目が集まっている。

<米・経済指標>
○米・小売売上高(前月比)/ 米・小売売上高(除自動車)(前月比)
0.8%/0.8% → 0.1%/0.2%↓
○米・鉱工業生産(前月比)
0.0% -→ -0.4%↓
○米・設備稼働率
75.3% → 75.0%↓
○米FOMC政策金利発表
0.5% → 0.75%↑

【2016.12.15】FX市場

FOMCの利上げを受けて、さらにドル高の118円突破!

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の117円後半。
米国の利上げを受けて117円後半まで上値を伸ばしたが、買い一巡後は伸び悩んだ。ただ、押し目買いのニーズは依然強く、当面はドルの下値は盤石とみられている。

ドルが主要通貨バスケットに対し約14年ぶりの高水準を付けた。
米連邦準備理事会(FRB)がこれまでよりタカ派的になるとの観測に加え、トランプ次期米政権下で米経済成長が加速するとの期待が出ていることが背景。
ドル/円 は1.14%高の118.35円。一時は1.4%高の118.66円と、2月初旬以来の水準に上昇した。

10月の連邦公開市場委員会(FOMC)以降に入手した情報は、経済活動が緩やかなペースで拡大(expanding at a moderate pace)していることを示唆している。労働市場の状況は確実な雇用の増加と失業率の低下を伴って、さらに改善した。
・・・・中略・・・・
委員会は、労働市場がさらに改善し、エネルギー価格下落による一時的な影響やその他の要因(transitory effects of lower energy prices and other factors)が消えれば、インフレ率は徐々に2%に向かって上昇すると予測する。委員会は引き続きインフレ率の動向を監視する。

中国国営の新華社通信は15日配信した解説記事で、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが加速してドルが上昇すれば、世界的な混乱が生じるとの見解を明らかにした。
「FRBの利上げで新たな金融の混乱が起きるのは必至だ。海外からの資金に過度に依存し債務返済能力が低い国、とりわけ新興市場国の状況は悪化する」と指摘した。
「米利上げペースが将来加速すれば、ドル高が世界的な混乱を招く」との見方を示した。
その上で、FRBが示した急速な金利引き上げが実現した場合、米経済が耐えられるか疑問だとした。

アジア新興国通貨は、米連邦準備理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを決定したことに加え、来年の利上げペースが速まる可能性を示したことから、ドルに対して全面安となった。

<米・経済指標>
○米・四半期経常収支
-1199.0億ドル → -1130.0億ドル↓
○米・NY連銀製造業景気指数
1.5 → 9.0↑
○米・フィラデルフィア連銀景況指数
7.6 → 21.5↑
○米・消費者物価指数(前月比/前年比)
0.4%/1.6% → 0.2%/1.7%↓
○米・消費者物価指数(コア)(前月比/前年比)
0.1%/2.1% → 0.2%/2.1%↑
○米・新規失業保険申請件数(前週分)
25.8万件 → 25.4万件↓

【2016.12.16】FX市場

ドル高14年ぶりの高値から利確により売りが出た!

ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の118円前半。
米連邦公開市場委員会(FOMC)通過後の市場でドルは、押し目買いニーズで下値が支えられる一方で、一本調子のドル高/円安に対する警戒感も出始め、118円前半を中心とするもみあいに終始した。
ただ、調整を挟みながらもドルの地合いは依然強いとの見方が多い。

ドルが対主要通貨バスケットで小幅高となった。
米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受け、なお前日につけた14年ぶり高値近辺で推移したが、利益確定の売りが出てドルの重しとなった。

アジア新興国通貨市場では、マレーシアリンギが14カ月半ぶりの安値に下落。その他の通貨も、来年の米利上げペースが加速する可能性を受けて軟調な展開が続いている。

<米・経済指標>
○米・対米証券投資収支-
262.0億ドル → 94.0億ドル↑
○米・住宅着工件数
132.3万件 → 109.0万件↓
○米・建設許可件数
122.9万件 → 120.1万件↓

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【先週の動向と今後の予想】

先週は何と言っても、FOMCによる政策金利発表がありました。

結果、前回政策金利0.5%→0.75%に上げる結果となり、ドル高がさらに一段上げる結果となりました。

先週だけでも3円強の上昇となっています。米・大統領選でトランプ氏が勝利して、これで6週連続のドル高となっています。

アベノミクスが誕生する前後とよく似た相場となっています。
それ以上に、ドル高の上げ幅は拡大しています。

ここで、そろそろ下がるだろうと、逆張りをしている投資家の人たちは、損切りになったり、ロストカットさているのが現状となっています。

日本の「ミセス・ワタナベ」も、逆張り専門で行っているので、損切りか売りの塩漬けとなり、巨大な含み損となっています。

為替の現状は、少し下がれば買う機関投資家が多いのが現状です。

今ロシアのプーチン大統領が、日本に訪問しています。
経済協力ということですが、日本では北方領土問題を挙げています。
日本とロシアの溝は埋まらないまま、ロシアに経済支援を行うことで決定しています。

世界が日本のお金をあてにしている。
ロシア、アメリカ、フィリピンで、それが国の借金が膨らんでいる原因でもあるのです。
今、国の借金は1000兆円を超えています。
これでいいのでしょうか、日本の借金は世界の借金でもあります。

さて、日足チャートをみると、

FOMCが金利引き上げを決定してから、ドル高の2日間で3円以上の上昇となり、115円前半から118円前半となっています。

週末はやや確定売りが出て、ドルは少し下げています。

もう少しで、下降ラインにぶつかります。そのレジスタンスを今後超えてドル高となっていくのか注目されます。

今後年末にかけて、材料に乏しいことから、横ばいとなっていくことも考えられます。

週足では、この辺りで、やや下げが意識されているポイントになります。下がったからといって、逆張りすると痛い目にあいます。

上昇トレンドが継続している場合、さらに上昇していく可能性があるからです。逆張りをすると思惑と反対の動きになることも多いものです。流れに沿っていきましょう。

一段上げたかと思うと、一気に売りさばく機関投資家もありますので、注意が必要です。そのときは手を出さない方が賢明な判断と言えます。

アベノミクス政権誕生と同じであれば、アベノミクスが誕生してから翌年は、一年間横ばいで推移して、その後、今年になって下げてきています。

【来週の主な経済指標発表】

12/22
00:00 米・中古住宅販売件数
22:30米・耐久財受注(前月比) /米・耐久財受注(除輸送用機器)(前月比
22:30 米・四半期GDP(確報値) (前期比率)
22:30 米・四半期個人消費(確報値)(前期比)
22:30 米・四半期GDP価格指数(確報値)(前期比)
22:30 米・四半期コアPCE(確報値) (前期比)
22:30 米・新規失業保険申請件数(前週分)
12/23
00:00 米・個人所得(前月比)
00:00 米・個人支出(前月比)
00:00 米・PCEコア・デフレータ(前月比/前年比)
12/24
00:00 米・新築住?販売件数
00:00 米・ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)

【ドル円の平均ボラティリティ(日足)】

12/12~12/16

・・・145pips

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