【2018.01.14】先週01/08~01/12のFX値動き

8日東京市場は成人式のため休場となっています。
韓国統一省高官によると、北朝鮮は9日の南北高官級会談で、平昌冬季五輪に政府高官・選手団・応援団を派遣すると表明し、観光との対話路線に切り替えたようです。





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さて先週一週間の動きをみていきましょう。

【2018.01.08】FX市場

ドル上昇!ユーロが利確する中

東京市場・成人式のためお休み

ドルが上昇。最近上昇していたユーロに利益確定売りが出る中、ドルは対主要通貨バスケットで約1週間ぶり高値をつけた。

主要6通貨に対するドル指数は0.46%上昇し、92.368. ユーロ/ドルは0.57%安の1.196ドル。ユーロは前週、対ドルで4カ月ぶり高値を更新していた。

ジェフェリーズの為替マネジング・ディレクター、ブラッド・ベクテル氏は「ユーロは1.20ドルを上抜け、幾分行き過ぎの感があった」と指摘。「そのためユーロに利食い売りが出ているほか、健全な調整が入り、ドルを幾分押し上げている」と語った。

前週5日に発表された12月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)が前月から鈍化したことは引き続きユーロへの圧迫材料となった。反面、前週発表された米指標は概ね堅調な内容で、ドル上昇の一助となった。

<米・経済指標>
〇(米) 11月消費者信用残高
+205.19億USD → +279.51億USD↑

【2018.01.09】FX市場

ドル小幅上昇!日銀・国債買い入れ額を100億円減額を受けて円買い

前日ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅ドル安/円高の112円後半で取引されている。

日銀がこの日の国債買い入れオペで超長期ゾーンを減額したことで円金利が一時上昇、円が買われた。

日銀はきょう午前10時10分に通告した国債買い入れで、残存10年超25年以下と同25年超を、それぞれ100億円減額。予想外の出来事に国債市場では先物が売られ、現物債では長期・超長期ゾーンの金利上昇圧力が強まった。

円金利のじり高を受け、外為市場でも仲値公示後の10時半頃から円がじりじりと上昇。11時過ぎに112.50円をつけた。日中高値から68円の円高が進んだ。

ドルが小幅高。前週の下落を受けた安値拾いの買いが続いており、対主要通貨バスケットで11営業日ぶり高値をつけた。

主要6通貨に対するドル指数は0.18%上昇し、92.524。

ドル指数が前週2日に昨年9月20日以来の安値を更新していたこともあり、コモンウエルスFXの首席市場アナリスト、オマー・エジナー氏は、ドル回復の期が熟したようにみえると指摘した。

円は対ドルで6営業日ぶり高値を更新。日銀が超長期国債の買い入れを減額したことを受け、日銀が年内に大規模な緩和策の解除に着手する可能性があるとの観測が高まった。

韓国統一省高官によると、北朝鮮は9日の南北高官級会談で、平昌冬季五輪に政府高官・選手団・応援団を派遣すると表明した。

聯合ニュースによると、韓国は軍事当局会談も提案し、北朝鮮は「問題を対話と交渉を通じて解決していきたい」などと応じたという。

市場では年初来、北朝鮮問題に関する緊張感がやや緩和していることが「当面の地政学リスクの後退」(外銀)につながり、リスクオンムードを醸成する一助になっているとの指摘が出ている。

【2018.01.10】FX市場

ドル大幅下落!中国米国債の購入ベース落とす報道ありドル急落

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の111円後半。

午前までに円売りポジションの巻き戻しは一服し、午後は次の材料を待つ展開となった。
夕刻に入ると、ドルはストップロスを断続的に巻き込んで112円を割り込み、一時111.76円まで下押しした。きょうの高値から約1円の下落となったが、午後5時にかけては小幅に持ち直した。

ドルが対円で約6週間ぶりの安値に沈み、主要通貨バスケットに対しても下落した。

中国が米国債の購入ペースを落とすか、停止する用意があるとの一部報道が材料視された。

中国の外貨準備を見直す当局者らが、米国債の購入ペースを落とすか、購入を停止する提言を行ったと、ブルームバーグニュースが関係筋の話として伝えた。

<米・経済指標>
〇(米) 12月輸入物価指数 (前月比)
+0.7% → +0.1%↓
〇(米) 11月卸売売上高 (前月比)
+0.7% → +1.5%↑

【2018.01.11】FX市場

ドルやや下落!中国・米国債見直しを巡り否定との報道で

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の111円後半。

正午過ぎ、中国政府筋が米国債投資の見直しを巡る一部報道を否定したと伝わり、ドルに買い戻しが入った。

ユーロがドルに対して上昇。
昨年12月の欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨で、ECBが今年初めに政策メッセージの微調整に着手する可能性が浮上したことに反応した。

議事要旨では「金融政策姿勢や、政策方針(フォワードガイダンス)のさまざまな次元に関わる文言について、来る年(2018年)の初めに再検討を加える可能性がある」と指摘。意思伝達を緩やかに進化させる必要があるという見方を広く共有したことが明らかとなった。

<米・経済指標>
〇(米) 12月生産者物価指数 (前月比)
+0.4% → -0.1%↓
〇(米) 12月生産者物価指数 (コア:前月比)
+0.3% → -0.1%↓
〇(米) 12月生産者物価指数 (前年比)
+3.1% → +2.6%↓
〇(米) 12月生産者物価指数 (コア:前年比)
+2.4% → +2.3%↓
〇(米) 新規失業保険申請件数
25.0万件 → 26.1万件↑

【2018.01.12】FX市場

ドル4か月ぶりの安値!12月のCPI下げが意識

ニューヨーク市場午後5時時点に比べて小幅ドル高/円安の111円前半。

前日からのユーロ高/ドル安地合いが続く中、ドル/円は上値の重さが意識された。米長期金利は2.54%台で足踏み状態となった。
市場の関心はきょう発表予定の12月の米消費者物価指数(CPI)に注がれている。

ユーロが対ドルで約3年ぶり高値を更新。欧州中央銀行(ECB)が緩和策縮小に向け用意を整えているとの観測から、ユーロ買いが継続した。

ECBが前日公表した昨年12月の理事会議事要旨は、ECBが2018年の早い時期に政策指針を微調整する可能性があることを示唆。投資家の間では、ECBが年内に大規模な債券買い入れの縮小に着手するシグナルと受け取られた。

主要6通貨に対するドル指数は0.92%安の91.008。一時4カ月ぶり安値となる90.954をつけた。ポンドが急伸したことも、ドル指数を圧迫。英国の欧州連合(EU)離脱交渉で、スペインとオランダが柔軟な姿勢を示したとの報道を好感した。ポンド/ドルは1.43%高の1.3729ドル。
仮想通貨ビットコインは3.8%高の1万3749.05ドル。

<米・経済指標>
〇(米) 12月消費者物価指数 (前月比)
+0.4% → +0.1%↓
〇(米) 12月消費者物価指数 (コア:前月比)
+0.1% → +0.3%↑
〇(米) 12月消費者物価指数 (前年比)
+2.2% → +2.1%↓
〇(米) 12月消費者物価指数 (コア:前年比)
+1.7% → +1.8%↑
〇(米) 12月小売売上高 (前月比)
+0.8% → +0.4%↓
〇(米) 12月小売売上高 (前月比:除自動車)
+1.0% → +0.4%↑
〇(米) 11月企業在庫 (前月比)
-0.1% → +0.4%↑




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【先週の主な動き】

先週の為替相場・ドル/円は、今年最大の1円超の下落を記録しました。

理由は、日銀が長期国債買い入れを減額すると発表したことと、中国当局が米国債購入を減額もしくは、停止すると報道が伝わり、ドルはストップロスを巻き込み大きく下落しています。

国内では、「はれのひ」は、1/8に成人式直前に営業停止し、店舗を閉鎖され予約した晴れ着が届かず、着付けが行われず、多くの新成人が成人式に出席できない事態となりました。

最近国内では、このようにコンプライアンスの在り方を見直すべき事案が多いように思えます。

「働き方改革」で、時短が騒がれていますが、時短する分どこかにしわ寄せが生じることになりかねません。安全・コンプライアンスを軽視する風潮が横行する時代へと変わっていくのかも知れません。

さて、日足チャートをみると、

先週は下げが意識された一週間となっています。
チャートの形としては、スリートップからの下げとなっています。

下値も直近安値付近にきているので、今後さらに下げてくるのか、やや反発し再度下げ方向に動くかになるでしょう。

【来週の主な経済指標発表】

・1/16
22:30 (米) 1月NY連銀製造業景況指数
・1/17
23:15 (米) 12月鉱工業生産 (前月比)
23:15 (米) 12月設備稼働率
24:00 (加) 加中銀政策金利発表
24:00 (米) 1月NAHB住宅市場指数
28:00 (米) 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
30:00 (米) 11月対米証券投資
・1/18
22:30 (米) 12月住宅着工件数
22:30 (米) 1月フィラデルフィア連銀製造業指数
22:30 (米) 新規失業保険申請件数
22:30 (米) 12月建設許可件数
・1/19
24:00 (米) 1月ミシガン大消費者信頼感指数・速報

【ドル円の平均ボラティリティ(日足)】

01/08~01/12

・・・89pips




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