【2017.10.22】先週10/16~10/20のFX値動き

日本において今日22日は、衆議院選挙の投票日となっています。
あいにくの台風で、投票に影響が出そうな感じです。
最近期日前投票をする人も多くなってきています。皆さんも投票に行きましょう。

中国においても党大会が開幕し、週近平国家主席が権力を維持できるかが重要となってきます。




sponserd link



さて先週一週間の動きをみていきましょう。

【2017.10.16】FX市場

ドル上昇!CPI下落するも次期FRB議長に期待

ニューヨーク市場午後5時時点に比べて小幅ドル安/円高の111円後半。

米長期金利は前週末の米消費者物価指数を受けた低水準からは若干反発したものの、依然2.2%台で低迷し、同金利と相関が高いドル/円相場は、上値を抑えられた。

ニューヨーク外為市場ではドルがやや上昇した。この日は主要な米経済指標の発表がなく、前週13日発表の9月の米消費者物価指数(CPI)を受けた下落に対する調整が入った。

9月の米CPI統計では物価がなお抑制されていることが示され、ドルは13日の取引で約2週間ぶりの水準に下落。

これに先立つ11日に米連邦準備理事会(FRB)が公表した9月19-20日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、インフレ率の上昇見通し、およびインフレ率が上昇しない場合の金利の道筋を巡り踏み込んだ討議が行われたことが明らかになっていた。

この日の取引で主要6通貨に対するドル指数は0.22%上昇の93.287。前週13日はCPI統計発表直後に92.75と、9月26日以来の水準に低下していた。

こうしたなかイエレンFRB議長は15日、米経済は引き続き堅調との認識を示し、インフレは抑制されているものの、労働市場の強さを踏まえると段階的な利上げの継続が必要との見解を示した。

市場はFRBは12月会合で利上げを決定すると予想。
ただ来年については、FRBは3回の利上げが実施されると示唆しているものの、市場の予想はこれほど強気ではなくなっている。

この日は、来年任期が切れるイエレンFRB議長の後任候補としてトランプ米大統領がスタンフォード大学のジョン・テイラー教授に感銘を受けたとブルームバーグが報じたことでドルが上昇する場面もあった。テイラー教授はイエレン氏よりもタカ派的とみられている。

<米・経済指標>
○米・NY連銀製造業景気指数
24.4 → 30.2↑

【2017.10.17】FX市場

ドル上昇続かず!9月の米住宅着工件数が低水準

ニューヨーク市場午後5時時点より小安い112円前半。

海外市場では米連邦準備理事会(FRB)次期議長についての報道を手掛かりにドルが上昇したが、その流れは続かなかった。

ニューヨーク外為市場では、9月の米住宅着工件数が1年ぶりの低水準となったことを受けドルが下落した。

主要6通貨に対するドル指数は一時93.797まで上昇したものの、終盤の取引では0.12%下落の93.371となっている。

ウェルズ・ファーゴ証券(ニューヨーク)の外為ストラテジスト、エリック・ビロリア氏はドル指数について、93.80近辺にテクニカルな抵抗線が存在している可能性があると指摘。これにより少なくとも短期的な上昇が阻まれている可能性があるとの見方を示した。

前日までの4日間でドルは0.53%上昇。上昇は主に米国債利回りの上昇を反映したものだった。
コモンウェルス・フォーリン・エクスチェンジ(ワシントン)の首席市場アナリスト、オマー・エシナー氏は、「週初から国債利回りが相場の動意となっている」とし、「米国債利回りが広範に上昇していることがドル支援要因となっている」と述べた。

この日の取引で米10年債利回りは6日ぶり、30年債利回りは5日ぶりの高水準を付けている。

エシナー氏は、来年2月に任期が切れるイエレン連邦準備理事会(FRB)議長の後任にトランプ氏がイエレン氏ほどハト派的でない人物を任命する可能性があるとの見方も米国債利回り上昇の背景にあるとの見方を示している。

この日は英ポンドが一時6日ぶりの安値に下落。英国立統計局(ONS)の統計で失業率は低下したものの、賃金の上昇がなお抑制されていることが確認されたことが売り要因となった。

<米・経済指標>
○米・輸入物価指数(前月比/前年比)
0.6%/2.1% → 0.7%/2.7%↑
○米・設備稼働率
76.1% → 76.0%↓
○米・鉱工業生産(前月比)
-0.9% → 0.3%↑

【2017.10.18】FX市場

ドル/円ジリ高!米10年債利回りが上昇が背景

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の112円半ば。

米連邦準備理事会(FRB)議長の後任人事への関心は残るものの、決定・発表までにはやや時間があるとみられ、市場では動意に乏しい状態が続いた。

その後、夕刻に入って英ポンドやユーロに対してドルが買われる流れとなったほか、米10年債利回りが上昇。ドル/円もジリ高とっている。

ドル/円は0.25%安の112.67円。オーバーナイト取引で13日ぶり高値を更新していた。

<米・経済指標>
○米・対米証券投資収支
13.0億ドル → 672.0億↑
○米・建設許可件数
130.0万件 → 121.5万件↓
○米・住宅着工件数
118.0万件 → 112.7万件↓

【2017.10.19】FX市場

ドル下落!ユーロ高が背景

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の112円後半。この日のアジア時間はNZドル の急落が話題を集めた。

ニューヨーク外為市場では、ユーロが対ドルで約1週間ぶり高値を更新。米債利回りの低下に追随したほか、欧州中央銀行(ECB)の理事会を来週に控え、ユーロは週初の下げから戻した。

ロイターの調査によると、ECBは26日に開く理事会で1月から債券買い入れ額を現在の月額600億ユーロから400億ユーロに縮小するとの見方が大勢となっている。

カタルーニャ自治州がスペイン中央政府が求めていた独立宣言撤回の期限を無視したことを受け、中央政府はこの日、同州の自治権停止の手続きを進める方針を明らかにした。

米失業保険週間申請件数は44年ぶりの低水準になったほか、10月のフィラデルフィア地区連銀業況指数は過去最高に達した。

ドルは112円後半から113円前半の狭いレンジ内で一進一退。市場では引き続き、米連邦準備理事会(FRB)議長人事が最大の関心事となっている。

現在候補として名前が挙がっているのはイエレン議長、パウエルFRB理事、ウォーシュ元FRB理事、米スタンフォード大のテイラー教授、コーン米国家経済会議(NEC)委員長。

<米・経済指標>
○米・フィラデルフィア連銀景況指数
23.8 → 27.9↑
○米・新規失業保険申請件数(前週分)
24.3万件 → 22.2万件↓
○米・景気先行指数(前月比)
0.4% → -0.2%↓

【2017.10.20】FX市場

ドル高で推移!米上院が2018会計年度予算可決

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の113円前半。

午前の取引では、米上院が2018会計年度予算の大枠となる予算決議案を賛成51、反対49の僅差で可決したとの報道を手掛かりに米長期金利が強含み、ドル/円も上昇した。
夕刻に入っても、ドル/円はしっかりの動きを続けている。

米財務省が発表した9月の財政収支は80億ドルの黒字で、黒字額は前年同月から76%減少した。ただ市場予想の60億ドルは上回った。

歳出が5%増の3410億ドルで、財務省当局者によると同月で過去最大となった。歳入は3490億ドルと2%減った。

2017年度の財政赤字は6660億ドルに拡大した。
歳入が1%増の3兆3150億ドルだったが、歳出は3%増の3兆9810億ドルに達した。

財政赤字の対国内総生産(GDP)比率は3.5%と、前年度の3.2%から拡大した。

日本の大企業で相次ぐ不祥事。

海外勢が最も期待したアベノミクス政策の1つであるコーポレート・ガバナンス改革を揺るがす問題であるはずだが、日本株は20年ぶりの高値を更新するなど絶好調。

個別企業の問題で、全体的な業績拡大期待に影響はないとの見方があるものの、世界株に連動して動く株価からは、日本への積極的な評価は感じられない。

<米・経済指標>
○米・中古住宅販売件数
535.0万件 → 539.0万件↑




sponserd link


【先週の主な動き】

先週は主だった大きなニュースはなかったものの、ドル/円相場は上昇に転じています。

来年任期が切れるイエレンFRB議長の後任候補について、話題となっています。

現在候補として名前が挙がっているのはイエレン議長、パウエルFRB理事、ウォーシュ元FRB理事、米スタンフォード大のテイラー教授、コーン米国家経済会議(NEC)委員長。

トランプ米大統領がスタンフォード大学のジョン・テイラー教授を推しています。

イエレン議長が段階的な利上げでハト派的な立場でありますが、次期FRB議長には、よりタカ派的になるのではと予想され、ドル高に反応しています。

来週26日は、ECBの会合が開かれます。ECBも日本と同じで金融政策を行ってきていますが、なかなか日本と同じように政策が成果として、現れてきていないのが現状です。

赤字国際を買いいれているだけで、市場には何の変化ももたらしていないのでしょう。

今日10月22日は、日本において第48回衆議院選挙の投票日です。あいにくの天気の中、投票に足を運ぶ人も多いのではないでしょうか。

さて、日足チャートをみると、

先週はドル高で推移し、112円を超えて、113円半ばで取引を終えています。

直近の高値、113円半ばをやや超えたようです。
先週誰しもドル安・円高を予想していましたが、みごとに外れてドル/円は反発しています。

投資家が売り目線であったので、112円を超えていっきに113円まで上昇する展開となっています。

このまま上昇し続けるのか、今度下げてきたときに見極めていく必要があります。

【来週の主な経済指標発表】

・10/25
17:30 英・四半期GDP(前期比/前年比)(速報値)
21:30 米・耐久財受注(前月比)/米・耐久財受注(除輸送用機器)(前月比)
23:00 米・新築住宅販売件数
・10/26
20:45 欧州中央銀行(ECB) 政策金
21:30 米・新規失業保険申請件数(前週分)
23:00 米・中古住宅販売保留指数(前月比)
・10/27
21:30 米・四半期コアPCE(速報値)(前期比)
21:30 米・四半期GDP価格指数(速報値)(前期比)
21:30 米・四半期個人消費(速報値)(前期比)
21:30 米・四半期GDP(速報値)(前期比年率)
23:00 米・ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)

【ドル円の平均ボラティリティ(日足)】

10/16~10/20

・・・78pips




sponserd link


Comments are closed.