【2017.10.08】先週10/02~10/06のFX値動き
- 2017/10/08
- 為替ニュース
先週は米・経済指標の発表があったのでみで、主だったニュースはありませんでした。
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さて先週一週間の動きをみていきましょう。
【2017.10.02】FX市場
ドル112円後半!米経済指標が買い要因となるか
ドルは112.87円付近。
きょうは米国で9月のISM製造業景気指数が発表される。
雇用統計を含め、9月の米経済指標については「弱ければハリケーンの影響として処理されやすい一方、強ければポジティブサプライズとなってドルが買われやすい」(外為アナリスト)という。
一方、米連邦準備理事会(FRB)議長人事も、ドル買い要因となる可能性が指摘されている。「(名前が挙がっている)ウォルシュ元FRB理事が有力となった場合、タカ派のレッテルが貼られているのでドル高になりやすい」(同)という。トランプ米大統領は29日、今後2━3週間以内に決定すると語っている。
<米・経済指標>
○米・建設支出(前月比)
-0.6% → 0.5%↑
○米・ISM製造業景況指数
58.8 → 60.8↑
【2017.10.03】FX市場
ドル/円113円後半!高値圏を維持
ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の113円前半。
実需筋の買いで押し上げられた後は、株価の堅調推移や米長期金利の上昇などを支えに高値圏を維持した。
終盤のニューヨーク外為市場では、ドルがユーロと円に対して上昇した。
堅調な製造業統計で米経済に強気の見方が広まった一方、ユーロはスペインのカタルーニャ自治州の住民投票で独立賛成派が圧倒的多数を占めたことが重しになった。
終盤のドル/円JPY=は0.12%高の112.61円。ユーロ/ドルEUR= EUR=EBSは0.57%安の1.1746ドル。
米供給管理協会(ISM)が発表した9月の製造業景気指数は約13年ぶりの高水準で、副指数のうち新規受注と原材料価格の伸びが大きかった。
トランプ米大統領は米連邦準備理事会(FRB)の次期議長候補の絞り込みを進め、元FRB理事のケビン・ウォーシュ氏と面会した。
ウォーシュ氏はイエレン現議長よりもタカ派的と目されている。イエレン氏も候補の1人。
【2017.10.04】FX市場
ややドル安!堅調な米経済指標で高値圏維持
ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の112円半ば。
中国市場が今週休場となっていることもあり、取引は午前から全般的に閑散だったという。
米供給管理協会(ISM)が発表した9月の非製造業総合指数(NMI)は59.8と、前月の55.3から上昇し、2005年8月以来約12年ぶりの高水準となった。市場予想の55.5も上回った。
内訳の新規受注や雇用指数の伸びが全体の上昇を主導。新規受注は63.0と前月の57.1から上昇。雇用も56.2から56.8に上昇した。景気指数は61.3と、前月の57.5から上昇し、予想の57.2を上回った。
ドルがユーロに対して小幅安となった。
6日に9月の米雇用統計が発表されるのを控え、投資家は過去3週間堅調だったドルの持ち高を調整した。 終盤のユーロ/ドルは0.09%高の1.1740ドル。ドル/円は112.89円で推移している。
ここ数週間は、米連邦準備理事会(FRB)が12月に利上げに踏み切るとの観測や米税制改革の見通しに加え、堅調な米経済指標がドルを押し上げてきた。
TDセキュリティーズ(トロント)で外国為替戦略部門の北米責任者を務めるマーク・マコーミック氏は「ドル指数は3週間連続で上昇したため、市場は重要な経済指標の発表を前に少し調整しているのだと思う」と述べた。
<米・経済指標>
○米・ADP民間雇用者数
23.7万人 → 13.5万人→
○米・ISM非製造業景況指数
55.3 → 59.8↑
【2017.10.05】FX市場
ドル方向感出ず!あすの米雇用統計発表を前に
ニューヨーク市場午後5時時点より小幅安の112円後半。
きょうは五・十日だったが、実需筋の取引は均衡し、方向感が出なかった。中国、韓国、香港などが休場で市場は薄く、あすの米雇用統計発表を前にこう着感が目立つ1日となった。
強い米非製造業指数の発表を受けて、ドルが他の主要通貨に対して下げ幅を縮小した。
ドル指数は93.259まで下げた後、終盤は0.7%安の93.479で取引された。
ドルは9月の米雇用統計の発表を6日に控えて、持ち高調整の売りが先行した。しかし9月のISM非製造業総合指数が2005年8月以来約12年ぶりの高水準になると、下げ幅を縮めた。
ドルは112円後半、米10年国債利回りは2.331%付近
ドル/円は112.79円付近で、欧州勢の参加に伴い、若干強含んでいる。
米10年国債利回りは2.332/2.330%の気配で、ニューヨーク市場終盤の2.3283%から若干上昇している。
ただ、この日は米長期金利が動意に乏しく、ドル/円も方向感が定まらない。
財務省がけさ発表した対外及び対内証券売買契約等の状況によると、本邦投資家は9月24―9月30日の週に1兆0141億円の外債(中長期債)を売り越した。
<米・経済指標>
○米・貿易収支
-437.0億ドル → -424.0億ドル↑
○米・新規失業保険申請件数(前週分)
27.2万件 → 26.0万件↓
○米・製造業受注(前月比)
-3.3% → 1.2%↑
【2017.10.06】FX市場
ドル安!米・非農業部門雇用者数減少
ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、わずかにドル高/円安の112円後半。
米雇用統計を目前に控え、様子見ムードが広がる中、日経平均や米長期金利の上昇に連れ高となった。
米アトランタ地区連銀の経済予測モデル「GDPナウ」によると、第3・四半期の米国内総生産(GDP)伸び率見通しは年率2.5%となった。
9月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が7年ぶりに減少したことを反映した。
5日時点での予想は2.8%だった。
この日発表された米経済指標が堅調な成長を示す内容だったことを受け、主要6通貨に対するドル指数が7週間ぶりの高水準に上昇した。
ドル指数は一時、8月17日以降で最高となる93.989に上昇。終盤のユーロ/ドルは0.51%安の1.1699ドルで推移している。
主要な米株価指数が過去最高値を更新する中で米国債利回りが上昇したことも、ドルが買われる要因になった。
一方でユーロは、欧州中央銀行(ECB)が公表した9月の理事会議事要旨が若干ハト派的と解釈され、売り材料となった。
議事要旨によると、理事会では資産買い入れの延長に向けた複数のシナリオについて討議されたほか、一部メンバーからはいかなるシナリオのもとでも買い入れの規模縮小が正当化されるとの見解が示された。
<米・経済指標>
○米・非農業部門雇用者数/米・失業率(雇用統計)
15.6万人/4.4% → -3.3万人/4.2%↓
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【先週の主な動き】
先週は、米・経済指標に注目が集まり、その他主だったニュースはなかった一週間となりました。
米国で9月のISM製造業景気指数では、前回58.8で今回60.8と大きな伸びで、9月の製造業景気指数は約13年ぶりの高水準を維持しています。
週末には、9月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が7年ぶりに減少したことを受けて、ドルが下落する場面もありました。
中国では、10月1日から10月8日まで、国慶節と中秋節で10月4日は休場となっています。
日本では、衆議院解散を受けて、新党が立ち上がり、小池百合子都知事が率いる「希望の党」が、「アベノミクス」に対抗するように、「ユリノミクス」を発表しています。
安部総理は、消費税増税を公約にしていたのですが、ユリノミクスでは、増税は据え置きとなっているため、安部総理は演説で消費税増税を言わなくなっています。
これでは、安部総理は何のための解散かわからなくなってきているのが現状です。
来週は、米FOMC議事録公表があります。
さて、日足チャートをみると、
112円を維持しており、このポイント付近が近況では高値圏でもみ合いとなっています。
ヒボナッチの112円中盤を超えてから、サポートされているようですが、この付近が高値圏とすると、やや下回ることも予想されます。
このポイントを維持し、上昇に転じていくかがカギとなります。
【来週の主な経済指標発表】
・10/12
03:00 米FOMC議事録公表
21:30 米・生産者物価指数(コア)(前月比/前年比)
21:30 米・生産者物価指数(前月比/前年比)
21:30 米・新規失業保険申請件数(前週分)
・10/13
21:30 米・小売売上高(前月比)/米・小売売上高(除自動車)(前月比)
21:30 米・消費者物価指数(コア)(前月比/前年比)
21:30 米・消費者物価指数(前月比/前年比)
23:00 米・ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
【ドル円の平均ボラティリティ(日足)】
10/02~10/06
・・・62pips
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