【2017.08.27】先週08/21~08/25のFX値動き

先週は、米韓合同軍事演習が21日から8月末まで行われたました。それによって、北朝鮮はどう動くのか緊張が高まる一週間となりました。
25日には、米ワイオミング州ジャクソンホールで開催される経済シンポジウムが始まります。




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さて先週一週間の動きをみていきましょう。

【2017.08.21】FX市場

ドルやや下落!米韓軍事演習を受けて

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の108円後半。

トランプ米大統領によるバノン首席戦略官の解任を経ても、米政権の先行き不透明感がつきまとい、上値追いは限られた。

米韓合同軍事演習が始まったことを踏まえて、北朝鮮を巡る地政学リスクへの警戒感もくすぶっている。

欧州時間序盤に入るとドル/円の下押しがやや強まり、109円を割り込んだ。米10年債利回りは2.2%付近で大きな動きは見られない一方、独DAXや仏CACといった欧州の主要株価指数はマイナス圏で推移した。

米国の労働者が賃金上昇をほとんど期待しておらず、精力的に新たな職探しをしているものの、職業のオファー件数はこれまでよりも少なくなると予期していることが連邦準備理事会(FRB)が21日に公表した調査結果で明らかになった。

調査はニューヨーク(NY)連銀が実施。調査は2014年初旬から実施されていたが公表は今回が初めてとなる。今後は年3回公表する。

調査によると、新たな職に就くにあたり受け入れられる最低年収の平均は7月時点で5万7960ドルとなり、4カ月前の5万9660ドルから低下した。

受け入れ可能な最低年収の平均は昨年11月から低下しており、特に年齢層、所得が高い労働者の間で顕著になっている。

向こう4カ月間で提示されると予想される新たな職の年収の平均は5万0790ドルとなり、3月の前回調査の5万4590ドルから低下した。

このほか、調査参加者のの22.7%が過去4週間に職探しをしたと回答。前回の19.4%から増加した。増加分の大部分は若年層だった。

【2017.08.22】FX市場

ドル/円109円回復!北朝鮮問題で伸び悩む

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の109円前半。

国内勢の買いを支えに109円前半で底堅い動きとなったが、北朝鮮を巡る地政学リスクや米政権運営の先行きへの警戒感はくすぶり、伸び悩んだ。

ドルが円とユーロに対して下落した。
米カンザスシティー地区連銀がワイオミング州ジャクソンホールで今週開催する年次シンポジウムに投資家の注目が集まる中、北朝鮮情勢を巡る地政学的緊迫感が高まり、ドルを売る動きが優勢になった。

直近のドル/円は0.4%安の108.81円。ユーロ/ドルは0.4%高の1.1810ドルで推移している。

ドル/円は4営業日続落。米経済指標が全般的に精彩を欠き、米連邦準備理事会(FRB)が金融政策の緩やかな引き締め路線を維持する中、ドルは今年これまでアンダーパフォームとなっている。

ユーロ/ドルは年初来で2桁の上昇が行き過ぎとの見方から、今月序盤に付けた2年半ぶりの高値である1.19ドル超の水準を大きく下回って推移している。

【2017.08.23】FX市場

ややドル安に動く!トランプ米大統領の発言から

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてややドル安/円高の109円前半。

米ワイオミング州ジャクソンホールで開催される経済シンポジウムを待つムードが続いた。

日経平均が米株につれ高になるとの思惑から、ドル/円は朝方に買われたが、正午を挟んでトランプ米大統領の「政府閉鎖が必要になっても、メキシコ国境に壁を建設する」などの発言が伝わると、失速した。

ドルが上昇。
欧州の経済指標が予想より弱かったことや、米ワイオミング州ジャクソンホールで開催される経済シンポジウムを控えた持ち高調整の動きから、ユーロ売り/ドル買いが広がった。

終盤のユーロ/ドルは0.5%安の1.1749ドル、主要6通貨に対するドル指数は0.5%高の93.549だった。

ドルはユーロに対して2週間余りぶりの大幅上昇となり、対円でも1週間ぶりの上昇率を記録した。

8月の独ZEW景気期待指数が前月の17.5から10.0に低下し、市場予想の15.0を下回った影響で、ユーロ安が進んだ。またジャクソンホールの経済シンポジウムを前に投資家がドル売り持ちを減らした面もあった。

<米・経済指標>
○米・新築住宅販売件数
61.0万件 → 57.1万件↓

【2017.08.24】FX市場

ややドル高!経済シンポジウムを前に買いを支え

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてややドル高/円安の109円前半。

午前の取引では、米ジャクソンホールでの経済シンポジウムを前に模様眺めの姿勢が広がるなか、国内勢の買いを支えにじり高で推移した。

ただ、午後に入ると調整売りが先行し、109円の前半でじり安となった。その後、夕刻に入って小じっかりに転じている。

ドルが下落した。トランプ米大統領がメキシコ国境での壁建設で必要なら政府閉鎖も辞さないと示唆し、北米自由貿易協定(NAFTA)破棄の可能性に言及したことがドルの重しになった。

終盤のドル/円は0.5%安の108.97円。ドル指数は0.4%安の93.151。

ユーロは、ドイツとフランスの8月総合購買担当者景気指数(PMI)が強い数字となったことから上昇。終盤のユーロ/ドルは0.5%高の1.1818ドルで取引された。ただアナリストによると、ユーロの買い持ちが高水準となっていることへの警戒感があり、ユーロ高は短命に終わる可能性もある。

<米・経済指標>
○米・新規失業保険申請件数(前週分)
23.2万件 → 23.4万件↑
○米・中古住宅販売件数
552.0万件 → 544.0万件↓

【2017.08.25】FX市場

ややドル安傾向!イエレン氏金融政策に言及せず

ニューヨーク市場午後5時時点に比べて小幅ドル高/円安の109円後半。

仲値公示にかけて109円後半に強含む場面があったが、仲値後には109円半ばに失速。米ワイオミング州ジャクソンホールで行われる経済シンポジウムを前にした様子見ムードが強まって、午後は小動きが続いた。

投資家の関心が米政治の混乱からワイオミング州ジャクソンホールの経済シンポジウムに移り、ドルが強含んだ。

終盤のドル/円は0.4%高の109.49円、主要6通貨に対するドル指数は0.1%高の93.272だった。ユーロ/ドルは横ばいの1.1801ドル。

ジャクソンホールで25日に予定されるイエレン米連邦準備理事会(FRB)議長とドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の講演に注目が集まっている。

ドル下落、イエレン氏金融政策に言及せず=NY市場・午前
25日のニューヨーク外為市場でドルが下落。イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が米ワイオミング州ジャクソンホールの年次シンポジウムで行った講演で、金融政策に言及しなかったことを受けた動き。

市場ではイエレン議長が金融政策に関しコメントすることはないとの見方が大勢となっていたが、一部市場参加者の間では利上げ見通しとまではいかなくてもバランスシート縮小を巡り何らかのシグナルを示す可能性があるとして注目されていた。

イエレン議長の講演を受け、ドル/円JPY=は0.2%安の109.35円。ユーロ/ドルEUR=は0.5%高の1.1851ドル。

<米・経済指標>
○米・耐久財受注(前月比)/米・耐久財受注(除輸送用機器)(前月比)
6.5%/0.2% → -6.8%/0.5%↓




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【来週の主な経済指標発表】

先週は21日から始まった米韓合同軍事演習が始まったことを踏まえて、北朝鮮を巡る地政学リスクへの警戒感がくすぶっています。

それを受けて、北朝鮮が日本海に向けて短距離のミサイルを発射するなど、緊迫した情勢が続いています。

先週25日に行われた米ワイオミング州ジャクソンホールにて、イエレンFRB議長とドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁による公演が行われました。

そこでイエレンFRB議長が、金融政策に言及しなかったことを受けて、ドルはリスク回避の動きとなっています。

さて、日足チャートをみると、

リスク回避とリスクオンとが交互に値動きしている展開となっています。

ドル/円は、下は108円後半から上は109円後半までの狭いレンジで推移しています。

下値は108円後半で悪いニュースでも、サポートされているようです。この108円後半のサポートラインを下回ると本格的な下げ方向へと動きそうです。

上値は上昇ラインがレジスタンスとなっているので、このラインを超えていけば、上昇ムードとなりそうです。

【来週の主な経済指標発表】

・08/29
22:00 米・S&P/ケースシラー住宅価格指数(前年比)
23:00 米・CB消費者信頼感指
・08/30
21:15 米・ADP民間雇用者数
21:30 米・四半期コアPCE(改定値)(前期比)
・21:30
米・四半期GDP価格指数(改定値)(前期比)
21:30 米・四半期個人消費(改定値)(前期比)
21:30 米・四半期GDP(改定値)(前期比年率)
・08/31
21:30 米・PCEコア・デフレータ(前月比/前年比)
21:30 米・新規失業保険申請件数(前週分)
21:30 米・個人支出(前月比) 0.1% 0.4% 0pips
21:30 米・個人所得(前月比) 0.0% 0.3% 0pips
22:45 米・シカゴ購買部協会景気指数
23:00 米・中古住宅販売保留指数(前月比)
・09/01
21:30 米・非農業部門雇用者数/米・失業率(雇用統計)
23:00 米・建設支出(前月比) -1.3% 0.5% 0pips
23:00 米・ミシガン大学消費者信頼感指数(確報値)
23:00 米・ISM製造業景況指数

【ドル円の平均ボラティリティ(日足)】

08/21~08/25

・・・80pips




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