トレンドの継続を示すリバーサル

前回までは、トレンドの転換を示す、ダイバージェンス(逆行現象)について、説明してきましたが、ここでは、トレンドの継続を示す「リバーサル」について、説明します。

ここでは、RSIとストキャステックスを例として挙げています。

①上昇トレンド中のリバーサル
上昇トレンド中で、ローソク足がの下値が切り上がっているが、RSIの下値が前回の下値より下げる現象のことです。

(図:上昇トレンド中のリバーサル)

RSI_REV_EURUSDWeekly
②下降トレンド中のリバーサル
下降トレンド中で、ローソク足がの上値が切り下がっているが、ストキャステックスの上値が前回の上値より上げている現象のことです。

(図:下降トレンド中のリバーサル)

Stoch_REV_EURUSDWeekly
最後に、トレンドの転換であるダイバージェンスとトレンドの継続であるリバーサルを示します。

(図:ダイバージェンスとリバーサル)

stoch_DIV_REV_EURUSDWeekly

MACDによるダイバージェンスとトレンドの転換について

前回は、RSI、ストキャステックスによるダイバージェンス(逆行現象)について、説明しました。

ダイバージェンス(逆行現象)は、価格の値動きに対してMACDの動きが逆行する現象を言い、特異的な相場環境で成り立ちます。

したがって、今後相場は転換する可能性があることを示唆します。

ここでは、MACDによるダイバージェンスについて、説明します。

(図:MACDによるダイバージェンス)

MACD_DIV_EURGBPDaily

 

MACDと短期・中期の移動平均線による売買タイミングを以下に示します。

ローソク足とMACDがダイバージェンス(逆行現象)が発生している。

上昇トレンドにおいて、短期移平均線が中期移動平均線を上から下にクロスしたときに売り検討。

下降トレンドにおいて、短期移平均線が中期移動平均線を下から上にクロスしたときに買い検討。

以上の売買サインは、逆張りなので慎重に売買タイミングを探ってください。