【オシレーター系】RSI

今回より、テクニカル分析のオシレーター指標に入って行きます。

オシレーター指標は、チャートの下の窓に表示され、上下に振り子のように変動しています。

今回オシレーター指標で代表的な「RSI」について、説明していきます。

RSIは「買われ過ぎ」、「売られ過ぎ」を%で表示してグラフ化したもになります。

オシレーター系の指標全般に言えることですが、ボックス相場や保ち合い相場で威力を発揮するもので、トレンド発生中は上や下に張り付いて、使えないことがあります。

(図:RSI)

rsi_USDJPYDaily

RSIは、一般に用いられる期間は14日です。他にも9日、11日、20日などがあります。

①RSIの「買われ過ぎ」の判定
買われ過ぎの判定する%は、一般的に70%以上、80%以上などが多く判定基準とされています。
時間軸によっては、その他で買われ過ぎを判定する場合もあります。
私の場合、日足では80%以上、週足では70%以上が買われ過ぎと判断しています。

②RSIの「売られ過ぎ」の判定
売られ過ぎの判定する%は、一般的に20%以下、30%以下などが多く判定基準とされています。
時間軸によっては、その他で売られ過ぎを判定する場合もあります。

私の場合、日足では20%以下、週足では30%以下が売られ過ぎと判断しています。

あくまで、トレンド発生中は使えないことがあるので、トレンド中の保ち合い、トレンドが発生していない、ボックス相場に適しています。

保ち合い相場での、売買タイミングを図るのには、最適な指標となり得ます。

【トレンド系】パラボリック

今回はトレンド系で「パラボリック(Parabolic)」について、説明します。

パラボリックは、放射線という意味で、J・W・ワイルダー氏によって考案されたテクニカル指標です。
ワイルダー氏は、このほかにRSIについても発明していることで有名です。

(図:パラボリック)

Parabolic

パラボリックの特徴としては、買いポイントと売りポイントがパッ見で分かりやすい点が挙げられます。
パラボリックは、SAR(ストップ&リバースポイント)と呼ばれる、ラインを用いたトレンド系指標です。

上昇中は、ローソク足の下に点で現れます。
下降中は、ローソク足の上に点で現れます。

売買タイミングとしては、下降しているSARラインがローソク足にぶつかったところが、「買いサイン」。
上昇しているSARラインがローソク足にぶつかったところが「売りサイン」となります。
あくまで、トレンドの方向にサインが出現した場合は、有効な手段であります。
逆張りでのサインで売買は、危険なのでやらない方が無難でしょう。

トレンド発生中には、有益な指標でありますが、保ち合い相場ではやたらにサインがでて信憑性が欠ける欠点もあります。