エリオット波動
- 2014/07/15
- 基礎用語集, FXチャート分析の基礎
- エリオット波動, ラルフ・ネルソン・エリオット, 上昇5波, 下降3波
エリオット波動論は、ラルフ・ネルソン・エリオット(1871年~1948年)が提唱したもので、彼が見出したパターンとは言え、相場にしか現れない特殊なパターンではなく、人間界のみならず、自然界に存在するさまざまな現象と、同一な性質を持つとしています。
この理論は、1つの相場には「上昇5波」と「下降3波」が存在するとしています。
(図:エリオット波動)
※参考:ウィキペディア
長期の大きな波と中期の波、短期の波に分けることができます。
1.上昇局面
上昇3波とその間に2波の調整(下落)があるとしています。
①上昇第1波
↓
②調整
↓
③上昇第2波
↓
④調整
↓
⑤上昇第3波
2.下落局面
下落では2波と1波の戻しがあるとしています。
①下落第1波
②戻し
③下落第2波
私も検証してみましたが、必ず「5波の上昇」と「3波の下落」があるわけではありません。
日足が2波の上昇と1波の下落であった場合、それより小さい時間軸でみた場合、大体合っていることもあります。
下落の場合、大きな時間軸では3波ですが、小さい時間軸では、5波を形成していることもあります。
そこには、騙しもあるので一概には波動論に合う形式ではありませんが、上昇、下落の寿命を知るためには、一番有効であると考えています。