【売買】ボリンジャーバンドを使ったレンジ相場での売買

以前ボリンジャーバンドは、逆張りで使うものではないことは説明しました。

それはトレンドが発生(エクスパンション)が発生してからの売買は、また違う売買ロジックが必要になるので、ここでは説明しません。

ここでは、レンジ(BOX)相場における売買手法について説明します。

トレンドが発生しているときでも、レンジ(BOX)相場が必ず発生します。
下の図は、レンジ相場におけるボリンジャーバンドと、ストキャステックスである。

(図:ボリンジャーバンドーストキャス)

bollin-stoch_USDJPYDaily

①買いサインと決済
一度ミドルライン(20SMA)を上に超えるも、上の線にタッチすることなく、再びミドルラインを割り込み、再度ミドルラインを超え、ストキャスが%Kが%Dを下から上にクロスしたとき、「買い」の売買をします。

そのとき、ストキャスは50%以上であること。

決済は、上の線にタッチしたときとなります。

②売りサインと決済
一度ミドルライン(20SMA)を下に割り込むが、再び上昇しミドルラインを超えるが、再びミドルラインを下回ったときに、ストキャスの%Kが%Dを上から下にクロスしたときに、「売り」売買をします。

そのとき、ストキャスは50%以下であること。

決済は、下の線にタッチしたときになります。

 

【トレンド】ボリンジャーバンドで相場の勢いをみる!

ボリンジャーバンドについていは、以前本サイトでご紹介させていただきました。

ボリンジャーバンドは、トレンドの勢いをみるもので、決して逆張り手法には使わないことを説明しました。

そもそもボリンジャーバンドは何を見るためのものか?

相場の勢いをみるためのトレンド系指標になります。

 

ボリンジャーバンドの見方と名称

下の図は、ドル/円1時間足チャートになります。

(図1:ボリンジャーバンド)

Bollin1_USDJPYH1

・エクスパンションとは
相場に勢いがあり、上昇時は、ボリンジャーバンドの下の線が広がることを言います。
下降時は、上の線が広がることを言います。

・バンドウォークとは
相場に勢いがあり、外の線に沿って上昇または下降していくことを言います。

※トレンドがでているとこは、逆張りで入ったら損失が大きくなります。

・スクィーズとは
ボリンジャーバンドが収縮し、相場に勢いの無いレンジ相場になります。

 

下の図は、ボリンジャーバンドの各相場での展開を説明します。

(図2:ボリンジャーバンドの相場)

Bollin2_USDJPYH1

①レンジ相場で、ボリンジャーバンドの上下の外線を行ったり来たりを往復しています。

この場合、レンジ相場(BOX相場)逆張り手法は有効であると考えられます。

②上昇相場でボリンジャーバンドの外の線に沿って上昇しています。

ボリンジャーバンドの下の線も広がり、勢いがあることを示しています。

③大きく下落し、ボリンジャーバンドの上の線が大きく開いて、エクスパンションが発生しています。

④ボリンジャーバンドの上の線が下向きに変わり、下の線にバンドウォークしていきます。

⑤大きく反発し上昇していますが、ボリンジャーバンドの下の線が広がっていないので、勢いはあまりありません。
すぐに、収縮してしまう可能性があります。

このように、レンジ相場の場合ボリンジャーバンドの外の線で反発し往復しますが、ボリンジャーバンドがエクスパンションしているときは、逆張りをすると痛い目にあうことになります。