新興国の通貨はメリットとデメリット

最近、新興国の通貨が注目を集めています。

高金利でトルコリラなどは、今年は新興国通貨として注目されつつあります。

なぜ、トルコリラはアツイのか?

以前は、オーストラリア(豪ドル)、ニュージーランド(ニュージーランドドル)、中国(人民元)などが注目されていましたが、最近注目されている通貨が、トルコリラです。

利点としては、高金利であることでスワップ金利が高いことが言えます。
レバレッジを高く設定することができます。

逆のポジションを持つと、スワップ金利もマイナスになってしまいます。

逆に欠点としては、新興国であるので例えばトルコリラ/円では、スプレッドが広いため、プラスになるまで時間がかかる。

※最近では、取引会社でも取引してほしいので低スプレッドになってきています。

また、新興国の政治不安に左右される傾向にあります。

上昇相場であっても、政治不安から急落することもあります。

リスクを理解して取引した方が良いでしょう。

通貨ペアについて

FX(外国為替取引)とは2国間の通貨間の買いや売りの金利差により成り立っています。
ドル/円、ユーロ/円、ユーロ/ドル、ポンド/円、ポンド/ドル、豪ドル/米ドルなどがあります。

 

みなさんは、海外にでかけたときに、日本の円を売って、他国の通貨を買い、買い物などを行っていると思います。
また日本に戻ってきたときは、他国の通貨を売って、日本の円を買い戻すことを行っています。

その2通貨間で買いや売りで、金利差が生じていれば、利益にもなれば損失にもなっています。
価格は国ごとの景気動向や政策により変動します。

 

2通貨間の金利差をスワップ金利(またはスワップポイント)と言います。
2通貨のうち、低金利の通貨を売り、高金利の通貨を買えばスワップ金利を受け取れます。

例えば、オーストラリアドル(豪ドル)の金利が6.00%で、日本の金利が0.50%だっとします。

その差は、5.5%の金利差があることになります。
この金利差で通貨の売買をした場合、豪ドルのレートが60円で、1万通貨を買った場合、次の計算式になります。

1日のスワップ料金としては、
60円×1万通貨×5.5%÷365≒90円貰えることになります。

その逆の場合にスワップ料金として支払うこともあります。

今は各国金利差が小さくなっているので、スワップによる期待は薄いと考えています。