200日移動平均線での攻防(1)

よく為替のニュースなどで、200日移動平均線を下回った、上回ったなどが報道されることがあります。

これは、200日移動平均線が価格の売買の基準となっているからです。

投資家の間でも、よく使われる200日移動平均線ですが、200日移動平均線よりも上に価格が位置していれば買い有利で、下ならば売り有利の言われています。

下のチャートでは、200日移動平均線は上向きで、200日移動平均線に近づき、反発し上昇に転じています。

(図1:ドル/円日足チャート)

200MAUP_USDJPYDaily

下のチャートでは、200日移動平均線は上向きで、一旦200日移動平線を下回わるも、反発し上昇に転じていることが分かります。

(図2:ドル/円日足チャート)

200MAup2_USDJPYDaily

このように、200日移動平均線より価格が上に位置して、200日移動平均線が上向きの間は、買い有利な展開が続いているということになります。

これが、長く200日移動平均線を挟んで、上に行ったり下に行ったりを繰り返すと移動平均線は水平もしくは下向きになり、下落していくこともあります。