【2017.04.09】先週04/03~04/07のFX値動き

先週は米中の会合が開かれました。トランプ大統領と週金平国会主席との初会合になります。そこで中国の為替操作について何を言うのか、また中国との貿易赤字削減に向けて、トランプ大統領とのかけ引きが行われることでしょう。




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さて先週一週間の動きをみていきましょう。

【2017.04.03】FX市場

米中首脳会談や米雇用統計を控えて様子見ムード!

ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の111円前半。

前週末の海外時間に売られた流れを引き継いで、朝方一時111.13円まで下落したが、午後に入ると米長期金利の小幅反発に歩調を合わせ、111円半ばまで買い進まれた。
週後半に米中首脳会談や米雇用統計を控えて様子見ムードが広がった。

ドルが上昇。
朝方発表された米建設支出やISM製造業景気指数は好調で、米経済の底堅さを示唆したことがドルへの追い風となった。

また、欧州発の指標が強弱まちまちの内容となる中、ユーロは売られ、対ドルで3週間ぶり安値をつけた。

アジア新興国の通貨は、全般的に上昇している。
貿易統計を好感して韓国ウォンが買われているほか、インドルピーとタイバーツは共に2015年以来の高値をつけた。

<米・経済指標>
○米・ISM製造業景況指数
57.7 → 57.2↓
○米・建設支出(前月比)
-1.0% → 0.8%↑

【2017.04.04】FX市場

米中首脳会談を控え、円が対ドルが1週間ぐりに上昇!

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の110円半ば。

米長期金利低下や株安を踏まえて円買いが強まったが、株価の下げ渋りを眺めて、ドル/円は110円前半に下押しした後は下げ渋った。

午後にかけて110円半ばでのもみ合いに移行した。夕刻に入ってドル/円は110円前半から半ばでもみあっている。

トランプ米大統領と習近平・中国国家主席の首脳会談を控え、円が対ドルで1週間ぶり、対ユーロで4カ月半ぶり高値に上昇した。

先週には、通貨が過小評価されている国を処罰する権限をトランプ政権が精査しているとCNBCが報じたこともあり、会談で為替を巡りどのような協議が行れるか警戒感が広がっている。

円は一時、ドルに対し110.27円、ユーロに対し117.43円まで買われた。

アジア新興国通貨は小幅下落。
米中首脳会談を週内に控え、リスク資産に対する警戒感が高まった。

首脳会談で通商・通貨問題を巡る緊張が再び高まり、米国に為替操作国と認定される可能性のある対米貿易黒字国の通貨に対しドルが売られる可能性があるとしている。

<米・経済指標>
○米・貿易収支-485.0億ドル
-446.0億ドル → -436.0億ドル↑
○米・製造業受注(前月比)
1.2% → 1.0%↓

【2017.04.05】FX市場

FRBが年内後2回の利上げの見方からドル/円やや反発!

ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の110円後半。

米中首脳会談などのイベントへの警戒感から上値の重さがつきまとった一方、目先の底堅さも意識されて午後3時にかけて持ち直す動きとなった。

ドルが対円で上昇。ユーロやスイスフランに対しても上昇したほか、対ポンドでは下げ幅を縮小した。

朝方発表された3月の米ADP民間雇用者数は市場予想を上回る大幅増となり、米連邦準備理事会(FRB)が年内に少なくともあと2回の利上げを実施するとの見方を支えた。

アジア新興国通貨はやや軟調。米中首脳会談を控え、両国間の貿易関係の緊張が浮き彫りになる可能性に短期的な注目が集まっている。

<米・経済指標>
○米・ADP民間雇用者数
29.8万人 → 26.3万人↑
○米・ISM非製造業景況指数
57.6 → 55.2↓

【2017.04.06】FX市場

ドル小幅上昇!対円で110円台後半で取引

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の110円半ば。

ドル/円は110円半ばを中心とする底堅い値動きを示したが、クロス円は総じて軟調。北朝鮮を巡る地政学的リスクが意識されたことや、米中首脳会談を控え、円売りポジションの巻き戻しが目立った。

ドルが小幅上昇し、対円では110円台後半で取引されている。

米中首脳会談を控えた警戒感から様子見ムードが強い。

一方、ユーロはドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁がフォワードガイダンスを堅持する意向を示したことを受けて、一時3週間ぶり安値に沈んだが、その後はほぼ横ばいの1.0660ドルまで戻している。

アジア新興国通貨は、大半が下落した。米中首脳会談を前に、両国間の通商摩擦が激化する可能性があるとの警戒感が広がっている。

ユナイテッド・オーバーシーズ銀行の為替ストラテジスト、ピーター・チア氏は、トランプ米大統領と中国の習近平国家主席の会談を前に、投資家はポジションを縮小しているとの見方を示した。

<米・経済指標>
○米・新規失業保険申請件数(前週分)
25.8万件 → 23.4万件↓

【2017.04.07】FX市場

ドル/円110円前半まで下落したがその後反発!

ニューヨーク市場午後5時時点に比べてややドル安/円高の110円半ば。

午前は米国のシリア攻撃でリスク回避ムードが強まった。
一時110円前半まで下落したが、節目を割り込まなかったことで午後は買い戻しが入った。

3月米雇用統計を受けてドルが下落後、上昇に転じるなど乱高下した。

市場関係者らによると、これを受けドルは当初売られた。
ただ、米国のシリア攻撃を受け、地政学的動向に引き続き関心が集まっており、安全資産需要もみられ、ドルを下支えしているという。

7日午前のニューヨーク外為市場は、3月米雇用統計を受けてドルが下落後、上昇に転じるなど乱高下している。

直近の取引で、主要6通貨に対するドル指数.DXYは0.2%上昇した。

ドル/円JPY=はほぼ横ばいの110.85円。

ユーロ/ドルEUR=は0.2%安の1.0617ドル。

米労働省が発表した3月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が9万8000人増と、予想の18万人増を大幅に下回った。

市場関係者らによると、これを受けドルは当初売られた。

ただ、米国のシリア攻撃を受け、地政学的動向に引き続き関心が集まっており、安全資産需要もみられ、ドルを下支えしているという。

アジア新興国通貨は、一部の通貨がドルに対して売られている。

米国のシリア攻撃を受けて、投資家が安全資産買いに動いていることが背景。

<米・経済指標>
○米・非農業部門雇用者数 /米・失業率(雇用統計)
23.5万人/4.7% → 9.8万人/4.5%↓




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【先週の動向と今後の予想】

先週はトランプ米大統領と中国の週金平国家主席の初会合に、注目が集まりました。

6日午後7時(日本時間7日午後8時)に、フロリダ州パームビーチにて、会談を開いきました。

会談では、中国の為替操作や貿易赤字、北朝鮮のミサイル問題などが話し合われることになると予想されていました。

しかし、会談の成果は今のところ全くないが、仲良くなれたということだけだったと言います。

また両首脳の夕食会のときに、米国がシリアの空軍基地に対してミサイル攻撃を受けて、習主席一行は食事が終わるや、早々に宿舎のホテルに引き返したということになりました。

さて、日足チャートをみると、

ドル/円がやや下落しています。
一時110円前半まで下げるも、急激な下げがなく、その後やや反発しています。

市場は様子見ムードと言ったところでしょうか。

110円前半で2回ボトムをつけて反発しています。

ヒボナッチの112円半ばを一段下げの状態から、どこまで戻るかになります。

下げてきても、急激な下げにならず、小幅な下落と反発となっているようです。

今後なだらかに下げていくとすると、108円半ばまでの下落が予想されます。

上昇に転じた場合、ヒボナッチの112円半ばを超えていけるかになるでしょう。

トランプ米大統領の明確な税制改革が発表されれば、大きく動くものと思われます。

【来週の主な経済指標発表】

・04/12
21:30 米・輸入物価指数(前月比/前年n比)
・04/13
21:30 米・生産者物価指数(前月比/前年比)
21:30 米・生産者物価指数(コア)(前月比/前年比)
21:30 米・新規失業保険申請件数(前週分)
23:00 米・ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)
・04/14
21:30 米・消費者物価指数(前月比/前年比)
21:30 米・消費者物価指数(コア)(前月比/前年比)
21:30米・小売売上高(前月比) /米・小売売上高(除自動率)(前月比)

【ドル円の平均ボラティリティ(日足)】

04/03~04/07

・・・88pips




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