【2019.01.27】先週01/21~01/25のFX値動き

先週は21日は、キング牧師生誕記念日で休信となっています。
EU離脱代替案、日銀金融決定会合、ECB理事会、米企業決算に注目が集まりました。

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さて先週一週間の動きをみていきましょう。

【2019.01.21】FX市場

ドル前週とほぼ同水準!キング牧師生誕記念日で休信

キング牧師生誕記念日のため休信。

先週末の米国株は上昇、NYダウ336ドル高(+1.38%)、ナスダック72ポイント高(+1.03%)でした。
世界景気は、米中貿易戦争が本格化した「昨年8月あたり」をピークに頭打ち、目先は減速していると見ています。

ただし、実体経済や世界景気の強弱と金融市場は別物。企業業績に反映されてくるまでの時間差があったり、景気が強ければ金融引き締め、弱ければ金融緩和といった金融政策にも影響を受けます。
また、昨年10-12月の株安が堪えたのか、米中貿易戦争も軟化しつつあります。

過去最長の米政府機関一部閉鎖を受け、5週間IMMポジションが発表されていません。

【2019.01.22】FX市場

ドル下落!IMF 世界経済成長見通し下方修正

前日東京市場午後5時時点に比べ、小幅ドル安/円高の109円半ばだった。
朝方は手掛かり難で小動きだったが、日経平均や米株先物の軟調推移をにらんで次第に上値が重くなった。

アジア通貨市場では、大半の新興国通貨が対米ドルで下落。
中国の経済見通しの悪化により、アジアと世界の経済成長に対する懸念が広がり、リスク資産への投資意欲が後退した。

国際通貨基金(IMF)は21日、2019年と20年の世界経済成長率見通しを下方修正。
欧州や一部の新興国市場の低迷が要因と説明した上で、貿易摩擦が解決されなければ鈍化しつつある世界経済を一段と揺るがしかねないとの見方を示した。

<米・経済指標>
〇12月中古住宅販売件数(年率換算件数)
 532万件 → 499万件↓
〇12月中古住宅販売件数(前月比)
 1.9% → -6.4%↓

【2019.01.23】FX市場

ドル上昇するも上値重く!アジア株の下げ渋りが背景

前日ニューヨーク市場の午後5時時点よりドル高の109円後半。
一時109.80円まで上昇し、18日につけた年初来高値に迫った。
米株安にもかかわらず日経平均が前日終値付近でもみあうなど、アジア株の下げ渋りが背景となった 。

ドルが対円で下落。
世界成長減速見通しや米中貿易問題を巡る懸念からリスクオフ取引となり、安全資産とされる円の買いが膨らんだ。

国際通貨基金(IMF)が前日、2019年と20年の世界経済成長率見通しを下方修正したことはドル売りを誘った。
IMFは貿易摩擦が解決されなければ、鈍化しつつある世界経済を一段と揺るがしかねないとの認識を示した。

さらに、トランプ米政権が中国が提案した通商予備協議の週内開催を拒否したとのフィナンシャル・タイムズ(FT)の報道を受け、ドル売りに拍車がかかった。

朝方発表された昨年12月の米中古住宅販売戸数が約3年ぶりの水準に落ち込み、住宅価格の伸びが大幅に減速したこともドルへの圧迫材料となった。

中国証券監督管理委員会(証監会)の牙興海副主席(副委員長)は23日、トランプ米大統領が市場の圧力を受け、中国との通商協議で最終的に合意するとの考えを示唆し、貿易摩擦の解消を確信していると語った。

牙副主席は世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で、米中通商協議について「合意に達すると考えている。
トランプ大統領は米ダウ平均の上げ下げを自身の功績の指標としている」と語った。

<米・経済指標>
〇MBA住宅ローン申請指数(前週比)
 13.5% → -2.7%↓
〇11月住宅価格指数(前月比)
 0.3% → 0.4%↑
〇11月リッチモンド連銀製造業指数
 -8 → -2↑

【2019.01.24】FX市場

ドル小幅高!貿易問題や世界経済を巡る不透明感からドル圧迫

前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べて小幅ドル高/円安の109円後半。
前日の海外市場でドルは110円にワンタッチしたものの、その後急落したことで、この日の市場では気迷い気分が広がった。
市場は欧州中央銀行(ECB) 理事会後のドラギ総裁の会見に関心を寄せている。

終盤で、ドルが対主要通貨バスケットでやや下落。貿易問題や世界経済を巡る不透明感が広がって短期のドル相場見通しを圧迫、狭いレンジ取引となった。米政府機関の一部閉鎖も投資家の不安を強めた。

ドル指数は0.19%安の96.119。直近2週間で1%近く上昇した。

モルガン・スタンレーの世界為替戦略部門責任者は顧客向けリポートで「9日に付けた安値からのドル反発も終わったようだ。特に住宅や企業投資など金利に敏感とされる部門で、米景気指標が脆弱さを示しているからだ」と分析した。

日銀が刺激策を維持したことを受け、ドルは対円で0.2%上昇した。

英ポンドは10週間ぶりの高値を付けた。野党労働党が、無秩序な合意なき欧州連合(EU)離脱回避に向けた議員の取り組みを支持すると表明した。

為替トレーダーは24日の欧州中央銀行(ECB)理事会に注目。ユーロ圏経済への脅威増大を認めるとみられている。

<米・経済指標>
〇前週分新規失業保険申請件数
 21.3万件 → 19.9万件↓
〇前週分失業保険継続受給者数
 173.7万人 → 171.3万人↓
〇1月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
 54.4 → 54.5↑
〇1月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
 53.8 → 54.9↑
〇1月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
 54.4 → 54.2↓
〇12月景気先行指標総合指数(前月比)
 0.2% → -0.1%↓

【2019.01.25】FX市場

ややドル下落!ドル110円の手前でトライ失敗

前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べて小幅ドル高/円安の109円後半。
日経平均をはじめアジア株が全般に堅調だったことで、リスク選好の円売りが広がった。
株が上げ幅を拡大する局面では、ドルも110円に向けて強含んだが、110円手前のオプション関連の売りなどに阻まれ、東京時間では110円トライができなかった。

終盤にユーロが対ドルで下落し、6週間ぶりの安値。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が成長リスクは下向きに移行し、短期的な成長の勢いは当初の予想よりも弱まる公算が大きいと発言したことが響いた。

ロス米商務長官が米中通商交渉が妥結する可能性は十分にあるものの、妥結には程遠いとの見方を示したため、安全とみられるドルを買う動きが広がった。

(ロイターより)
(外為どっとコムより)

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【先週の主な動き】

先週は、メキシコの壁建設を巡り、トランプ米大統領と民主党が予算案で対立しています。
過去最長の米政府機関一部閉鎖が続き、トランプ米大統領は、「ドリーマーの滞在許可を3年延長」と妥協案を提出したものの、民主党はこれを拒否、解決にはまだ時間がかかりそうです。

国際通貨基金(IMF)は、2019年と20年の世界経済成長率を下方修正したことを受けて、ドル売りとなっています。

トランプ米政権が中国が提案した通商予備協議の週内開催を拒否。23日中国証券監督管理委員会は、中国との通商協議で最終的に合意するとの考えを示唆しています。

先週23日は、日銀金融政策決定会合の結果、展望レポートが発表されました
日銀当座預金の金利をー1%は変わっていません。長期国債買い入れをゼロ%に推移するようにし、年間80兆円の買い入れを実施するというもの。

また2018年度は「下振れ」、2019年度、2020年度は「概ね不変」と、経済見通しとして発表しています。目先の2年は経済成長は見込まれないとの見解です。

そんな状況の中で、今度は政府が変わって支出する場面ですが、10月には消費税増税が迫っています。
プライマリバランス黒字化目標のために、いくら日銀が国債を買い入れ、市場にお金を投入しても、経済は良くなっていきません。

さて、日足チャートをみると、

先週は、109円後半の狭いレンジでの取引となっています。110円を超えるのはしんどい気がします。

この110円のラインは、過去にサポートとして機能していたところで、今度はレジスタンスとして機能しそうな壁となっているようです。

【来週の主な経済指標発表】

・1/29(火)
23:00 11月ケース・シラー米住宅価格指数
23:00 11月ケース・シラー米住宅価格指数(前年同月比)
24:00 1月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
・1/30(水)
22:15 1月ADP雇用統計(前月比)
22:30 10-12月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)(前期比年率)
22:30 10-12月期四半期GDP個人消費・速報値(前期比)
22:30 10-12月期四半期コアPCE・速報値(前期比)
24:00 12月住宅販売保留指数(前月比)
24:00 12月住宅販売保留指数(前年同月比)
28:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
28:30 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
。1/31(木)
21:30 1月チャレンジャー人員削減数(前年比)
22:30 10-12月期四半期雇用コスト指数(前期比)
22:30 12月個人所得(前月比)
22:30 12月個人消費支出(PCE)(前月比)
22:30 12月個人消費支出(PCEデフレーター)(前年同月比)
22:30 12月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前月比)
22:30 12月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く)(前年同月比)
22:30 前週分新規失業保険申請件数
22:30 前週分失業保険継続受給者数
23:45 1月シカゴ購買部協会景気指数
・2/1(金)
22:30 1月非農業部門雇用者数変化(前月比)
22:30 1月失業率
22:30 1月平均時給(前月比)
22:30 1月平均時給(前年同月比) 3.2% 3.2%
23:45 1月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値) 54.9 54.9
24:00 12月建設支出(前月比)
24:00 1月ISM製造業景況指数 54.1 54.3
24:00 1月ミシガン大学消費者態度指数・確報値

【ドル円の平均ボラティリティ(日足)】

01/21~01/25

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・・・48pips

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