【売買】資金管理について(2)

前回は、資金管理として1回の取引に対する
買いポジションとストップロスから取引枚数を決めました。

今回は、利益確定に必要な条件を解説していきます。

(図:利益確定)

skn01_USDJPYDaily(2)

①利益確定目安
買いポジションとストップの差の1~1.5以上が目安となります。

1以下でポジションを決済してしまうと、破産確率は高くなってしまいます。

必ずポジションを手仕舞う場合、1以上の方が良いでしょう。

②1回目のポジションまで到達後、ポジション枚数を半分決済

ポジションをとった価格から1以上に達したら一旦、半分ポジションを決済し、リスクを軽減します。

③利益2まで挑戦
半分決済したら、その後ストップにかかって損失をだしても、±0となるので1以上での確定は必要となります。

後は損失がなくなるので、2までの利益が伸びるか、冒険しても良いかも知れません。

 

【売買】資金管理について(1)

FXでの売買において、資金管理は非常に重要なものとなります。

この資金管理ができていないと、なかなか利益を確保することは困難となります。。

1.1回あたりの取引金額は証拠金の10分1
ギャン理論では、1回の取引に必要な取引金額は、証拠金の10分1とすることにしています。

必要証拠金が100万円口座にある場合、10万円の取引金額となります。

ギャン理論』とは、20世紀初頭アメリカの伝説の相場師であるウィリアム・D・ギャンの相場哲学を体系的に記述したもので、現在でも多くの投資家がバイブルとして利用している相場理論です。投資哲学から生み出した28のルールがあります。

2.取引ポジションとストップから取引数量と取引金額を算出

(図:取引)

skn01_USDJPYDaily(1)

通貨ペア:ドル円
証拠金=100万円
ポジション=101.928円
ストップ=101.053円
ポジションとストップとの差=87.3pips

【取引数量】=【証拠金】×10%÷【ストップロスとの差】

①1回の取引での許容金額は、【証拠金】に対して、10%ルールを適用した場合
100万円×0.10=10万円が1回の取引で行える金額

②取引数量を計算

許容金額①÷ストップロスとの差
10万円÷0.873≒114,000通貨

従って、114,000通貨(1ロット)の取引数量で取引が可能ということになります。

1回の取引の許容金額を3%にした場合、
100万円×0.03=3万通貨までとし、
3万通貨÷0.873≒34,000通貨となります。

ギャン理論では証拠金の1回の取引に必要な枚数を10分1としていますが、ここでは1回の取引枚数を『3%ルール』として設定しています。