【売買】ストップロスの設定

これから、トレードにおける最も重要な環境認識に入っていきます。

その中で重要なポジションを持ったときには、必ずストップロス(逆指値)を設置するということです。

このストップロスを設定しなかったことで、逆に大きく動いて大損してしまったという声を耳にします。

自分の資産を守るために、ストップロスは必ず置くことをお勧めします。

ストップロスの置き方を間違えていると、ストップに頻繁に引っかかり、損切り貧乏になってしまいます。

エントリータイミングが遅いと、上昇トレンド開始直後、高値でエントリーしてしまって、その後値を下げて、再び上昇すると損失期間が長くなってしまう場合もあります。その場合、1つ小さい期間のチャートで、オシレーター系指標で売買タイミングを図りエントリーすることをお勧めします。上昇トレンドまたは下降トレンドでの保ち合い相場になったときが、狙い目となります。

①買い注文のストップロス
買い注文のストップロスの位置は、陽線が2本続いてから、直近の最安値または高値の下に置く方が良いでしょう。

ストップは、直近安値+スプレッドの幅+α

(図:買い注文のストップロス)

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相場環境に応じてポジションを持ち、ストップロスを設置します。
あまり上昇しないままストップロスを設置すると、ストップにすぐにひっかかり、損切り貧乏となってしまいます。

上図②の買いポイントがもっとも安全な売買ポイントだと思われます。安値の切り上げを確認してからでも遅くはありません。ストップは②または①になります。
上図①は、200移動平均線で反発しているとはいえ、まだ下に下がる可能性もあったり、保ち合いになる可能性があるかも知れないからです。

②売り注文のストップロス
売り注文のストップロスの位置は、陰線が1本出てから、直近の最高値の上に置く方が良いでしょう。

ストップは、直近高値+スプレッドの幅+α

(図:売り注文のストップロス)

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上図では、陰線1本で売り注文をしていますが、その前の大陰線と今回比較的長い陰線がでたので、売り注文としています。高値の切り下げを確認してからエントリーした方が良いでしょう。

ストップロスは、直近の高値もしくは最高値に設置します。
長い陰線が出た場合は、大きく反発することもあるので、取引は控えた方が良いでしょう。

しかし、短期売買をされている方は、大陽線、大陰線は見逃せないと思います。

 

トレンドの継続を示すリバーサル

前回までは、トレンドの転換を示す、ダイバージェンス(逆行現象)について、説明してきましたが、ここでは、トレンドの継続を示す「リバーサル」について、説明します。

ここでは、RSIとストキャステックスを例として挙げています。

①上昇トレンド中のリバーサル
上昇トレンド中で、ローソク足がの下値が切り上がっているが、RSIの下値が前回の下値より下げる現象のことです。

(図:上昇トレンド中のリバーサル)

RSI_REV_EURUSDWeekly
②下降トレンド中のリバーサル
下降トレンド中で、ローソク足がの上値が切り下がっているが、ストキャステックスの上値が前回の上値より上げている現象のことです。

(図:下降トレンド中のリバーサル)

Stoch_REV_EURUSDWeekly
最後に、トレンドの転換であるダイバージェンスとトレンドの継続であるリバーサルを示します。

(図:ダイバージェンスとリバーサル)

stoch_DIV_REV_EURUSDWeekly