ローソク足の種類と特徴

前回ローソク足には、陽線と陰線があるというお話しをさせて頂きました。

ローソク足の種類と特徴について、解説していきます。

ろうそく足5_usdjpydaily

 


1.陽の丸坊主

上下のヒゲが全くない。
売り圧力が「一方的」に強い状態。

①ろうそく足(陽の丸坊主-買い勢力が一方的に強い)

 

2.陰の丸坊主

上下のヒゲが全くない。
売り圧力が「一方的」に強い状態。

①ろうそく足(陰の丸坊主-売り勢力が一方的に強い)

3.陽の寄付き

下ひげがない大陽線。
買い圧力が強い。

②ろうそく足(陽の寄り付き坊主ー買い勢力が強い)

4.陰の寄付き

下ひげがない大陰線。
売り圧力が強い。

③ろうそく足(陰の大引け坊主ー売り勢力が強く今後も下落か)

5.コマ(陽の極線)

実体もヒゲも極めて短い陽線。
相場が迷い、保ち合っている。

④ろうそく足(コマ-陽の極線ー相場が迷い、保ち合っている)

6.コマ(陰の極線)

実体もヒゲも極めて短い陰線。
相場が迷い、保ち合っている。

④ろうそく足(コマ-陰の極線ー相場が迷い、保ち合っている)

 

7.カラサ(陽線)

短い実体に長い下ひげがつく陽線(上ひげなし)。
「底値圏」で出たら上昇へ転換の可能性大。

ろうそく足(カラサ-陽線)

8.カラサ(陰線)

短い実体に長い下ひげがつく陰線(上ひげなし)。
「底値圏」で出たら上昇へ転換の可能性大。

ろうそく足(カラサ-陰線)

9.トンカチ(陽線)

短い実体に長い上ひげがつく(下ひげなし)。
「天井圏」で出れば、下落への可能性が大。

ろうそく足(トンカチ-陽線)

10.トンカチ(陰線)

短い実体に長い上ひげがつく(下ひげなし)。
「天井圏」で出れば、下落への可能性が大。

ろうそく足(トンカチ-陰線)

11.トンボ

下ひげが長い寄付同時線。
相場の転換期を示唆。

ろうそく足(トンボ)

12.寄せ線(足長同時線)

上ひげと下ひげがほぼ同じ長さの寄付同時線。
売り勢力と買い勢力が激しい攻防をしている状態。相場の転換期を示唆。

ろうそく足(寄せ線-足長同時線)

13.四値同時線

始値、終値、高値、安値の4値がすべて同じで柱もヒゲもない寄付同時線。
相場が動いていない状態だが、新しい相場の転換を示唆。

ろうそく足(4値同時足)

14.ドウバ(塔婆)

下ひげがない寄付同時線。
相場の1つの流れが終了し、この後転換か保ち合いへ。

ろうそく足(トウバ-塔婆)

 

ローソク足について

ここでは、ローソク足について、解説します。

ローソク足」とは、2つの通貨の値動き(始値、終値、高値、安値)が「ローソク足」の形に似ていることから、由来しています。

ローソク足は、終値が始値より大きい場合は「陽線」、終値が始値より小さい場合「陰線」として表します。陽線と陰線のローソク足の色はまちまちです。陽線を青、緑や白、陰線を赤や黒で表したり、その逆で表現する人もいます。自分の合った色を選ぶことができます。

 

ローソク足の構造【陽線】_yousen_02     ローソク足の構造【陰線】_insen_02

(図:ローソク足チャート)

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「ローソク足」を発案したのは、江戸時代に出羽国の本間宗久さんが米取引で使ったことから起源とされています。
そうです、「ローソク足」は日本人が発明したものと言うことです。
日本の株式市場、金相場、為替などのチャートには、「ローソク足」が最も多く使われています。
海外では、バーチャートやラインチャートがよく使われています。

(図:バーチャート)

bar_chart_eurusddaily

(図:ラインチャート)

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ローソク足とは、「始値(はじめね)」、「終値(おわりね)」、「高値(たかね)」、「安値(やすね)」を一本で表したものです。
始値より、終値の価格が高い場合は、陽線で表し、始値が終値よりも価格が低い場合は、陰線で表します。

今後ここではチャートには、「ローソク足」で示していきます。

(図:ローソク足=陽線)

ろうそく足(大陽線)

(図:ローソク足=陰線)

ろうそく足(大陰線)

ローソク足にも、実体部分と上ヒゲ、下ひげがあります。
ローソク足の色の表し方については、千差万別ありますが、ここでは陽線=青色、陰線=赤色で示すことにしています。

■ローソク足の形

ろうそく足の値動き

 

●パターンAは、始値<終値となっているので、陽線で表します。

●パターンBは、始値>終値となっているので、陰線で表します。

●始値>安値=下ひげ、終値>高値=上ひげとなります。