裁量トレードとシステムトレードについて

今回は裁量トレードシステムトレードの違いについて、説明します。

①裁量トレード
裁量トレードとは、ファンダメンタル分析やテクニカル分析を行い、相場観で取引を行うことです。

裁量でも売買はシステム化(ある一定のルール)で行い、決済は裁量で行う場合が多いようです。

システムトレードに比べて、裁量判断が入るため臨機応変に対応することができます。

しかし、売買チャンスを見逃すこともあります。

②システムトレード

システムトレードとは、ある一定のルールに従い取引を行うこと。

自動売買システムがこれに相当する。

裁量トレードでもある一定のルールに基づき必ず取引し、決済までを行うことであれば、システムトレードと言われる。それが自動で行うか裁量で行うかの違いによる。

ある一定のルールに従い必ず売買から決済までも行います。売買チャンスを見逃すことがなくなります。

しかし、ルールに適用しない期間が続けば損失が増えることがあります。

そこで、ルールを変更するのではなく、損失の期間を補うために、ポートフォリオという考え方が生まれてきています。

 

【基礎】FXでの確定申告について

ここでFXで一定の利益が出た場合の税金について、説明します。

今まで、FXで得た所得については雑所得として、他の所得と合わせて課税される累進課税となっていましたが、現在分離課税として扱われるようになりました。

FXで得た利益とは売買益の他にスワップ金利も対象になります。

サラリーマンの場合で、年間20万円を越える所得に対して、一律20%の課税が発生します。

専業トレーダーについては、38万円を控除した金額で一律20%が課税対象になります。
※2014年1月1日から復興納税が加わりましたので、正確には20.315%の税率がかかります。尚、決済していないポジションについては、課税対象にはなりません。

売買について手数料以外の経費の控除については、税務署によって異なることがあるので、お近くの税務署に相談が必要にのります。

逆にFXにより損失を出してしまったときも、確定申告をすることを、お勧めします。
損失を繰り越しがてき、次の年で利益がでれば損失分をカバーすることができます。

昨年100万円の損失を出した。今年100万円の利益が出た場合。

○昨年100万円損失
⇒Zero納税
⇒損失繰り越し申請
○今年100万円の利益
⇒昨年損失繰り越しで相殺されZero納税