証拠金とレバレッジ

レバレッジとは「てこ」という意味です。

小さい資金で大きな取引を行うことができます。このレバレッジで個人投資家でもFXの売買が可能になりました。

レバレッジの計算方法を以下に示します。

レバレッジ=(通貨ベアレート×取引数量)÷口座残高
取引数量と預け入れ金額との関係によって、レバレッジが決まります。
この2つの関係を理解し、レバレッジ倍率を自分で調整して取引できるようにしましょう。

日本国内の個人口座のレバレッジは25倍までです。
法人口座であれば25倍以上のレバレッジも可能です。
実質有効レバレッジ
※1ドルレートは100円と仮定します。

(例1)証拠金100万円で10万通貨の買い取引を行った場合。

100万ドル(買い取引)×100円=1,000万円
1,000万円÷100万=10倍

※個人投資の場合、レバレッジが25倍であるので、証拠金100万円で10万通貨の取引は可能です。

(例2)証拠金100万円で30万通貨の買い取引を行った場合。

30万ドル×100円=3,000万円
3,000万円÷100万円=30倍

※レバレッジは25倍なので、100万円の証拠金で30万通貨では取引できないことになります。

 

FXとは「外国為替保証金取引」略称

FXとは、「外国為替保証金取引(Foreign eXchange)」の頭文字で略した用語です。

外国では、「Forex(Foreign exchange)」と呼ばれることが多いようです。

1998年に外国為替及び外国貿易法が改正され、個人でも取引が可能となりました。
レバレッジ(てこ)の導入により、個人投資家でも少ない資金でも、取引が可能になりました。

世界中にはたくさんの国があり、それぞれ独自のお金を使用しています。例えばアメリカなら「ドル」、ヨーロッパなら「ユーロ」、そして私たち日本の「円」などがあります。

通貨の売買は、以下の2通りがあります。
①お金を買って、お金を売る
②お金を売って、お金を買い戻す

2つの通貨の差金額に応じて、多く貰えるか少なくなってしまうかになります。

私たちが、アメリカに行った場合、日本円では買い物ができません。
そこで、空港などで円をドルに換えなければなりません。その際に「円を売って、ドルを買う」ことになります。
換金する際に必要なのでは、為替レートということになります。

■為替レートはお金の交換レート

①$1=100円での為替レートであった場合。

100万円をドルに換えた場合、$10000となります。

②日本に帰国した際に、$1=110円となっていた場合。
※換金してドルを使わなかったと仮定してます。

110円×10000=110万円
となり、10万円が得したことになります。

③日本に帰国した際に、$1=80円になっていた場合。
※換金してドルを使わなかったと仮定してます。

80円×10000=80万円
となり、20万円の損になります。

このように、2国間の通貨で買ったり、売ったりしたときの差金で収益を得ることができます。
為替レートは、その国の「政策金利」や「経済情勢」により、変動しています。

2国間の金利が大きいと買われやすく、金利が小さいと売られやすくなります。