【基礎】いろいろな売買方法

ここでは、取引期間が比較的長い長期トレード中期トレードと、その日に売買してその日のうちに決済するデイトレードから短期のトレードであるスキャピングの説明をします。

①長期トレード
FXで長期トレードは、月足チャートみてトレードします。

(図:ドル円月足チャート)
trade_USDJPYMonthly

1年~2年、3年、長い期間の場合は10年以上もポジションを保持していることもあります。

逆に動いた場合、大きな損失になるので、ポジション枚数は、証拠金の1%未満で取引を行うことになります。

スワップがプラスになる通貨ペアを選択する必要があります。

②中期トレード
中期トレードは、週足チャートをみてトレードを行います。

(図:ドル円週足チャート)
trade_USDJPYWeekly

1週間~2週間、3週間で取引を行います。
この場合、月足チャートをみて、トレンドの方向をみて判断します。

③デイトレード
デイトレは、1日の初めに売買し、その日のうち決済しますが、多くても数日間を保有することもあります。

(図:ドル円日足チャート)
trade_USDJPYDaily

(図:ドル円1時間足チャート)
trade_USDJPYH1

④スキャルピング
スキャピングは、1時間足以下の比較的短い期間で取引を行います。売買は数分で取引完了するケースが多いです。

(図:ドル円5分足チャート)
trade_USDJPYM5

取引回数が多くなるため、スプレッドが低い取引業者を選択する必要があります。

【売買】注文方法の種類

ここでは、いくつか注文方法の種類について取上げてみます。

①成行注文
成行(なりゆき)注文とは、あらかじめ注文レートを設定せずに、現在の市場の価格で成行きで注文をする方法のことです。

②指値注文/逆指値注文
指値(さしね)注文とは、ある一定の価格まで下がったら買い注文するとか、あるいは一定の価格まで上がったら売り注文する場合の注文方法です。

逆指値(ぎゃくさしね)注文は、買い注文の場合、ある一定の価格まで上がったら買う注文とするとか、ある一定の価格まで下げたら売り注文をする場合の注文方法です。
これは、ストップロスとして反対売買として使われています。

指値注文は、逆張り的な注文方法に近いので注意した方が良いでしょう。

買い注文の場合:
現在のレートより、下がったら買い注文することを「指値注文」と言います。
上がったら買い注文することを「逆指値注文」と言います。

売り注文の場合:
現在のレートより、上がったら売り注文することを「指値注文」と言います。
下がったら売り注文することを「逆指値注文」と言います。

③OCO注文
OCO(おーしーおー)注文とは、2つの注文(指値、逆指値)を同時に出しておいて、どちらかが成立すると、もう一方は自動的にキャンセルされる注文方法です。

④IFDONE注文
IFDONE(いふだん)注文とは、買いまたは売り注文と決済のときの注文を同時に注文することを言います。

いくらで買いまたは売った場合、決算はいくらで売りまたはいくらで買い戻すことを言います。

⑤IFDONE+OCO注文
IFDON(いふだん)注文とOCO(オーシーオー)注文の二つを同時に注文できる注文方法です。

IFONE注文で指値、逆指値注文を出し、それと同時に決算注文も出すことができる、注文方法です。

⑥その他の注文方法
・トレール注文
予め基準価格設定しておき、基準価格の幅以下になったら自動的に決済する注文方法です。

これは、ある程度利益がのってきたときに、まだ利益が望めそうでも、朝起きたら利幅が減少していることなどを、避ける場合にある一定の値幅を設定し、その値幅以下になったら決済する方法となります。

・リバース注文
リバース注文とは、ドテン注文と言い同一の通貨ペアで、買いポジションと売りポジションを一度で転換する注文方法です。

これは、利益がのってきて、ある一定のレートになったら買いの場合に、決済と売り注文を出します。売り場合は、決済と買い注文同時に出す注文方法です。