トレンドラインとは(2)

前回はトレンドラインについてレクチャーしましたが、今回は安値、高値にトレンドラインを引いて、それと平行してラインをチャネルラインと呼びます。チャネルラインを引くことにより、ある程度反発やトレンドの終焉を予測することができます。

①上昇トレンド
青の○印がトレンドラインとして、サポートされていることが分かります。
赤○印は、レジスタンスライン(抵抗線)として機能していることが分かります。

(図:上昇トレンドライン)

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②下降トレンド
青の○印がトレンドラインとして、サポートされていることにが分かります。
赤○印は、下降トレンド中の上昇でレジスタンスライン(抵抗線)として機能しています。

(図:下降トレンドライン)

downtrendline3_usdjpydaily
上の黒○印はノイズと言って、上がると見せかけて大きく下落することになります。

遅れて入った投資家が、まだ上がるのでは無いかと買いを入れた瞬間に大きく下げていますが、これは買いオーダーのストップロス(損切り)を巻き込み、大きく下落するケースとなっています。

下の黒○印は、チャネルラインを下回り、まだ下がると見せかけて上昇しているケースとなっています。

これは、大口の機関投資家が行う手口になりますので、要注意が必要です。

 

トレンドラインとは(1)

前回トレンドの定義として、安値、高値が切り上がる傾向を上昇トレンドと言い、逆に高値、安値が切り下がる傾向を下降トレンドと言いました。

今回トレンドが出ているときの、トレンドラインの引き方について、レクチャーします。

多くの投資家で、トレンドラインを引いてテクニカル分析をしている方も多いと聞きます。

理由は実にシンプルで、一本のラインで、ある程度の反発を予測することができるからです。

逆に、トレンドラインをブレイクしたら買いまたは売りを仕掛ける場合もあります。

トレンドラインを引く場合、人によっては終値を基準に引く場合と、安値、高値を結んで引く場合がありますが、ここでは安値、高値を基準にトレンドラインを引きます。

それから、あまりノイズは考えずにトレンドラインを引きましょう。

①上昇トレンドライン
2点以上の安値を結んだラインを上昇トレンドラインと呼びます。

(図:上昇トレンドライン)

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安値を結んだラインを上昇トレンドラインと呼びます。トレンドライン付近で反発し上昇していることが分かります。

トレンドラインを下回った場合、一つのトレンドが終焉したと判断することができます。

②下降トレンドライン
2点以上の高値を結んだラインを下降トレンドラインと呼びます。

(図:下降トレンドライン)

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高値を結んだドラインを下降トレンドラインと呼びます。トレンドライン付近で反発し下降していることが分かります。

トレンドラインを上回った場合、一つのトレンドが終焉したと判断することができます。

このトレンドラインは、とても重要なので、必ず覚えてください。