移動平均線とMACDによる楽観エリアと悲観エリア

移動平均線とMACDによる楽観エリアと悲観エリアについて説明します。

(図:ドル円4時間足チャート)
raku_hikan_USDJPYH4-1

上図はドル/円4時間足をチャートを示しています。

①買いの場合の楽観エリア
MACDが0ポイントから上昇し、ローソク足が移動平均線の10MAの上にいるときは、楽観エリアとして、買いポジションを保持しても良いとされています。

MACDが頂点から下がり始め、移動平均線10MAを下に割り込み、更に20MAを下抜けて場合、買いポジションを手仕舞うと良いでしょう。

②売りの場合の楽観エリア
MACDが0ポイントから下降し、ローソク足が移動平均線の10MAの下にいるときは、悲観エリアとして、売りポジションを保持しても良いとされています。

MACDが頂点から上がり始め、移動平均線10MAを上に割り込み、更に20MAを上抜けて場合、売りポジションを手仕舞うと良いでしょう。

10MAと20MAが差が大きければ大きいほど、比較的取れやすい相場となります。

【トレンド系】トレンドの強さをみるMACD

MACDは2本の期間が異なる指数移動平均線の差を量で示したものと、シグナル線も用いたものです。
相場の周期とタイミングを捉える指標です。

MACDはダマシが少なく使いやすいので、一部根強い人気を持つ指標です。

トレンドの方向性をみるという観点から、オシレーター系指標というよりも、トレンド系指標に位置するという意見もあります。
それを証拠に、%表記ではなく通貨の価格を表示しています。

2本の移動平均線のクロスしている箇所とMACDの0ポイントは同じになっています。

MACDの0付近では、反転する可能性があります。

(図:移動平均線とMACD)

移動平均線MACDは同じ期間で表示しています。

MADCD_USDJPYMonthly

MACDによる売買サインについては、以下になります。

①買いサイン
先行するMACDが遅行する同平均(SIGNAL)を下から上に抜いた時、MACDがともにゼロのラインを上回れば、信頼度が増します。

②売りサイン
先行するMACDが遅行する同平均(SIGNAL)を上から下に抜いた時、MACDがともにゼロのラインを下回れば、信頼度が増します。

ここで保ち合い相場では、MACDの0ポイントを行き来するので、信頼性がなくなります。
トレンドが出ているときに、有効な指標となります。